もうダメなのかな。

CAST小松崎ふたば

作者：ポメkマイク

2023.02.25

「nicola公園に来てください」

手紙をこっそり
彼の靴箱の中に入れた。

恥ずかしかったから
匿名で。

字形で私だってわかると
思ってた。

でも、彼は
きてくれなかった。

この恋は叶うと
信じていた。

「もうダメなのかな。。。」

これは、私、
小松崎フタバが
初恋したときのお話。

＊．．．・・・＊．．．・・・＊

あれは６年生のとき。。。

フタバ「今日もルワくんが
まぶしいっ」

ゆなな「フタバ、
めっちゃ恋してるっ！」

コハナ「そして、めっちゃ
わかりやすい」

こんな感じで
めちゃくちゃ恋していた。

ゆなな「そーいえば、
もうすぐ
バレンタインだねぇ。。。」

コハナ「この機会に
ルワくんに
チョコ渡してみたら？」

３人「。。。」

フタバ「えええええぇぇぇ!?
ムリムリムリムリ!!
好きバレするでしょ、
緊張するでしょ、
ルワくんに振られたら
多分私死ぬし、不器用だし、
チョコうまく作れないし、
どーしよおおおおおおおお!!」

ゆなな＆コハナ（いや、
声大きいし、話し過ぎだし、
絶対ルワくんに
聞こえてる。。。）

こんな日々が続いて、
結局私はルワくんに
チョコレートを
渡すことになった。

そして、こんな計画をした。

・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:・

１、まず手紙を彼の靴箱に入れる。
（サプライズなので、匿名で！）

２、手紙には、
「学校が終わったら
nicola公園にきてください。
１人できてください。
私も１人で行きます」
と書く！

３、ルワくんがnicola公園に来たら、
チョコレートを渡して告白する！

・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:・

こんな感じで
計画は進められていた。

＊．．．・・・＊

昼休み。。。

フタバ「本当に
成功するかなぁ???」

ゆなな「大丈夫！
手紙見てたの私見たよ！」

コハナ「絶対成功する!!」

フタバ「うん！　頑張る！」

でも、告白は
成功しなかった。

なぜなら、ルワくんは
公園に居なかったから。

時間を過ぎても
公園待っていると、
小雨（こさめ）が降ってきた。

悲しい。

私は泣きながら
必死で家に帰った。

誰にも泣いているのが
バレないようにしながら。。。

次の日、悲しくても、
やっぱり悔しくて
諦めきれない私は

彼の靴箱に
この手紙をおいた。

・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。

ルワくんへ

伝えたいことがあります。
私が６年生になったとき、
私はコミュニケーションが苦手で、
友だちができませんでした。
「もうこのクラスに居なくてもいい
存在なのかもしれない」
そう思ったとき、ルワくんを見るだけで、
私はとても救われました。

そしておかげで
２人の素敵な友達ができました。

だからこそこれからも
私のヒーローでいてほしいです。

付き合ってください。
　　　　　　　　　　　フタバより

・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。

その返事は、帰るとき
私の靴箱に入っていた。

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フタバへ

俺からも付き合ってください。

　　　　　　　　　ルワより

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なんと、私の恋は
実ったのだった。

今までありがとう！

一生大好き！　愛してるっ！

＊ＥＮＤ＊

ちなみに、ルワくんが
公園に来なかった理由は、
私以外の子が告白するんだと思って
わざと来なかったらしい。

もしかしてもとから私のことが。。。。。