恋愛MISSIONを達成せよ

CAST小松崎 ふたば小松崎 ふたば

作者:オレンジヨーグルト

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.01.22

私は、小松崎フタバ。
中学3年生。





そんな私には
ある秘密があって・・・





それは恋愛小説家なこと!!
ペンネームは「ふぅ」です。





このことを知っているのは
家族と親友のユズと
幼なじみのタイヨウだけ。





そんな私には
悩みがあって・・・





マネージャー
「・・・フタバちゃん
最近どうした?
物語がマンネリ化してきてるよ」





フタバ「・・・すみません。
物語が上手く書けなくて・・・」





マネ「うーん。そっか。
ほかの作家さんも
そういう時期はあるよ」





フタバ「・・・その作家さん達は
どう立ち直ったんでしょうか?」





マネ「若い作家さんだと
自分も恋をするとかが多かったかも。
やっぱり恋愛小説だから
自分が恋愛して見えてくるものも
あるんじゃないかな」





フタバ「・・・そうなんですね」













・*。・ 学校 ・。*・





あれからマネージャーさんに
言われたことをずっと考えてる。





自分の恋って・・・
考えたことないよ~!
はぁどうしよう・・・





ユズ「おっはよ! フタバ!!」





ユズは、私の親友で明るい!
龍之介君って彼氏がいる。





フタバ「おはよう。ユズ・・・」





ユズ「どうした?
元気なくない?」





フタバ「うん・・・実は、」





ユズに、マネージャーさんに
相談したことを話した。





ユズ「なるほどねー。
フタバは彼氏いないしね」





フタバ「うん。
まぁそのとおりなんだけど・・・」





ユズ「で?
気になる人は?」





フタバ「いない!」





ユズ「まぁそうか・・・
あっ!! そうだ。
コショコショ・・・」





フタバ「ええ~!
それは大胆すきでは・・・」





ユズ「やるの?
やらないの?」





真剣な顔で言われたから
思わず・・・





フタバ「やります!!」





こうしてユズの恋愛小説が
めっちゃ上手く書ける作戦を
実行? に移すことになった。







* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





MISSION1
~彼氏をつくる~





フタバ「・・・と言うことで
私の彼氏になってください!!」





タイヨウ「お、おう・・・
その、彼氏のフリみたいなことを
すればいいんだな?」





家族とユズ以外で
私の秘密を知ってる男子は
タイヨウだけ!!





ということで彼氏役? は
タイヨウに。(byユズ)





フタバ「ゴメン!!
利用してるみたいで・・・」





タイヨウ「まぁ、
それはいいんだけど、
何か報酬がないとな~」





フタバ「う~ん。
あっ!
彼氏役をやってくれたら、
私の可能な範囲なら
願い事叶えるよ!!」





タイヨウ「・・・うん!
交渉成立ー!
フタバが恋愛小説書けるまで・・・」





タイヨウ「フタバの彼氏に
なってあげる!!」





フタバ「本当!?
ありがとう!!
タイヨウ!!」





こうして無事!?
私達はニセカップルになりました。













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





MISSION2
~遊園地デート~





フタバ「ちょ!
どうゆうこと!?」





ユズ「だ・か・ら!!
遊園地デート!!
ちょーど遊園地のチケット
入手したんだよね~!
2枚ほど!!」





フタバ「え・・・でも
ユズのチケットじゃん。
もらえないよ・・・」





ユズ「なに言ってんのー!
別に良いよ!!
龍之介となら
数えきれないほど
遊園地行ってるから。
その代わりデートでなんか
発想が浮かんで
良い小説書いてよね!!」





フタバ「うん! わかった。
ユズありがとう!!
タイヨウに相談してみる」





ユズありがとう。
感謝しかない・・・
ユズはきっと私達の仲を
気にしてくれたのかも。





ユズ「そうこなくっちゃ!!」





タイヨウに相談したら
OKって言ってた。





そして当日。
今にいたる。





フタバ「来てしまった・・・」





・・・ん?
なんで私
ドキドキしてるの?





このデートは
小説が上手く書けるための
ものだから!!





全然そんなんじゃ・・・
って、誰に説明してるんだろう?





タイヨウ「お待たせ」





フタバ「うん。
来てくれてありがとう!」





タイヨウ「・・・そうなんだ。
じゃまず何する?」





フタバ「あっ! あれ!
あのお化け屋敷!
ここの遊園地は
お化け屋敷が有名なんだって」





タイヨウ「いいよ!
って、フタバ
怖いもの平気なんだ」





フタバ「うん!
怖いの平気な方!」





と、言っていた自分を
怒りたい。





フタバ「ギャー!!
む、無理ー!!」





今ぜっさんお化け屋敷中。
怖いの平気な方なんだけど・・・
怖すぎるよ!!





タイヨウ「アハハッ!
フタバァ~
怖いの平気なんでしょ?」





フタバ「これは特別~!!」





タイヨウ「もう、
しょうがないなぁ・・・
行くよ!!」





そう言ってタイヨウは
私の手をとって走った。





フタバ「え?」





思わず顔が赤くなった。





タイヨウ「走れば怖くないでしょ!!」





フタバ「えっ・・・う、うん」





照れるな自分!!
照れるな自分!!
と自己暗示をした。





走ったかいあって?
無事お化け屋敷を出れた。





ああ、タイヨウの顔みると
照れてしゃべれなくなる。





それから時間は
あっという間に過ぎ・・・





フタバ「あっ!
ソフトクリーム!!」





タイヨウ「フタバ本当に
甘いもの好きだよね笑」





フタバ「うん。
ソフトクリームは、
なかでも好き!」





タイヨウ「そっか、
買いに行こう!」





フタバ「えっ!
いいの?
ありがとう!」





あぁ~美味しそう!





私は王道の
プレーンを頼んだ。





早速食べようとした時、
タイヨウが
ソフトクリームを持って・・・





タイヨウ「はい、あーん」





タイヨウ「・・・こうすれば
少しは恋人っぽいでしょ」





スゴくドキドキする。
心臓が破裂しそう。





タイヨウ「ここまでしてるんだから
いい小説かけよ!!」





フタバ「・・・うん。ありがとう」





そうだ、小説の為にタイヨウは
付き合ってくれてるんだ・・・
なにうぬぼれてるんだろ・・・私。





フタバ「おかげで
いい小説書けそう!」





タイヨウ「おう!
楽しみにしてる!」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





MISSION3
~最高の小説を書く、そして別れ~





本当に、ユズや
タイヨウのおかげで
私の中の最高傑作を書けた!





マネージャーさんにも
スゴく良い!!
って褒められた。





私にはまだ
やることがある。





タイヨウと
別れるってこと。





でも、別れたくない。





色んな感情を抱えながら
前に告白した場所に
呼び出した。





タイヨウ「お待たせ」





フタバ「ううん。
来てくれてありがとう!!」





出来るだけ笑顔に返す。





タイヨウ「話って?」





フタバ「あのさ、おかげさまで
良い小説書けたよ!
ホントにありがとう」





タイヨウ「・・・うん」





フタバ「それで、
改めて分かったんだ・・・
タイヨウは、優しくて親切で・・・
大好きな存在だなって」





フタバ「だから
嘘のカップルじゃなくて
本当の・・・
カップルになってください!!」





タイヨウ「・・・フタバがさ、
彼氏役やってくれたら
願い事叶えてくれるって
言ってくれたじゃん?」





フタバ「・・・うん」





タイヨウ「じゃあ、
お願い1つ聞いて?」





フタバ「・・・うん。
分かった?」





タイヨウ「僕の彼女になってください」







~end~

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