私の恋を叶えてください、恋の家政婦さん。

CAST小松崎 ふたば小松崎 ふたば

作者:あんバターねこトースト

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.08.13

ある日、
私は恋に落ちた。





相談なんて
しないつもりだった。





「恋」の家政婦に
出会うまでは。









* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





私、フタバ。





ニコラ学園に通う
中学3年生。





ごく普通の
どこにでもいるような女の子。





恋には興味があるけど・・・





恋をしたことがない。





・・・男の子が苦手だから。





今日も、つまらない1日が始まる。





そう思っていた。













・*。・ ニコラ学園 ・。*・





フタバ「おはようございます」





ミユウ「あ、フタバ!
おはよっ!」





ミユウは、私の親友。
クラスで1番の人気者。





ミユウ「やっぱ、
100年に1人のイケメンは
最高だよね!」





フタバ「そうかな?」





ミユウ「フタバだって
100年に1人の
美少女なんだから
共感できるでしょ?」





フタバ「う~ん・・・
なんとも思わないかな」





ニコラ学園では
100年に1人、
イケメンと美少女が通うらしい。





そのイケメンがレン君で、
美少女が私・・・らしい。





レン君は、クラスの人気者で
イケメン。





だから、すごくモテるみたい。





もちろん、
ミユウも好きだそう。





ミユウ「でもさ、
フタバもモテるでしょ?」





フタバ「まぁ、そうだけど・・・」





本当は、モテたくないけどね。





だって、男の子
怖すぎだもん。





ミユウ「フタバも好きな人が
できればいいのに・・・」





フタバ「私はいーの」





恋には興味あるけど。













・*。・ 放課後 ・。*・





フタバ「今日も疲れた~」





ポロッ





レン「落ちたよ」





あ!
私のキーホルダー!





フタバ「あ、ありがとうございます」





レン「じゃ」





レン君は、後ろを向いて
手を挙げて帰って行った。





どうしよう、
すっごく耳が熱い。





すっごく
ドキドキしてる。





これが・・・恋?













・*。・ 家 ・。*・





フタバ「ただいま」





ママ「おかえり、話があるの」





ママによると、
お世話になっていた家政婦の
レイナさんが体調を崩して
長期間、休むことになったそう。





その間、他の家政婦さんが
来てくれるという。





しかも、今日から。





ママ「家政婦のミオコさんよ」





ミオコ「家政婦のミオコです。
よろしくお願いします」





フタバ「よ、よろしくお願いします」





なに!? この人!?
めっちゃ美人!!





ミオコ「フタバさん」





フタバ「は、はい」





ミオコ「恋の家政婦だから、
いつでも相談してね」





耳元で私にささやいた。





恋の家政婦って
どういうことー!?













・*。・ 次の日 ・。*・





ミオコ「おはようございます。
フタバさん」





フタバ「お、おはようございます」





どーしよ。
昨日のことが気になりすぎて
動揺しちゃう。





ミオコ「朝ごはん、できていますよ」





フタバ「ありがとうございます」





ちょ、ちょ、ちょっと待って!





朝ごはんが
私の好きなものばっかり
なんだけど!?





フレンチトースト、
トマトのハチミツがけ、
いちご・・・ってなんで!?





しかも、すっごくおいしい!!





フタバ「!?」





ミオコ「もしかして、朝ごはんが
お口に合いませんでしたか?」





フタバ「いえ、
私の好きなものばかりで・・・
すごく美味しいです」





ミオコ「それならよかったです」





・・・この人、
ただ者じゃない。





もしかして本当に
恋の家政婦なの?





それとも・・・





ミオコ「悩みごと、ですか?」





フタバ「え?」





ミオコ「なにかお考えのようで」





バレてるー!





フタバ「・・・本当に
恋の家政婦、なんですか?」





ミオコ「はい、そうですよ」





この人なら、私の恋を
叶えてくれるかもしれない・・・





フタバ「私の恋を叶えてください!
お願いします!」





ミオコ「その言葉を待っていました」





なぜかカーテンから
ミユウが出てきた。





フタバ「ミユウ!?」





ミユウ「やっぱりね。
フタバが
恋をしないわけないもん!
私、全力で応援するよ!」





フタバ「ミユウ・・・ありがとう」





ミオコ「では、作戦会議、
というところでしょうか」





ミユウ「じゃあ、今度一緒に
おでかけとか?」





フタバ「絶対無理!」





ミユウ「じゃあ、今度・・・」





フタバ「絶対無理!」





しばらく
この状態が続いて・・・





ミユウ「あー! もう!
全部無理じゃない!」





ミオコ「ミユウさん、
落ち着いてください」





フタバ「あー、
私が男の子が
苦手じゃなかったら・・・」





ミオコ「では、もう
告白すればいいのでは?」





ミユウ「確かに!
男の子に慣れるためだと
思ったら、
いけるんじゃない?」





フタバ「いや、絶対・・・」





ミオコ「いけると」





ミオコさんが
私が無理っていう前に
いけるっていった!?





ミユウ「よし、練習だ!」





フタバ「そんなぁ・・・」





ミオコ「助っ人呼びます」





ミオコさんは
電話をかけ始めた。





ミオコ「すぐ来てくれるそうです」





フタバ「それって、
誰なんですか?」





ミオコ「秘密です。
あと、ミユウさん、
ちょっとこちらへ」





ミユウ「あ、おっけーです」





なにやらミユウは
来る人が分かったようで
にやにやしながら
奥の部屋へ入った。





そこに、続けて
ミオコさんも入って行った。





・・・私になにをしろと??





ピンポーン





あ、誰か来た!





フタバ「はい。
こんにち・・・」





ドアを開けると
そこにはレン君!?





フタバ「れれ、レン君!?
どうしたの!?」





レン「いや、こっちが聞きたいよ。
なんか親が、フタバの家に
忘れものしたとか言っててさ」





絶対、ミオコさんだ!





でも、せっかくチャンスを
作ってくれたんだ。





言わないと!
私の気持ち!





フタバ「多分、
忘れものはないと思うよ」





レン「そうか、サンキュ」





フタバ「あの!」





レン「ん?」





フタバ「好きです!
その・・・」





レン「付き合ってください、ね?」





フタバ「!」





レン「俺もフタバのことが
好きだよ。
でも、これは俺に言わせて。
付き合ってください」





フタバ「はい//」





ミユウ「おめでと!」





フタバ「ありがとう、ミユウ!」





ミオコ「おめでとうございます」





フタバ「ありがとう。
恋の家政婦さん」





私はこれから
100年に1人の
イケメンさんと一緒に
幸せな1日を過ごしていきます!







―END―

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