また出会うその日まで、

CAST小松崎ふたば

作者：Kn

2024.04.17

私、小松崎ふたば！

いま私、初めての恋を
しています。

初恋の相手は、
小澤テルノスケ。

私は、父の仕事の都合で
転校続きで友達もいなくて、

唯一しゃべりかけてくれた子。

今は、仕事が安定してるらしく
この学校で５ヶ月いられてた。

ガラガラガラ__

と扉を開けると
いつもの教室。

廊下は、正反対で
静まりかえってる。

私は、唯一の女の子の友達
そのまに声をかけた。

ふたば「おはよう！」

そのま「あっ！　ふたば
おはよう！」

そう声をかけると
私は自分の席につき
１限目の準備をはじめた。

キーンコーンカーンコーン

ガラガラ

テル「セーフ！
間に合ったぁ」

コハナ「アウトー！
ほんと何回目？」

テル「いやぁ、わりぃわりぃ
道にさ、おばあさん倒れててさ
助けてたんだよ」

コハナ「それ、何十回も聞きました。
何回おばあさん倒れんだよ笑」

彼は、息切れしながら
教室を走って入ってきた。

この５ヶ月ほど続いた日常は、
明日で終わり・・・

先生「はーい
今日は、大事な話があります。
ふたばさんどうぞ」

ふたば「はい」

さっきまで賑やかだった教室は、
一瞬で静まり返った。

ふたば「今までありがとうございました。
また父の都合で引っ越すことになりました。
明日まで、この学校にいるので！
あと今日入れて２日
よろしくお願いします」

先生「ということです。
今までありがとうございました。
皆さんも後、２日いっぱい
しゃべりかけてあげてね、」

休み時間　＿＿＿＿＿＿

そのま「ねぇ、ふたばぁ
うちめっちゃ悲しいよぉ」

ふたば「私も」

そのま「また絶対遊ぼうねぇ、！」

ふたば「うん！」

次の日　＿＿＿＿＿＿＿

「今日で終わりか・・・」
と、通学路を歩きながら
つぶやいた。

そのま「ほんとだよ・・・
これから、私ひとりじゃん！」

ふたば「私も、
また０からスタートだよ」

あんな・ふたば「はぁ・・・」

学校にて　＿＿＿＿＿＿

また何気ない授業が、
始まった。

いつもは、つまらないと思う授業が
最後だと思うと少し悲しくなった。

キーンコーンカーンコーン

授業が終わり休み時間。

「もうテルと会えないんだ」
と、小さくつぶやいた。

すると────

??「ふたば!!」

ぱっと振り返ると、

私は体育館裏に
呼び出された。

ふたば「どうしたの？　テル？」

テル「今日で転校するんだよね・・・」

ふたば「うん。
私は、したくないんだけど、」

テル「最後だから言うね、
ずっと好きだった・・・」

ふたば「えっ、」

テル「あっ、全然忘れてくれていいから！
次の学校でも、頑張ってね・・・」

ふたば「まって！
私も好きだったの・・・
私で良ければ付き合ってくれない？」

彼は、驚いた顔で
私の手を握った。

テル「お願いします・・・！」

こうして
私達の遠距離恋愛が始まった。

○o 。・ｅｎｄ・。o○