好きって言ってみて

CAST小松崎ふたば

作者：瑠彩菜

2023.12.13

私はふたば。
ニコラ学園の中学３年生！

今日は、
席替えがあるんだっ！

どこになるかな・・・？

先生「順番にくじ引いてね～」

私もくじを引いて、
番号を確認。

ふたば「２８番・・・
やった、窓側の席だ！」

先生「みんなくじ
引き終わったかなー？
じゃあ、移動してねー」

・・・あ。隣の席・・・
岬くんだ。

岬くんとは、
ニコラ学園１モテる男の子。

こんな人と隣とか
気まずすぎだよ・・・

岬「小松崎さん」

ふたば「はいっ、!?」

岬「あはは、
いい返事だね。
隣、よろしく」

ふたば「あっ・・・うん、
よろしくっ」

わぁぁ～、
女子からの視線が痛い・・・っ。

＊+：　。・。　。・。：+＊＊+：　。・。　。・。：+＊＊+：

英語の時間

先生「じゃあ、
隣の人とペアになって
何か話してね～」

岬「Can you read this sentence?
（あなたはこの文を
読むことができますか）」

ふたば「Yes,I can.
（はい、できます）」

岬「Prease read this sentence.
（この文を読んでください）」

ふたば「I love you.
（私はあなたを愛しています）」

岬「Thank you.（ありがとう）」

ふたば「Why are you smiling？
（なんで笑ってるの）」

岬「Because I’m happy.
（嬉しいから）」

ふたば「Why are you happy？
（なんで嬉しいの）」

岬「Because you said you love me.
（君が僕のことを
好きって言ったから）」

ふたば「あ・・・///」

岬「笑笑」

はめられた・・・

でも、なんで私に
好きって言わせたんだろ・・・？

ふたば「ねぇ」

岬「なに？」

ふたば「さっき・・・なんで
私に好きって言わせたの、？」

岬「ん～・・・
そのまんまだよ、？ｗ」

ふたば「・・・っ///」

岬「顔真っ赤～」

ふたば「うるさい、！」

＊+：　。・。　。・。：+＊＊+：　。・。　。・。：+＊＊+：

心花「ふたば、最近岬くんと
仲いいけど
そこんとこどうなの？」

ふたば「どうも何も・・・」

心花「え～、絶対なんかあると
思ったのに～」

ふたば「ななな何もないヨっ・・・!?//」

心花「今！
怪しかったっ、
なんかあるんでしょ、
言いなさい！ｗ」

ふたば「・・・実は・・・」

観念して私は心花に
さっきあったことを言った。

心花「それ、絶対
好きだからじゃん!!」

ふたば「えぇぇ・・・
絶対からかってるだけだって・・・
だってこんな私を
相手にするわけないじゃん・・・？」

心花「『こんな私』じゃないよ！
ふたばのあだ名、知らないの？
『天使』だよ?!」

ふたば「天使じゃないし・・・っ」

心花「絶対岬くん
ふたばのこと好きだよ！」

ふたば「そうなのかな・・・」

心花「絶対そうだって！」

心花には
そう言われたけど・・・

違うでしょ、ｗ

こんな私に限って
そんなことあるわけ・・・

＊+：　。・。　。・。：+＊＊+：　。・。　。・。：+＊＊+：

岬（LINE）「今度の土曜って
空いてる？」

ふたば（LINE）「空いてるよ」

岬（LINE）「じゃあ、ニコラ公園の
イルミネーション見に行こうよ！」

そんなことあった・・・

＊+：　。・。　。・。：+＊＊+：　。・。　。・。：+＊＊+：

ふたば（LINE）「心花!!
どうしよう・・・
岬くんにイルミネーション
見に行かないって
誘われちゃったよ～っっ」

心花（LINE）「ええっ、まじ!?
絶対行きなって！」

ふたば（LINE）「うん・・・」

〈土曜日〉

岬「やっほ～」

ふたば「や、やっほ～」

岬「じゃあ行こっか」

ふたば「う、うん！」

どうしよ・・・
クラスの誰かが見てたら
絶対何か言われる!!

大丈夫かな・・・

岬「小松崎さん？」

ふたば「な、なにっ？」

岬「いや、
ボーッとしてたから」

ふたば「・・・ごめん」

岬「大丈夫だよ。
てか、人多いから
はぐれそう」

キュウッ
（手を繋ぐ）

ふたば「!!??」

岬「こうした方が
はぐれなさそうじゃない？」

ふたば「わあっ、綺麗・・・！」

岬「ね」

ふたば「誘ってくれてありがとう・・・！」
（満面の笑みで）

岬「っ・・・
ねぇ、小松崎さん」

ふたば「何・・・？」

岬「僕は君が好きです。
付き合ってください」

ふたば「う、嘘・・・」

岬「嘘なんてつくとおもう？」

ふたば「・・・」

岬「返事は、？」

ふたば「・・・はいっ、！」

私も、好きだよ。

多分、君に
「I love you」
って言う前から、ずっと・・・

＊ｅｎｄ＊