ピンク色の教室

CAST小松崎 ふたば小松崎 ふたば

作者:いちごミルク

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.03.28

こんにちは!
私は、小松崎フタバ、
中学3年です!





「おはよーフタバ!
一緒に学校行こ!」





「うん! おはよう!
太陽ー!」





登校中、幼なじみの
犬飼太陽に
声をかけられた。





「私も一緒にいい?」





そう言ってきたのは、
学年一可愛い、
中山アヤカちゃんだ。





噂によると
太陽が好きとか・・・
まぁ、噂だけど!













・*。・ 教室 ・。*・





「フタバ~おはよう!」





そうかけ寄ってきてくれたのは、
親友の林ミオコ。
元気で可愛い。





「おはよう~。ミオコ~」





「それにしても、相変わらず
太陽君の人気スゴいね」





ミオコは、
太陽に視線をうつす。





いい忘れていたけど
太陽は、イケメンで
スポーツが上手なので
女子に大人気!





「2人は、
付き合ってないの?」





ミオコが、コソッと
聞いてきた。





「そんなわけないよ!」





私と太陽は、
タダの幼なじみだし!





太陽との関係を
否定したものの、
何だか胸が
モヤモヤしていた。













・*。・ 次の日 ・。*・





そうおもいながら
歩いていると・・・





あっ、太陽!





私は声をかけようとした。





「太陽君のことが好きです!
付き合ってください!」





そう太陽に告白している・・・
中山アヤカちゃんを
みてしまった。





モヤッ・・・





私は、全力で
その場所から駆け出した。





太陽の返事を
聞きたくなかった。





きっと、太陽は、
OKするんだろうなぁ・・・





そう思うと
余計苦しくなった。





私は、いつも隣に
太陽がいてくれて、
それが普通になってた・・・













・*。・ 放課後 ・。*・





教室がオレンジ色に
染まっていた。





あぁ・・・
今日は、あんなところを
みてしまった。





ガラガラッ・・・、





扉が開いた。





「今日、太陽君に
告白したんだ」





中に入ってきた
アヤカちゃんが
そう言った。





「・・・そうなんだ」





なんて言えば分からず
そう答えた。





「フタバさんって、
太陽君の
幼なじみなんだよね?」





「・・・うん」





「でも残念だなー。
もう、太陽君は、
私のだから」





「あと、もう太陽君に
近づかないで?」





そう言いはなって
アヤカちゃんは、
帰っていった。





私なんかが
太陽と関わらない方が
いいのかな・・・?





それに、太陽、
告白OKしたんだ。





心のモヤッの正体
分かったも・・・





私、太陽が好きなんだ。





今まで普通だった太陽が
隣にいてくれたのが。





でも、今更気づいても遅い。













・*。・ 次の日 ・。*・





「おはよ! フタバ!」





「・・・おはよう太陽・・・」





「どした? 元気ない?」





「おはようー!! 太陽君!
一緒に登校しよ?」





「ああ、アヤカちゃん」





私は、その場から逃げた。





2人の邪魔しちゃいけない!





「あ! フタバー!
って、どした?」





「ミオコ・・・」





ミオコに私は、
今までのことを話した。





「そっか・・・
でも本当に、2人が
付き合ってるかどうか
分かんないんでしょ?」





「うん・・・」





「もしかしたら、
アヤカちゃんが勝手に
言ってる場合もあるし、
フタバの気持ち
伝えてみれば?」





「言わないと
何も伝わらないよ!」





「・・・!」





確かに・・・













・*。・ 放課後 ・。*・





昨日アヤカちゃんと話した
場所に来た。





教室は、ピンク色に
染まっている。





「フタバッ! 探したよ!」





「え? どうして?」





太陽が
私の目の前に来た。





「言いたいことがあって・・・」





「言いたいこと、?
アヤカちゃんのこと?」





おもわず
そう言ってしまう。





「付き合ったんでしょ。
おめでとう!」





なるべく
明るい声で言う。





「付き合ってないよ」





「・・・本当?」





えっ・・・?
どゆこと?





2人は・・・?





「昨日告られたけど、
断った」





「そ、そうなんだ」





「それで・・・
言いたいことって?」





「俺・・・
フタバが好きです!
付き合ってください!」





「え!?」





驚いた。





私のことを太陽が・・・
好き?





ミオコの言葉を
思い出す。





「言わないと
何も伝わらないよ」





言わないと
伝わらない。





もちろん
太陽にも・・・





「私も!
好きです!」





教室が
より濃いピンクに
染まった。







~end~

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