恋とスマホのミステリー

CAST小松崎 ふたば小松崎 ふたば

作者:くまたん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.02.03

いつも通り、授業が終わり
休憩時間がやってくる。





私は廊下に行き、
手を洗っていた。





かほ「ふたばちゃん」





ふたば「先輩!」





振り返ると、先輩がいた。





かほ「りょうのインスタ見た?」





ふたば「見てないです」





りょうは私が今、片思いの
隣のクラスのモテ男子。





先輩が私に
スマホを見せてきた。





一見普通の投稿。





かほ「えっ、気づかないの?
これさ絶対
彼女と行ってるじゃん」





ふたば「えっ?」





写真のりょうの手元には
2個マグカップが置いてあった。





りょうは甘いものが嫌いなのに、
ショートケーキが置いてある。





かほ「これは、嫌な恋の
においがしますな~」





ふたば「うんうん」





もし本当に、りょうに
彼女がいたら・・・





次の休憩時間で
学校のトイレに行き、
LINEをした。





ふたば「急なんだけどさ、
りょうって彼女とかいるの?」





するとすぐに返事がきた。





りょう「いないけど、なんで?」





でも直接聞きたいと思い、
りょうを探した。





どこにもいなかったので
りょうと同じクラスの
こはなに聞くことにした。





ふたば「りょうって
どこにいるか知ってる?」





こはな「あっあー、わかんない」





ふたば「そっか」





こはなは、なんだか
にやにやしていた。





ふたば「今日は気分いいんだね」





さては、好きな人から
LINEが来たか?





こはなはスマホケースが
表に見えるようにして
机に置いていた。





そして手で
そのスマホを隠した。





ふたば「ん? それって・・・」





こはな「じゃ、授業始まるから、
またね」





ふたば「あっ・・・」





こはなは勉強道具を持ち
教室へと出ていった。





さっきのスマホ、
こはなのじゃない。





りょうのスマホだ。





なんでこはなが。





さっきの返信は
りょうじゃなくて
こはななのかな。





私は昼休みに
またトイレにこもり、
LINEを開いた。





りょう「今日こんなやりとりしたっけ?
ま、彼女いないのは本当
昨日の俺のインスタ見た?」





と、書かれてあった。





やっぱり、
さっきの返事は
こはなに間違いない。





そして、その下にも
メッセージが書かれてあった。





りょう「昨日、こはなに
カフェ誘われて
行ってきたんよ」





・・・こはなは
りょうのこと、好きなんじゃ。





りょう「ふたばは好きな人いる?」





ふたば「いるよ」





りょう「どんな人?」





私もアピールしなきゃ、と思い、
私は縦読み告白に挑戦した。





「りあくしょんが」





「よくて」





「うさぎみたいに可愛くて」





「がくねん違っててもわかるんだ」





「すごく優しくて」





「きれい好き」





(りょうがすき)





でも、既読にすらならない。





なので直接
言いにいこうと思った。
私の気持ちを。











* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





放課後。





今度は誰もいない教室の
はじっこでLINEを開く。





ふたば「りょうは好きな人いるの?」





と、送った。
既読が一気につく。





りょう
「おれの好きな人? いる。
 まぁ、当ててみて」





ん~誰だろ。





ふたば「こはなかな」





りょう「え、ちがうんだけど」





私は悩んだ。





りょう「がんばって~」





ふたば「もう少しヒントちょうだい」





すると、数分後に
メッセージが来た。





りょう
「すごく優しくて
 きれいな子」





かほ先輩かな。
優しくてきれいな子か。





ふたば「はぁ」





私じゃないのかぁ。





初恋これで終わりか。





気持ちも伝えられないまま?





そんなの嫌だ。





ふたば、りょう「だから、たーてーよーみー!!!」





ふたば「えっ」





りょう「は?」





2人は教室を出て
廊下であった。





りょう「LINE見た?」





ふたば「うん。
あのさ、実はこれ、
縦読みなんだよね」





りょう「いや、俺も縦読み」





私はスマホを見た。





ふたば「あっ」





りょうは好きな人いるの?
って、聞いたところからじゃん。





お、
ま、
え、
が、
す、
き。





さっきの合わせたら
おまえがすきだ、ってこと?





ふたば「本当?」





りょう「(笑)うん。
ふたばも本当?」





りょうは少し
照れ臭そうに言った。





ふたば「うん」





りょう「じゃあ改めて・・・
俺も、ずっと好きでした。
付き合ってください!」





ふたば「はい!」





2人はネットがきっかけで
幸せに付き合いました。







*end*

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