傘から始まる両片思い。

CAST小松崎 ふたば小松崎 ふたば

作者:こっちゃん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.03.16

私は、ふたば!
中学3年生。





私には、推しと
親友がいます。





親友は、有坂コハナ。
小学校の時から
ずっと一緒。





私の相談に乗ってくれる、
優しい子。





そして推しは、ユアン///





最近知ったんだけど、
コハナのお兄ちゃんって
ユアンくんらしい!













・*。・ 学校 ・。*・





コハナ「ふたば~、おはよ!」





ふたば「コハナ、おはよ」





コハナ「なんか
元気なくない?」





ふたば「推しがー!」





コハナ「あー、お兄ちゃんに
恋人がいたってことね」





ふたば「うん 泣」





コハナ「私も知らなかったー」





ふたば「めっちゃショック・・・」





コハナ「まあまあ、
元気出してよ!
それに、同クラには
レンくんがいるじゃん!」





ふたば「レンくん?
あー、うん・・・」





タスク「いやー、
ふたばちゃんは
今日も可愛いですね~」





レン「なんだよ、急に」





タスク「俺、ふたばちゃんに
告白しようかな~」





レン「多分失敗するね」





タスク「そういうこと
言うなよー!」





レン「ごめんごめん 笑」













・*。・ 放課後 ・。*・





うわー、雨じゃん・・・





コハナは部活があるし、
わたし、傘持って来て
ないんだけど。





そのまま走って帰ろ。





ふたば「あー、寒いし
雨は冷たいし・・・
もう最悪」





一瞬晴れた。





そう思ったけど、
誰かが後ろから
傘を差し出してくれたみたい。
誰だろ?





ふたば「あの、ありがとう」





レン「一緒に帰ろ」





ふたば(あ、レンくんなんだ)





ふたば「うん」





レン「ほら、俺の傘入って」





ふたば「え、相合傘?」





レン「口に出すなよ//」





ふたば(あ、照れた。可愛い)





向こうから
自転車に乗った人が
こっちに向かってくる。





やばい、
肩に当たりそう・・・





その時、レンくんが
左腕で私を抱きしめてくれた。





私は胸がドキドキした。





レン「あいつ、あぶねーな。
ふたばちゃん、大丈夫?」





ふたば「っ!/// だ、大丈夫。
あの、手・・・」





レン「あっ、ごめん。
つい・・・///」





ふたば「いや、でも
助かったよ。
ありがとう///」





私は満面の笑みで
お礼を言った。





レン「っ/// べ、別に・・・」





レン(笑顔可愛いな///)





なんだろう、これ。





顔は赤くなるし、
胸はドキドキするし・・・













・*。・ 翌日 ・。*・





レンくんのこと
思い出すだけで
顔赤くなるー。





コハナ「ふたば~どうしたの?
めっちゃ顔赤いけど。
もしかして、恋?!」





ふたば「そう、みたい・・・」





コハナ「まじで? まじで?
まじで?!
後で詳しく話聞かせて!!!」





ふたば「うん」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





コハナ「で、小松崎ふたばさん、
お相手は?!」





ふたば「れ、レンくん///」





コハナ「おー!
レンくんね~。
じゃあ、好きになった
きっかけは?!」





ふたば「昨日帰ってる時に
レンくんが
相合傘してくれて、
自転車が来て危ない時に
ギュッと抱きしめてくれたの///」





コハナ「ヒューヒュー!
お似合い~」





ふたば「ちょっと、コハナ!」





コハナ「ごめん 笑」





コハナ「レンくんが好きなら
告白したらいいじゃん?」





ふたば「レンくんが
私のこと好きか
分からないし。
フラれるのが怖いもん!」





コハナ「もー、そんなんじゃ、
一生恋出来ないよ!」





ふたば「うん~・・・」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





レン「俺、好きな人できた」





タスク「まじ?! 誰ー?」





レン「ふたばちゃん」





タスク「おいおい、
俺の好きな人取るなよー!
って、言いたいところだけど
俺フラれた 泣」





レン「まじか、
まあ、お互い頑張ろう 笑」





タスク「そうだな 笑」













・*。・ 放課後 ・。*・





アヤカ「小松崎さん、
あれ見て~」





アキ・シャノン「ねー、レンくん!」





レン「なに?」





アキ「休みの日、
私たちと出かけない?」





レン「俺、好きな人いるから無理。
お前らも男子の前だけで
ぶりっ子するの、
やめた方がいいよ」





アキ「もういい!
シャノン、行こ」





アヤカ「あの3人、
仲良さそうだね~」





ふたば「・・・」





アヤカ「特にアキとレンくんって
お似合いじゃなーい?」





ふたば「・・・」





アヤカ「あれ~、もしかして
レンくんのこと好きなのー?
ごめんね~。
でも、諦めた方がいいと思うよ。
小松崎さんじゃ無理でしょw」





ふたば(遠くから見たら、
仲が良さそうだった。
私なんかが好きになっちゃ
ダメなんだ・・・)













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





レン「ふたばちゃん!」





ふたば「?」





レン「一緒に帰ろ!」





ふたば「なんで?
私よりもアヤカちゃんと
帰ったらいいじゃん。
その方がお似合いだよ・・・
じゃあ、バイバイ」





レン「ちょっと待って!」





レンくんが
私の手をつかんだ。





ふたば「!!!」





レン「なんでそんなこと
言うんだよ。
俺が好きなのは
ふたばちゃんだけなんだよ!」





ふたば「え/// 私も」





レン「まじか///」





レン「じゃあ言わせて。
小松崎ふたばちゃん、
俺と付き合ってください」





ふたば「はい、こちらこそ
よろしくお願いします///」





レン「これからは、
推しよりも
俺のことみてよ~」





ふたば「分かってるよ~ 笑」





コハナ「ふたば、おめでとう!」





ふたば「ありがとう!」





こうしてレンくんと
付き合うことができました。





親友は
とても大事なんだね。







~終わり~

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