偽物の恋

CAST小松崎 ふたば小松崎 ふたば

作者:こっちゃん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.02.26

こんにちは!
私はふたば!
中学2年生です。





最近、親の会社と
取引先の会社が
うまくいってないらしくて、
会社同士を
仲良くさせるために
どうしようか悩んでるの。





あっ、言い忘れてたけど、
教室のすみっこで
騒いでいる男子がレンで、
私と仲が良い親友が
ユズっていうの。





それと好きな人がいて、
それはユアンくん!





同じクラスで、
いつも優しくしてくれるの!













・*。・ 学校 ・。*・





ふたは「はあぁー」





ユズ「どうしたの?」





ふたば「ううん、
なんでもないの。
大丈夫だからっ!」





ユズ「そう・・・」





レン「ふたばちゃーん」





ふたば「え?」





レン「ちょっといい?」





ふたば「あぁ、うん」





レン「ふたばちゃんの
親の会社って
俺の親の会社と
取引先なんだよね」





ふたば「えっ?」





レン「いま、仲が悪いじゃん?
だからいい作戦があって。
あのね・・・」





ふたば「え?
付き合ってるフリ?
絶対嫌!」





レン「でも、そしたら
親同士も仲良くなるでしょ?」





ふたば「じゃあ、
親同士が仲良くなるまでね」





もう、私には
好きな人がいるのに!





もしユアンくんに
勘違いされたら
どうしようっ!





それからレンと私は
付き合ってるフリをして
過ごした。





一緒に昼ごはん食べたり、
一緒に帰って過ごした。





そのうちに、
私はレンのことが
好きになった。













・*。・ 放課後 ・。*・





ユアン「小松崎さん!」





ふたば「あっ、ユアンくん!」





ユアン「もしかして、
レンと付き合ってるの?」





ふたば「あっ、いや、
その・・・」





ユアン「ごめん。
無理して
答えなくていいよ!」





ふたば「・・・」





ユアン「じゃあまた明日」





(ふたばちゃんって
レンのことが
好きだったのか。
噂では俺のことが
好きだって言ってたのに)





ユズ「ふたば
遅くなってごめん!
帰ろ!」





ふたば「うん」





ユズ「ふたばって
ユアンじゃなくて、
レンが好きなの?」





ふたば「うん、実はね、」





私は全てのことを
ユズに話した。





ユズ「付き合ってるフリか~」





ふたば「うん、最初は
付き合ってるフリをするだけって
思ってたけど、
レンのこと好きになったの」





ユズ「じゃあ告白したら?」





ふたば「うん、頑張ってみる!」













・*。・ 休みの日 ・。*・





ふたば「ちょっとレン、
なんでデートなんか
しなきゃいけないの?」





レン「ほら、周りに
俺らを監視してる人が
たくさんいるだろ?」





ふたば「わかったよ。
恋人っぽくしたら
いいんでしょ!」





レン「じゃあ、手つなご!」





ふたば「えっ、」





(めっちゃドキドキする)





レン「はぁー
今日は楽しかったね~」





ふたば「うん」





レン「じゃあまた学校で!」





ふたば「ちょっと待って!」





レン「?」





ふたば「私ね、気づいたの」





レン「なにが?」





ふたば「付き合ってるフリを
してるうちに、
レンのこと好きになってた。
だから、その、」





レン「実は俺、もともと
ふたばちゃんのこと
好きだったんだ」





ふたば「え?」





レン「だから、
フリじゃなくて、
真剣に付き合いたい。
俺と、付き合ってください!」





ふたば「はい!
よろしくお願いします!」





こうして私とレンは
本当の恋人同士になり、
親同士も仲良くなりました。







―終わり―

Like

この物語に投票する

小松崎 ふたばが主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

おススメ!おススメ!

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!