ガラスの靴

CAST小松崎 ふたば小松崎 ふたば

作者:ri・・・、ka

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.05.30

透き通るような、白い肌。





ピンクの思わず、
さわりたくなる唇。





誰もが釘付けになる、目。





そんな美貌、
私が持ってるにちがいない。





この学園のシンデレラ、
小松崎ふたばです。





生まれつきの天性。





しかたない。
つみだわ。





こんなこと考えてたら、
友達なんかいるわけない。





なーんて、
いるんですっ。





上辺の友達たちですが、
きづいていないの。





私といることの
ありがたみ。





いらない。
本当の友達なんて。





あのことがあったから。

















*・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+ ・。





「おはよう、みんな」





コハナ「おはよう、ふたば」





この子は、私に続く
白雪姫。





なかなかの美貌。
上辺の友達、1。





レイナ「おっはー」





この子はレイナ。
飾らないところが、モテる。
上辺の友達、2。





ふたば「昨日さぁ、ぺらぺら」





なかなかの演技。
さすがわたし。





こんな他愛のない話で
心が揺れることなんて
;もう;ない。





ダイジ「あのー」





ふたば「はい?」





全力スマイル・・・





ふたば「ダイジ・・・?」





笑顔がひきつるその瞬間、
動けない。





ダイジ「よぅ。越してきた」





何でいるんだ。





思い出したくないの。





揺れる青春。
鮮やかな時代。





ふたば「いつだっけな・・・」

















*・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+ ・。





3年前。





ふたば「こーはなっ!」





コハナ「ふーたば!」





ふたば「歌みたい(笑)」





コハナ「あははは」





他愛のない話に
盛り上がっていた。





そんなおとぎ話のような日々。





いつかは崩れてしまう。





しらない間に。
しらないうちに。





ふたば「うちねー、
ダイジが好きなの」





ダイジも3人で
幼なじみだった。





すきっていう思いは、
いつでもかぶるらしく。





「私、もなんだけど・・・」





っていう言葉に





「正々堂々がんばろうよ」





って、言おうとした。





コハナ「ふたばがすきなら、
私はいいや」





え?





上辺じゃない。





分かり合える心友だから。





ドウシテ?





私は避けた。





コハナと
すべての色を。





選んだ色は、白。

















*・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+





ダイジ「コハナ。
俺のこと
すきじゃなかったんだよ」





なにいってんだか。
さっぱりです。





ダイジ「協力して
もらってただけで。。。」





なにそれ。





ダイジ「俺はふたばがすきで、
コハナに協力してもらって
背中を押してもらおうって・・・」





なにそれ。





ふたば「じゃあ・・・
コハナは・・・
上辺の友達じゃ・・・」





コハナ「ないよ」





ふたば「こっ、こはな!」





コハナ「私も来たの、仲直りしたい。
元のふたばになってほしいの」





ふたば「しようか、仲直り」





コハナ「私達も」





レイナ「上辺のともだちやめよう?」





コハナ「素の自分でいて・・・
いいんだよ?」





ガラスの靴が
溶けた気がした。





ふたば「ホントの友達が欲しかった」





ダイジ「そっか・・・
ほんとの恋人はほしい?」





ふたば「欲しい。欲しかった」





ダイジ「もう、はなさないでね・・・」





12時終わりを告げる。
次の日が、始まります。







☆END☆

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