交換日記に残した思い ~私からあなたに向けて最後のメッセージを~

CAST小松崎 ふたば小松崎 ふたば

作者:アサツユの雫

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.04.13

こんにちは! 私はフタバ。
ニコラ高校に通っている。





実は私、好きな男の子がいるの。
名前は、犬飼太陽君。
笑顔が素敵な男の子。





私、太陽君に
告白したいと思ってる。





でも・・・出来ない。





だって私、大きな秘密を
抱えているから・・・













*** 学校にて ***





フタバ(今日も太陽君と
沢山話せるかな・・・?)





太陽「わっ!
(フタバを驚かせる)」





フタバ「キャ!!
び、びっくりしたー」





太陽「ふふ、
今日もどっきり大成功!」





フタバ「毎日同じことされてるのに
毎回びっくりするなあ~」





太陽「ねえ、フタバ」





フタバ「(名前で呼んでくれた!
嬉しい!)何?」





太陽「今日の放課後、
体育館の裏にきて?」





フタバ「う、うん・・・」





どうしたのかな?
太陽君、すごく真剣な顔・・・





もしかして、告白!?
・・・なんてね///













*** 放課後の体育館裏にて ***





フタバ「太陽君、お待たせ!」





太陽「///」





どうしたのかな?
太陽君、すごく
緊張してるみたいだけど・・・





太陽「おおおおお、俺、
フタバが好きだ!
俺と付き合ってください!!」





フタバ「えっ?
ええええええええ!?」





ストレート!
えっ、私、
太陽君に告白された!?





フタバ「うそ・・・」





太陽「本当」





フタバ「私もだよ・・・」





太陽「えっ!?」





フタバ「私も太陽君が好き!
返事はもちろんYES!」





太陽「ほんとか!」





フタバ「うん!」





そうして私たちは
カップルになり、
交換ノートを
始めることにしたんだ。





でも、そんな矢先に・・・





太陽「フタバ、今日は
どこでおひるごはん食べる?」





フタバ「・・・
(体が重い。息が苦しい・・・
もしかして・・・!)」





バタリ。
私はその場に倒れこんだ。





太陽「フタバ? フタバ!?
嘘だろ・・・せ、先生!
フタバが・・・!」





太陽君のその声を最後に
私の意識は途絶えた。













*** しばらくして ***





フタバ(なんだろう、体が軽い)





太陽「フタバ・・・
なんで死んだんだよ・・・!」





フタバ(そっか、
私、死んだんだ・・・
そうだ!)





フタバ「太陽君! 日記、
交換日記を見て!」





太陽「なんだろう、
フタバの声が聞こえる。
交換日記?」





太陽君が
交換日記を開く。





そこには、こんなことが
書いてあった。





─────────────────────
太陽君へ。

太陽君。
私、貴方に隠していたことがある。
実は私、不治の病にかかってしまったの。
この手紙を書く3日前、お医者様からは
余命は1週間と言われたの。
死ぬまでに伝えようと思っていたのに、
現実逃避してた。
だから手紙に残した。
口で言えなくてごめんなさい。
私、太陽君のことが大好き。
ずっと大好きだよ。

             フタバより
─────────────────────





読み終えた太陽君の目は
赤くなっていて





涙が幾筋も
頬をつたっていた。





太陽「フタバ・・・
やっぱり俺は、
フタバが1番好きだ」





と・・・・・・・・







///END///

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