ありがとう ~nicolaが繋いでくれた物語~

CAST小松崎 ふたば小松崎 ふたば

作者:かなみ@ふたばちゃん推して1055日

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.11.25

フタバ「お母さんは・・・
お母さんは・・・」





* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





6年前・・・





お母さん「はい! これ、
お母さんからのプレゼントよ!」





ふたば「何これ・・・?
本・・・?
可愛いー!」





お母さん「それは、
ニコラっていう雑誌よ。
これはお母さんの
お気に入りなんだけど、
フタバが持っていてね」





ふたば「?
う、うん・・・分かった!
大事にするね!」





お母さん「じゃあ、
行ってくるね!」





ゴホッ、ゴホッと
お母さんが苦しそうに
咳をしていた。





ふたば「大丈夫!?」





お母さん「大丈夫よ!
いい子にお留守番しててね」





ふたば「うん・・・
行ってらっしゃい・・・」





ふたば「コハナ! 早く!
急いでー!」





コハナ「ちょっと待ってー!
ふたば早すぎw」





私ふたば!
中学1年生!





今日はニコラの発売日なので
大親友のコハナと
本屋へダッシュしていますw





コハナ「ふたばってほんとに
ニコラが好きだよね~。
お母さんもニコ読だったし」





!!
お母さん・・・





胸がぎゅっと
締めつけられたみたいで痛い・・・





コハナ「あっ! ごめん。
あんまりお母さんの話は
ダメだった!
ごめんねフタバ」





フタバ「あっ!
ううん、大丈夫!
ただ、ちょっと
思い出しただけだよ」





コハナ「ほんと・・・?
ならいいけど」





フタバ「大丈夫だって!
ほら! 行こ!」





胸がモヤモヤしたまま
本屋を出る。





そう、私は
お母さんがいない。





小学1年生の頃に
病気で亡くなったんだ・・・





お母さんが私に、
お母さんが1番お気に入りの
ニコラを私にくれたのが
最後だった。





あのニコラは
今もずっと大切にしてる。
形見なんだ。





当時のトップモデルの
髙橋カイラちゃんって子が
表紙だった。





だから、
もう卒業してるけど
今も私の推しはカイラちゃん。





そして、私は
最近気づいたことがある。





ずっと寂しさで
気づかなかったけど、





お母さんと
髙橋カイラちゃんは
名前が同じだったの!





お母さんの名前は
小松崎カイラ。





だからきっと、同じ名前の
髙橋カイラちゃんが
推しだったのかな・・・





そして、その子が
ピン表紙を飾ってたから
お母さんのお気に入りだったのかな・・・





コハナ「ほら! スタバ行くよ!
今月号一緒に読むんでしょ!?」





フタバ「あぁっ! ごめん!
考え事してた!」





コハナ「もしかして
ハルトのこと?」





フタバ「いやっ!
違う、違う!」





ハルトの名前が出て
ドキッとした。





ハルトは今
私が気になっている人デス・・・





ニコラを買ったら
必ず2人で
スタバで一緒に読むのが
お決まり。





スタバは小さい頃から
通ってたから
1番落ち着くんだ・・・!





ハルト「アレ・・・?
フタバ? コハナ?」





はなたば「ハルト!?」





えっ!!
こんなところで!?





まさかのまさかの、
ハルトに会っちゃった!





コハナ「ハルトじゃん!
なんでこんなところにいるのー?」





ハルト「俺はスタバの新作を
飲みに行こうと思って・・・」





コハナ「えー! 偶然じゃん!
うちらも!
(小さな声で)フタバ!
これチャンスだよ!」





フタバ「え?
チャンスって・・・」





コハナ「あー! そうだー! 私、
今日、塾だったから帰らないとー!
じゃ、お2人さんでスタバでも
行ってきてー? じゃねー!」





フタバ「えっ・・・ちょっと・・・!」





おかしい。
コハナは今日は
塾じゃない。





多分私のために
2人にしてくれたのかな・・・?





でも、ハルトと2人って
緊張するよー汗





ハルト「えっと・・・
じゃあ、スタバ行く?」





フタバ「あ、う、うん・・・」





うわーん泣
こういう時、コハナなら
もっと明るく
話せるんだろーな・・・





ハルト「あれ・・・?
それって、ニコラ・・・?」





フタバ「あ、うん!
知ってるの・・・?」





ハルト「うん。
俺の母さんが昔
すごいニコラのファンで・・・
モデルと親友だったらしい」





フタバ「ええー!?
そうなのー!? 誰!?」





ハルト「誰だっけ・・・
カイラって人かな。
よく母さん、
カイラさんの話をするんだ」





フタバ「そうなんだ・・・!
私のお母さんもニコ読でね・・・
カイラちゃんのファンだったんだ。
お母さんの名前もカイラだから・・・」





ハルト「へー! そうなんだ!
カイラさんが生きてたら、
フタバの母さんとも
会えてたかな・・・!」





フタバ「ん・・・?
ちょっと待って、
ニコモだった
カイラちゃんって
亡くなってるの!?」





ハルト「え・・・?
うん。そうだよ。
6年前ぐらいに
病気で亡くなったらしいんだ」





フタバ「え・・・嘘・・・」





どういうこと?
お母さんも6年前に
病気で亡くなった・・・





それにカイラって名前が
2人とも一緒・・・





フタバ「ねぇ。
もしかしたら・・・」





ハルト「フタバ?」





フタバ「もしかしたら・・・」





フタバ「お母さんは・・・
髙橋カイラちゃんだった・・・」





ハルト「えっ!?」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





フタバ「お邪魔しまーす・・・」





ハルト「汚いかもしれないけど、
気にしないで!」





フタバ「ううん、
すごい綺麗なお家だね・・・!」





ハルト「そこが俺の部屋ね!
入ってて!」





フタバ「えっ!?
う、うん・・・」





好きな人の部屋に
入れるって・・・





そんなの幸せしかない・・・





ハルト「お母さん、こっち」





ハルト母「こんにちは、フタバちゃん」





フタバ「・・・!
こ、こんにちは!」





ハルト母「うん・・・
カイラと面影が似てるね・・・」





フタバ「え・・・」





ハルト母「フタバちゃん。
私、小松崎カイラの
親友のアキ。
中学生時代からずっと
親友だったの・・・」





え! お母さんと
私のすきぴのお母さんは
親友だったってこと・・・?





ちょっと待って、
衝撃な展開すぎるんですけど!?





フタバ「あの・・・
お母さんは
ニコモだったんですか・・・?」





アキ「そうよ。
カイラはね、
中学1年生の頃に
ニコモオーデに合格して
ニコモになったの」





アキ「ニコモになるために
ずっと努力してて・・・
毎日ウォーキングとか
ポージングの練習もしていたみたいで、
学校の給食も
オーデ期間中はおかわりを
我慢してたのよ笑
カイラはいつも給食を
おかわりしてたから
あの時はほんとにビックリしたなぁ・・・」





アキ「だからカイラが
ニコモになった時、
私も自分のことみたいに
嬉しかった。
新モの時から人気で、
みんなから愛されてて。
何事にも一生懸命だった」





フタバ「お母さん・・・」





アキ「高校も一緒にしようねって
決めて、2人で何日もかかって
高校を選んだの。
本当に優しかった。
大好きだった」





アキ「ニコモを卒業して、
大学で出会った人と結婚して
幸せになった。
そして、その2人の間に
生まれたのが・・・」





フタバ「私・・・」





アキ「そう、
実はフタバちゃんが産まれる時、
私もカイラの近くにいたの」





フタバ「そうだったんですか・・・?」





アキ「えぇ、でもね。
カイラはその時
病気にかかっていたの」





フタバ「嘘・・・」





アキ「だから周りからも
産むことは反対されてた。
だから、カイラも
あきらめかけていたの」





アキ「でも、そんな時
私もお腹に赤ちゃんが出来て・・・
そしたらカイラ、
すごい泣いて喜んでくれて、
こう言ったんだ。





『私も子供を産む。
そして、アキと一緒に
頑張って子育てしたい』





って・・・」





ハルト「・・・それで、
俺とフタバが生まれたってことか・・・」





アキ「そう。
でもだんだんカイラの体調は
悪くなっていったの。
でも、それでもフタバちゃんが
心配しないよう
ずっと頑張ってて・・・
でも・・・6年前・・・」





そこまで言うと
アキさんは泣き出してしまった。





フタバ「そうだったんだ・・・
お母さん・・・泣」





ハルト「フタバ・・・」





私もだんだん涙が出てくる。





ごめんね、お母さん。





私のために、ずっとずっと
頑張ってくれてたんだね・・・





私に心配かけないように・・・





ごめんなさい。
ずっとわがままな子で・・・





もっと早く、
気づけば良かった。





ハルトも泣いていた。





皆泣いた。





たくさん泣いた。













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





12年後・・・





コハナ「フタバ!
結婚おめでとー!
って、めっちゃドレス
似合ってるじゃん!」





フタバ「コハナ!
ありがと!」





コハナ「まさか、
中学生の時好きだったハルトと
結婚まで進展するだなんてね~」





フタバ「ほんとに、
これは全部、お母さんが
繋いでくれたんだと思う・・・
いや、ニコラが
繋いでくれたのかな・・・」





あの後、私はよくハルト家に
行くようになった。





私は、お父さんが家に帰るのが
遅かったから、
一緒にご飯を食べたりした。





もしお母さんが生きてたら、
お母さんも一緒に
ご飯を食べれていたんだろうな・・・





そして、私は中2の時に
ニコモオーディションに応募し、
なんと合格し、ニコモになった。





コハナもハルトもアキさんも、
すごく喜んでくれて
応援してくれた。





そしてたくさん努力して、
ついにピン表紙を
飾ることができた。





お母さん、
全部お母さんのおかげだよ。





もう、寂しくないよ。
だから安心してね・・・





ハルト「フタバ!」





フタバ「はーい!」





コハナ「はい、
行ってらっしゃーい!」





大好きなハルト、





大好きなコハナ、





大好きなニコラ、





大好きなハルト家、





大好きなファンの皆、





大好きなお父さんお母さん、







皆、ありがとう!







結婚式には、カイラとフタバの
2人のピン表紙の雑誌が
飾られていた・・・







*end*

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