大好きな人

CAST小松崎 ふたば小松崎 ふたば

作者:るんるん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.12.29

こんにちは。
わたしは、小松崎ふたば。





野球部のマネージャーを
しています!





そして、
その野球部には。。。





私の好きな人、
タイヨウくんがいるの。





いつも、お仕事中に
ちらっと見ちゃったりして。





きゃああ





今日も、野球部があるから
タイヨウ君を見られる!





あ、あれは
タイヨウ君じゃない?





やったー、
さっそく見られました!





うれしーな!





あ、あれ、
タイヨウ君の近くに
誰かいる。





誰かな?





私は、バックを
落としてしまった。





だって、隣にいたのは
大親友のコハナ。





しかも、それだけじゃなくて、
よく見たら、手をつないでる。





う、うそ。。。





コハナとはね、
小学校の時からずっと仲良しで、
一緒に遊んでた。





おとなしい私とは正反対で、
コハナはいつも元気で、
周りには友達がたくさんいた。





でも、いつもわたしを
1番大切に思ってくれてた。





コハナは、とっても
いい子だから





タイヨウ君が
好きになっちゃうのも
仕方ないよね。





かわいいし、性格いいし、
私より全部上じゃん。





仕方ないよ。





タイヨウ君も好きだけど、
コハナも大好きだもん!





でも。。。





涙が出てきた。
失恋しちゃった。





もうこの恋は、終わり。





それも悲しいけど、
親友のことを恨めしく
思っちゃう自分がいて、
それが、1番、いや。





今日のお仕事は、
魂がぬけたようになっちゃって、
全然集中できなかった。。















*・*・・・*・・・*・*





翌日。





今日は、野球部がないから
そのまま下校。





良かった。





タイヨウ君見たら、
また泣いちゃいそうだもん。





その時。





「ふたばーーーーー!」





後ろから
大きな音がした。





振り向いてみると、
コハナだった。





「コ、コハナじゃん。
どうしたの?」





ちょっと冷たく
言っちゃった。。





「う? 今日のふたばは
元気ないなーーー!
こちょこちょだーー!」





「やめてよ!!」





しまった。言いすぎた。





わかってるのに、
止まらない。





「もう私よりも
大切な人いるでしょ。
そっちに行きなよ。
私は、コハナがいなくても。。」





もういや





コハナの顔を見たら、
泣いて。。。





ない!





「はあ?
ふたば、何言ってんのおお?
大切な人おお?
何のことよ!」





「え、で、でも私、昨日見たよ!
コハナが、タイヨウ君と、
手、手をつないでるところ!
2人はつきあってるんでしょ?」





「え。。。。
見てたの。。?」





ほら、やっぱり
そうなんじゃない!





「ごめんね。
そんなつもり、なかったんだけど。
でもやっぱりつきあってるんじゃない!」





「たしかに
つきあってる人はいるけど、
タイヨウ君じゃない!」





「ほんげええ?」





変な声でちゃった!
今、なんて?





「私がつきあってるのは、
ユアンくんですうう!
もう、言わせないでよねえ!
恥ずかしい!」





ええええええええ!





小松崎ふたば、ただいま
混乱中でございます!





「じゃっじゃあ、
昨日私が見たのは。。」





「わたくしと
ユアンくんでした!」





「う、うそおおおおおおおおお!」





「ほんとだぜい」





た、確かに昨日見たのは
後ろ姿だけだったから、
分からなかったのかも!





ユアン君とタイヨウ君は
背は1センチくらいしか
変わらないし!





ちょ、ちょっと待って、





じゃ、じゃあ、私、
失恋してないの?





あああ、なんか
スンゴイうれしい!
涙が。。。





「ということで、ふたばさん?
あなたはタイヨウ殿が好きということが
判明いたしました!
んもーーー、ふたば、初恋じゃん!
どうして言ってくれなかったの!」





「そ、それはさあ。。んー、ごめん!
それとね、私、
勝手にコハナに焼きもちやいちゃって。。
本当にごめんなさい!
こんな心のきたない私だけど、
これからも、仲よくしてくれますか?」





「心のきたない?
そんなこと言ってくれてるふたばが、
心がきたないわけあるかあ!
私がふたばのこと大好きな理由は、
心がきれいで、とってもやさしいから
なんだからあ!」





じーーーん。。





とっても、うれしい。





また別の涙が出てきた。





「コハナ。大好き!」





「まったく、
ふたばは、かわいいなあ。
ねえ? タイヨウ君?
ずっと聞いてたんでしょ?
気づいてたんだぞー、私は!
あははは!」





え? タイヨウ君??





ふりむくと、本当に
タイヨウ君がいた。





「うん、
すごくやさしいんだな、小松崎は。
こんな心のきれいな女の子、
初めてだよ。。。」





「は、タイヨウ君?!
い、いつから!?」





恥ずかしいよお。





「コハナが、タイヨウ君と、
手、手を。。。、
っていうのが廊下から聞こえて、
気になって近づいたら、小松崎がいたんだよ。
ぬすみ聞くつもりはなかったんだけど、
小松崎がやさしくて、かわいくて、
ずっと、聞いてたよ。ごめん。
ちょっと、恥ずかしかったけどね」





今、、かわいいって言った?





「タイヨウ君、実はね、
わたし、タイヨウ君のこと」





「もう知ってるよ。
好き、なんでしょ?
俺も、だ、よ、、照
俺からいうよ。つきあってください」





「はい! もちろんです!
世界で1番もちろんです!」





タイヨウ(て、天然、、、
やっぱりかわいいなあ)





「ね、タイヨウ君!
かわいいかわいいうちのふたばを
幸せにしてやってよね!
さもなくば。。」





「こわいこわい!
言われなくても幸せにします!」





「よろしい!」





もう涙が止まらない。





今日と昨日で
何回泣いたんだろ(笑)





タイヨウ君、大好きだよ。





それと、コハナ。





あなたはいつも
私を幸せにしてくれるね。





コハナ、だああい好きだよ。





これからも、
ずっと大好きだよ。







*end*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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