貴方と私のsweet perfume

CAST小松崎ふたば

作者：おかりな

2022.08.21

よし、今日も１００点満点!!

そう思いドアを開けた。

私は小松崎ふたば！
中学２年生なんだけど
好きな人がいる。

「ふたば！　おっはよ！」

そう、この人。
ヨシトは優しくて気さくで
幼なじみなんだ。

「ふたば、今日も
いい香りだね！
さすが私の親友！」

そう言って
抱きついてきた
この子はユズ。
私の親友。

ヨシトへの恋を
応援してくれる。

でも、そんなヨシトに
片思いして５年・・・
と、道は遥か遠いけど
頑張ってます！

明日はヨシトの誕生日。

スポーツタオルと
キャンディをあげるんだ。

ちなみにキャンディの意味は
「貴方が好きです」

キャンディ特有の
甘い香りが私は大好き。

当日は休日だから
渡すのは今日。

「今日は・・・ごめん」

その一言で
辺りが苦いコーヒーの
匂いがした。

憂鬱な、土曜日を迎えた。
甘いものが欲しい。

でも、私が１番欲しいのは
ヨシトなのにっ！

ピンポーン

家のインターホンが鳴り
思い足取りで
玄関に向かった途端───

「会いたかった」

ヨシトの
甘い声がする。

好きが溢れた。

ヨシトと同時に
私はキャンディと
タオルをあげた。

ヨシトからは
チョコレートの匂いの
香水をくれた。

裏にメッセージカードが
入っていた。

チョコレートの
意味が記入してあった。

「貴方を愛します」

ヨシトはまだ顔が赤い。

そんなヨシトに
ハニーシロップの
香水をかけてあげた。

２人は今日も
とことん
甘い香水をかけて

家を出た──────

＊ｅｎｄ＊