１０年ぶりの再会～また君に恋してもいいですか？～～

CAST小松崎ふたば

作者：カイラ・カービィ推し

2023.09.04

こんにちは！
小松崎フタバです！

実は私、着せ替え人形が
好きなんだ～。

この年齢になって
まだやってるのって言われるけど、
そういうの好きじゃないんだ・・

・＊。・　学校　・。＊・

レイナ「おはよーう」

ルミ「おっはー」

フタバ「おはよう」

この子たち、
レイナとルミは私の友達です。

レイナ「今日も行くの？」

フタバ「もちろん！」

ルミ「そろそろ人形は卒業したら？」

フタバ「ヤダな～」

レイナ・ルミ「（笑）」

フタバ「笑わないでよ～」

・＊。・　放課後　・。＊・

フタバ「わぁ～～可愛い～」

??「あれ？　もしかして
いつも来てくれる子？」

フタバ「はい・・・
って、誰ですか？」

??「私は、カイラ。
この店番だよ」

フタバ「カイラさん・・・
よろしくお願いします」

カイラ「タメ口でいいよ～。
それより、この人形好きなの？」

フタバ「は・・うん」

カイラ「じゃあさ、
人形の世界に入ってみない？」

フタバ「えっ！
そんなことできるんですか?!」

カイラ「私、魔法が使えて
人を人形にできるんだよ」

フタバ「へぇ～～」

カイラ「じゃ、いくよ！」

キラキラキラ～ッポンッ！

フタバ（あれ?!
ほんとに人形になった！）

カイラ「お～いっ、聞こえる？」

フタバ「聞こえま～す」

カイラ「よし！　成功！」

フタバ「あの～？
このままどうするんですか」

カイラ「制限時間が１５分だから
覚えておいてね」

フタバ「はーい」

??「あれ？
こんな店あったっけ？」

フタバ（誰?!
かっこいいんですけど!?）

カイラ「いらっしゃ～い！
あっ、ユアンじゃん！
人形に興味ある？」

ユアン「まぁ少しだけだけど・・・
可愛いな～って」

フタバ（かわいい?!）

カイラ「別に持ってっていいよ～」

ユアン「ホント？
ありがとな～！」

フタバ（ぎゃーーつれてかれるー）

その時、カイラさんが
ニヤニヤしたのが
見えた気がした。

ユアン「どこに飾ろっかな～」

フタバ（・・・あっ！
１５分だったから戻っちゃう！）

ポンッ！

ユアン「誰？」

フタバ「あっ・・・
小松崎フタバです・・・」

ユアン「フタバ・・・フタバ?!
久しぶり！」

フタバ「誰ですか」

ユアン「俺だよ！　ユアン！」

フタバ「・・・えぇーーー！
久しぶりだね・・・」

１０年前に
私達は友達だったけど、
ユアン君が引っ越すことになってから
一度も会ってなかったんだ。

その時に、ユアン君は
私に告白したんだよね・・・

その時わたしは断ったたけど
なんで断ったか
わかんなかったんだ・・・

最近になって、急にユアン君は
私の好きな人になったんだ・・・

ユアン「ていうか、
人形になってたなんて
びっくりした～」

フタバ「ユアン君って
カイラっていう人と
知り合いなの？」

ユアン「まぁ～そういうとこかな！
って、最近、
フタバは好きな人いるの？」

フタバ「今は・・・いないかな・・」

ユアン「いや、
いそうな顔してるけど（笑）」

フタバ「ホントだってば///」

ユアン「顔が赤くなってるぞ～～」

フタバ「/////
そういうユアン君は
好きな人いるの？」

ユアン「好きな人はいるけど
前から変わってないよ」

フタバ「・・・ふーん、そーなんだ」

まさか・・私!?
・・ってそんなことないか。

フタバ「あっ！
今日用事があったから帰るね」

ユアン「ちょっと待って」

ガシッ

フタバ「離して」

ユアン「やだ」

フタバ「お願い！
急がないと遅れちゃう！」

バッ
たったったっ

フタバ「はぁ・・はぁ・・はぁ」

嘘ついちゃった・・・
好きな人・・
絶対私じゃないもん・・

・＊。・　家　・。＊・

フタバ「・・・・はぁ・・」

ピーンポーン

フタバ「誰だろ？」

ガチャ

フタバ「はーい。
・・・って、ユアン君!?
どうしたの」

ユアン「やっぱ用事ないんじゃん。
急いでたのに」

フタバ「いや・・・違くて・・・
休みになって・・」

ユアン「嘘つかなくていいから。
俺から逃げないでよ」

フタバ「・・・・」

ユアン「一応言っとくけど
俺は、フタバが好き」

フタバ「えっ嘘・・」

ユアン「１０年間ずっと
フタバのこと考えてた。
頭からフタバのこと
ずっと離れなかったよ。
１日でも早く会いたいな～って
思ってた」

フタバ「・・・・・嘘」

ユアン「だから、
もう１回言わせてくれる？
俺と付き合ってくれる？」

フタバ「・・・・はいっ
私もユアンが好きでした・・・」

ユアン「よかった～
またふられるかと思った～」

・＊。・　１０年後　・。＊・

ユアン「ねぇねぇ」

フタバ「ん？　どうしたの」

ユアン「俺たち結婚しない？」

フタバ「私でいいの？」

ユアン「もちろん！
ずーっとずっとだい好きだよ」

フタバ「・・・私も！」

ユアン「僕と結婚してくれますか？」

フタバ「はいっ！」

～Ｅｎｄ～