Summer festival!!

CAST小松崎ふたば

作者：のはる

2023.06.01

みなさんこんにちは！
小松崎フタバです！
中学３年生だよ～。

もう少しで中学最後の夏休みだ！
友達と楽しんだり、
好きな人と遊んだりしたいな。

とかいいながらも、
好きな人いないんだよね・・・笑

・＊。・　学校　・。＊・

コハナ「あー！
早く夏休みになんないかなぁ」

この子は親友のコハナ！
サバサバしてて大好き！

フタバ「ねー。
うちも恋愛したいしなぁ・・・」

コハナ「あっそっか！
彼氏いないんだよね笑
そんなら久野ナツとか狙ってみれば？」

え！　久野さんて・・・

フタバ「あんなチャラいやつ？」

コハナ「もててるし、
彼氏にするなら悪くないと思うよ？」

んー。
確かに優しいところもあるけど・・・

フタバ「そこまでからみ、ないからなー」

・＊。・　家（夕方）　・。＊・

【LINE】

コハナ《ねね！　夏祭り一緒にいかない？》

フタバ《いーねー！　いこ！》

コハナ《じゃあ、２９日に
ニコラ神社の入り口に待ち合わせで！
７時からだから、
６時４０分ぐらいにつくように！》

フタバ《了解です！》

・＊。・　ニコラ神社　・。＊・

コハナ「わー！　屋台いっぱいだね！」

コハナがたのしそう！
だから私も楽しい！
浴衣で雰囲気もあるしね！

フタバ「うちラムネのみたいー！」

コハナ「うちも！
でも綿あめと食べたい！」

フタバ「綿あめもいーねー！
じゃ、うちはラムネ買ってくるから、
コハナは綿あめお願いね！」

コハナ「了解！」

うちらは混んでる神社のなかで
別行動をしてしまった。

うちはラムネを買ったあと、
コハナを見つけることができなくて
１人で歩き回っていた。

そのうちになれない下駄で
靴ズレしちゃってもう最悪。
いたいし見つからないし・・・

（どうしよう!!!）
と思ったところで声がした。

ナツ「あれ？　もしかして小松崎？」

久野さんだ！

フタバ「あ！　うん！」

なんていう返事してんの！
うちってば！

ナツ「あれ？　１人??」

フタバ「ううん。
コハナと来てたんだけど、
はぐれちゃって・・・
久野さんは？」

ナツ「そっか！
実は俺もユアンと、
はぐれたんだよな。
一緒に探さね？」

うっそ！　まじ!?
そんなこというんだ！

フタバ「ぜ・・・ぜひ!!」

○。。・☆。。○。。・☆。。・○。。・☆。。○。。・☆。。○

しばらく、
久野さんと２人で歩いてた。
けどなかなか見つからなくて、
足も痛くて・・・

ナツ「いねーな・・・」

フタバ「うん・・・」

ちょっと空気も
重たくなって来ちゃった。

フタバ「このラムネ・・・
コハナに渡そうとしてたやつだけど
良かったら飲んで？
持ってるのも邪魔だし」

そうそう。
邪魔だからあげようとする。

ナツ「お！　いいの？
さんきゅー！」

嬉しそうにしてくれる。
なんかこっちも嬉しいね。

「ドンッ！」

フタバ「キャッ!!」

人がいっぱいいすぎて、
いろんな人と当たる。
そしたら久野さんは言ってくれた。

ナツ「小松崎危なっかしい笑
俺の服の裾、持っててよ」

ドキッ！
そんなことしていいのー？

フタバ「や・・・悪いよ！
ッッッたぁ!!」

ドキドキしてたら、
靴ズレがひどくなって、
かかとが赤くなってた。

ナツ「どーした!?」

フタバ「下駄で靴ズレ！
やばい！
歩けないよーT^T」

ナツ「まじか!?」

いたい！
こんなところで歩けないの
恥ずかしい！
どーしよ・・・

ナツ「ん？」

久野さん、
しゃがんでる・・・？

ナツ「乗って」

フタバ「え!!」

ナツ「そんな足で歩かせられない。
つべこべ言わずに乗れ」

フタバ「お・・・おもいよ？」

ナツ「なわけねーじゃん」

久野さん・・・
おんぶしてくれるとか・・・

チャラいだけだと思ってたら
やさしいところとかもあんじゃん。

うちはドキドキしすぎて、
久野さんに心臓の音が
聞こえちゃうんじゃないかとも思った。

けど、久野さんは
嫌がるようなこと言わずに、
うちをおんぶして歩き続けてくれた。

そしたら、うちは
うとうとしてきちゃった・・・

久野さんのあったかい背中・・・
安心する・・・

○。。・☆。。○。。・☆。。・○。。・☆。。○。。・☆。。○

気づいたら、
自分の部屋のベッドの上だった。

母「起きたの？」

え!?　ママがいる!?

フタバ「うちお祭りいってたよね？」

母「そうよ！
あんたが寝ちゃって起きないからって、
男の子があんたを連れて来てくれたの」

え！　うそだぁ・・・

フタバ「久野さん・・・」

・＊。・　学校（夏休み明け）　・。＊・

フタバ「久野さん！
あのお祭りのひ・・・」

ナツ「あー！
小松崎寝ちゃってびっくりしたよ！
大丈夫だった？」

フタバ「うん！　ありがとう！」

ナツ「おぅ！」

あ。やばい、優しい。
かっこいいかっこいい
かっこいい・・・

フタバ「うち、久野さん好きだわ」

・・・あれ？
今自分なんて言った？

ナツ「え！」

好きって言った??？
うそ！　どーし・・・

ナツ「俺も好き！」

は？

フタバ「えーーー！」

ナツ「なんだかんだで好きだわ。
付き合え！笑」

フタバ「はっはい!!」

チャラ男だと思ってた久野さん。
でも実はすごい優しい人だった！

モテるし優しいしかっこいいし！
今ではうちの自慢の彼氏だよ！

ちなみに・・・
フタバとはぐれたコハナと、
ナツとはぐれたユアンも
今では付き合っています！

☆終わり☆
＊ニコ学名作リバイバル＊
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。