運命の人に出会えた奇跡

CAST小松崎 ふたば小松崎 ふたば

作者:こっちゃん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.03.04

私はふたば。
もうすぐ中学3年生!





普通の中学生に
見えるかもしれないけど、
実は人魚なの!





顔が赤くなったり、
気絶するようなことがあると、
人魚の姿に戻ってしまうの。





今日は初めて学校に行くの!
楽しみだな~。













・*。・ 学校 ・。*・





ふたば「小松崎ふたばです。
得意なことは水泳です。
よろしくお願いします!」





コハナ「小松崎さん可愛い~!
仲良くしようねっ!」





ふたば「あっ、
よろしくお願いします!」





コハナ「タメ口ね」





ふたば「あ、うん」





タスク「ねえ、
ふたばちゃーん!」





ふたば「あっ、はい」





タスク「俺は、前川タスク。
よろしくね」





ふたば「うん、よろしく!」





レン「俺は、内田レン。
よろしくな」





ふたば「こちらこそ、よろしく!」





ふたば(レンくん?
どっかで聞いたことが
あるような・・・)





レン(絶対あのふたばだよな・・・)





タスク(ふたばちゃん可愛いー
狙おっかな~)













・*。・ 昼休み ・。*・





ふたば「あの2人は
どういう人?」





コハナ「タスクはちょっと
チャラいけど面白い人で、
レンは静かだけど
話す時は面白い人」





ふたば「ありがとう。
コハナちゃん」





コハナ「あっ、でも
タスクには気をつけて!」





ふたば「なんで?」





コハナ「タスクはチャラいからね。
とにかく、タスクには
気をつけてね!」





ふたば「うん・・・」





タスクくん、悪そうには
見えなかったけど・・・





私はレンと毎日一緒に
帰っている。





学校でもずっと一緒にいる。





一緒にいるうちに、
私はレンくんのことが
好きだと気づいた。





告白しようと思っている///













・*。・ 翌日 ・。*・





ふたば「実はね・・・」





私はコハナに、
レンを好きになったこと、
告白しようと思っていることを
話した。





コハナ「え~、まじで?!」





ふたば「うん///
一緒にいるうちに
好きになってた」





コハナ「そっか、
頑張ってね・・・」





ふたば「うん!
コハナに相談したら
元気が出た!」





コハナ「これからも
何かあったら相談してね」





ふたば「うん、ありがとう!」





コハナ(今さらレンのことが
好きなんて言えないなー。
なんで告白しなかったんだろ。
あれ、自然と涙が・・・)













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





ふたば「ん~、なんで
あんな高いところに
本置いてるの~!
届かないじゃん!」





タスク「大丈夫? 俺がとるよ」





ふたば「あっ、ありがとう!」





タスク「べ、別に
礼なんていらねぇよ///」





やっぱり、良い人じゃん。
コハナの嘘つき~!













・*。・ 放課後 ・。*・





レン「ふたばちゃん、
一緒にかえ・・・」





タスク「ねえ、
ふたばちゃん。
一緒に帰ろ!」





ふたば「あっ、はい!」





え? 今タスクくんが
横からレンくんの
邪魔をした気が・・・





タスクくんは
確かに話が面白い。





でも、私が求めている人とは
何かが違う・・・





タスク「ねえふたばちゃーん。
俺ん家泊まったら?」





ふたば「いや、家族が
家で待ってるので・・・
すみません!」





タスク「え~、なんで?
いいじゃん、
ほら行こ!」





ふたば「引っ張らないでください!」





あ、私このまま家に入って
人魚ってことが
バレちゃうのかな・・・





レン「タスク、やめろ!」





ふたば(あっ、レンくん!)





タスク「別にいいだろ?
お前には関係ない!」





レン「関係あるよ!
僕にとって
大切なふたばちゃんが、
襲われそうになってるんだから!」





レン「ふたばちゃん、行こ!」





ふたば「うん!」





レン「ふたば、大丈夫?!」





ふたば「レンが来てくれたおかげで
助かったよ」





レン「そっか、よかった」





レン「あのさ、
ふたばちゃんって
人魚だよね?」





ふたば「えっ、うそ、
知ってたの?」





レン「ほら、覚えてない?
小学校で仲良かったレンだよ」





ふたば「やっぱりそうだったの?!
そんな気はしてたんだよね」





レン「それでふたばが
気絶したとき、
俺が保健室に運んだんだよ。
その時に人魚だって知った」





ふたば「そうなんだ・・・」





レン「俺、小学生の時からずっと
ふたばのことが好きなんだ。
だから、俺と付き合って下さい!」





ふたば「えっ、でも私は
人魚だよ?」





レン「人魚とか関係ある?
俺は、『人魚だから好き』
じゃなくて、
ふたばだから好きなんだよ」





ふたば「実は私も
レンのことが好きなの・・・」





レン「っ///
じゃあ俺から言わせて」





レン「改めて言います。
俺と付き合って下さい!」





ふたば「はい!
喜んで///」





ふたば「あれ、顔赤いのに
人魚の姿にならない?」





レン「運命の人に
出会えたからじゃない?」





ふたば「もう~レンったら///」





こうして2人は
長年の片思いから
両思いになり、
幸せになりました。





ちなみにコハナと
タスクは・・・





タスク「フラれた同士
付き合わない?」





コハナ「うん、よろしくね」







──終わり──

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