猫の日～ネコのコスプレ!?～

CAST小松崎ふたば

作者：ネコLOVE！

2024.03.01

私はフタバ！
実は、好きな人がいる。

学年一の人気者ハルトくん！

とても地味な私にも
優しくしてくれて
好きになってしまった。

突然ですが、
もうすぐ猫の日！

私の住んでいる町では
毎年猫の日に
『にゃんにゃんフェスティバル』
というのがある。

そこではネコのコスプレが
無料でレンタルできて、
そのコスプレを着て
好きな人に告白すると
一生結ばれるというジンクスがある。

私は、猫の日に
告白しようと思っている、、、

でも、ネコのコスプレなんて
恥ずかしいよ～///

・＊。・　数日後　・。＊・。

コハナ「んで、どーするの？
告白！」

この子は、コハナ！

コハナは、ハルトくんと
幼馴染みで
ハルトくんの好きなものや、
趣味とか教えてくれる大親友!!

コハナも猫の日、
リョウに告白するらしい。

フタバ「でも、コスプレなんて
恥ずかしいよ～。
私なんて絶対に似合わないし、、、」

コハナ「『私なんて』は禁止用語！
フタバは可愛いから大丈夫！
思いきって告白してこい！」

フタバ「だってコハナは
そーゆーコスプレとか似合うから
そういうことが言えるんだよ！」

コハナ「じゃあ、告白しないなら
フタバと絶交しようかな～（笑）」

フタバ「告白します!!」

コハナ「言ったな～!!」

フタバ「あっ」

コハナ「まあがんばって！
うちもがんばるから」

フタバ「うっうん、、、」

コハナ「でも誘うとこからだね、、、
にゃんにゃんフェスティバル！」

フタバ「あっ忘れてた、、、
告白のことしか
頭の中に入ってなかった、、、」

コハナ「あっ！
ちょうどいいとこに！
ハルトー！
フタバが言いたいことあるから
ちょっと来ーい！」

ハルト「はーい！　どーしたー？」

（ちょっとコハナ!?）

するとコハナが
「今、言っちゃえ」
と、口パクしながら
アイコンタクトをとった。

ハルト「フタバ？　どうしたんだ？」

フタバ「あっあの！
にゃんにゃんフェスティバル
一緒に行きませんか？」

よし、言った!!

ハルト「もちろん！
一緒に行こーぜ！
駅前集合な！
またあとでー」

コハナ「マジよかったじゃん！」

フタバ「コハナありがとー」

２人でニコッと笑い合った。

・＊。・　猫の日当日　・。＊・。

ヤバい、
緊張してきた。

ピロンッ（LINEの音）

コハナ〈今日がきたね！
互いがんばろっ〉

フタバ〈やっぱ無理だよ～〉

コハナ〈じゃあ絶交、、、（笑）〉

フタバ〈告白します～絶交はやだ！〉

コハナ〈嘘だよー（笑）
そんなに告白心配なら
ハルトと待ち合わせの３０分前くらいに
うち来ない？
ヘアアレンジとかメイクしてあげる！〉

フタバ〈嬉しい!!　おねがい！〉

コハナ〈おっけ！〉

・＊。・　コハナ家にて　・。＊・。

フタバ「おじゃましまーす」

コハナ「どうぞ～早く早く！
時間なくなるよ！」

フタバ「お願いします！」

私はコハナに、可愛い系の
ピンクメイクをしてもらった。

フタバ「ありがと！」

コハナ「めちゃかわいいよ！
がんばって！」

フタバ「うん！
じゃあ行ってくる！」

コハナ「いってらっしゃい！
うちは、待ち合わせの時間まで
まだあるから家にいるね！」

・＊。・　駅前にて　・。＊・。　

フタバ「お待たせしましたー！」

（私服姿、、、///）

ハルト「大丈夫！
今来たとこ！
じゃあ行こっか～」

・　にゃんにゃんフェスティバル会場にて　・

今年も混んでるなー。

そう、去年は
コハナと来ていた。

そのときは、地味な自分が
恋するなんて思ってなかった。

フタバ「ハルトくん！
あのネコドームの前で
ちょっと待っててもらっていい？」

ハルト「???　オッケーー！」

あった！
コスプレ貸し出し所！

よし、
このコスプレに、
猫耳つけて、、、

フタバ「ハルトくん！
ごめん！
待たせちゃって、、、」

ハルト「えっ！」

（かわい、、、///）

フタバ「いつも優しくしてくれる
ハルトくんが好きです！
付き合ってください!!」

言えた、、、

ハルト「俺もみんなが見てないところで
努力したり、思いやりがある
フタバが好きだ！
こんな俺だけど
付き合ってくれ！」

フタバ「はいっ！」

ハルト「あと、
コスプレかわいいよ///」

フタバ「ふぇっ（照）」

フタバ・ハルト「ふふっ（笑）」

私たちは
見つめあって笑った。

フタバ・ハルト「よろしくお願いします！」

それから私たちは毎年
にゃんにゃんフェスティバルに
行っています！

私たちの最高の記念日
一生忘れないっ！

みんなは
猫の日どうだった？

良かったら教えてね!!

おまけ（コハナ見事告白成功ですっ！）

―ＥＮＤ―