今日も推しに恋する

CAST小松崎ふたば

作者：オレンジヨーグルト

2023.02.04

私、小松崎フタバです。
中学３年生！

今日は、何と、何と、
推しに合える日！

何回も応募して
やっと・・・

嬉しすぎる。

私の推しとは、
大人気ボーイズグループ
メンバーの宮本龍之介君！

ダンスが上手で、
王子様みたいな笑顔が最高!!

初めて龍之介君に
会うから・・・
可愛いって思われたい！

だから・・・

巻き髪ハーフツインに
ピンクリボンを付けて・・・
ガーリーな雰囲気のメイクをして、
リボンのイヤリングと
ペンダントして・・・
可愛いワンピースを着て・・・
よしっ！　準備ＯＫ！

いつもよりは・・・
可愛い・・・かな？

私は推しがいる
LIVE会場に行った。

＊．．．・・・＊．．．・・・＊

あぁ～龍之介君、
最高だった！

もちろん他の皆も!!

感動だし、圧巻だった・・・！

「今からファンサ当選会を
始めます」

あっ！　そうだそうだ
油断してはいけない。

龍之介君と２０分間も
お喋りできる
ファンサがあるんだった・・・！

当選するのはたった１０人!!

LIVEにきた人に１枚ずつ
（自分の推しを指定できる）
配られたんだけど・・・

１万人くらいいるよね？

でも！
推しに対する気持ちは
誰にも負けない!!

祈るような気持ちで
スタッフさんを見つめた。

「・・・以上
当選会を終わります。
当選者の皆さんは・・・」

落ちた・・・だと？
・・・最悪だぁ・・・
徳不足とか？
まぁ１万人以上いるしね・・・

「キャー！
龍之介君だ!!」

「カッコいい!!」

そんな女の子たちの
声が聞こえて顔を上げた。

「ファンの皆、
LIVE来てくれてありがとう。
もしよかったらまた来てね」

龍之介君が笑顔で言って
場を立ち去った。

ファンサに落ちちゃった
ファンに対する神ファンサ!!
気遣いが過ごすぎる・・・！

それに近くでみると
よりカっ・・・
カッコよすぎる。
同じ人間・・・？

あぁカッコよすぎる・・・
ずっと応援する・・・

「やっぱり・・・好きだわ」

また推しが大好きになる
ファンなのでした/////

～Ｆｉｎ～