前髪命ちゃん、恋をした。

CAST小松崎 ふたば小松崎 ふたば

作者:りんか

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.06.09

やっほー!
私、小松崎ふたば。





かの有名な名門校、
ニコラ学園に通っている
ダンス部の部長!











・*。・ 朝 ・。*・





お母さん「ふたば、
また前髪?
それはあとにして
早く朝ごはん
食べちゃいなさい」





私「ちょっとだけ、
あともうすぐでできるから!」





私はいつだって
前髪命のアイドル前髪。





この分け目、巻き具合、
絶対完璧じゃないとダメ。





ついでに涙袋も
時間かけるよ/////













・*。・ 30分後 ・。*・





私「よし!
完璧な前髪、
涙袋も超ぷっくり!
ビジュ良すぎ!」





お母さん「はいはい、
可愛い可愛い。
それより朝ごはん!」





私「は~い!」





お母さんに言われて
急いで朝ごはんを食べる。













・*。・ *・。 *・ *・





私「行ってきまーす」





爽快な青空に
わたあめみたいな
雲が浮かんでいて
うっすらと
虹がかかっている。





写真を撮ったら
映えそうだなぁ。





なーんて思いながら
スマホを取り出そうとした時。





しゃのん「ふたばちゃん、
おはよう!
めっちゃ今日
ビジュいいね/////」





みゆう「ふたばおはよう!
あれっ、超かわいいじゃん」





1つ年下の、
しゃのんとみゆう。





一軍女子で、
私のいつめんのメンバー。





私「しゃのん、みゆう、
おはよう/////」





こはな「ふぅちゃん!
しゃのんとみゆうも!
おっはー!」





そう、私、しゃのん、
みゆう、こはなはいつめん。





いつだって1番に相談できる、
唯一無二で
個性バラバラなメンバー!













・*。・ 学校 ・。*・





?「ふたばちゃんだ!
かわいい」





?「あの有名ないつメンの
ひとりの?」





?「きゃーかわいいいいいい!!!!!」





知らない人が
たくさん声をかけてくる。





ゆあん「ふたば、あのさ、
ちょっと来て」





ゆあんだ。
なんだろ、、、













・*。・ 体育館裏 ・。*・





ゆあん「ふたば、
今日めっちゃ可愛いね。
・・・ずっと前から
ふたばのこと好きだったんだ。
あのさ、! 俺と、
付き合って、ほしい・・・」





人生7回目の
告白をされた。
うれしい。





・・・・・・・・・・
・・・だけど、返事は、





私「ごめんね、
ゆあんとはずっと、
友達でいたい」





毎回返事は同じ。
生まれて十何年、
一度も恋をしたことがない。





そういう体質なのかな?





告白されるたびそう思う。





ゆあん「そうか、・・・ごめん」













・*。・ 放課後 ・。*・





私「ステップをもっと
細かく刻んで!」





「もっと曲に合わせて!!」





放課後、
私は告白を振って
くよくよしてはいられない。





大大大好きな部活があるんだ。





部員「お疲れ様でしたー!」













・*。・ ・*。・ *・。 *・





電気を消して、
部室をあとにする。





「5.3秒!
今井、すごいぞー!!」





グランドから
声が聞こえてくる。





陸上部だ。





・・・・・・・・っていうか
5.3秒?!





私は窓から
グランドを見る。





*・゜゜・*:・ 。
・・・:*・わぁ’・*:・ 。
・ ・ 。・:*・゜゜・*





汗を流した男子が、
うれしそうに、幸せそうに
笑っている。





私「ぁ・・・」





目があった。
その男子と。





なんとも言えない、
甘酸っぱい気持ちが
胸に広がる。





初めて体験した、
この想い。





もしかして・・・!
もしかして・・・!
私・・・!





私「ぐ、ぐずぐずしてないで
帰らないと」













・*。・ 帰り道 ・。*・





はーぁっ・・・
今井君っていう子、
かっこよかったな・・・





あの、目があった瞬間、
瞳が揺らいだ。





運命っていうか・・・





今井君「小松崎ーっ!」





えっ!?
ぃ、今井君が
私を呼んでいる!?





足の速い今井君は
すぐに私に追いついて。





今井君「はいっ、鍵。
あっ、ていうか
分かんないね、
俺、今井ハルト。陸上部。
落とし物届けにきたよ」





なんだか、夢みたい・・・





近くで見た今井・・・
じゃなくてハルト君は





すっごくかっこよくて。
優しくて。





私「ぁ・・・
私、小松崎ふたば。
ハルト君、鍵ありがとう。
家帰れないとこだった笑
それにしてもすごいね!
5秒なんて! 見てたよ」





いつものあざとい感じで
言ってみる。





ハルト「ありがとう。
めっちゃうれしい。
目合っちゃったねー」





にっこり笑うハルト君。





絶対、





絶対。





私は恋をした。







私「ハルト君!
ハルト君の走る姿を見て、
一目惚れしました!
好きです、付き合って、」





ハルト「待って、俺がいう。
付き合ってください」







*end*

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