夕暮れに、恋を繋ぐ。

CAST小松崎 ふたば小松崎 ふたば

作者:めめミイヒ担ことね

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.03.21

私は、小松崎ふたば。
中学3年生。





私には、親友と
幼なじみがいるの。





親友は、有坂コハナ。
小学生の頃から
ずっと仲が良くて、
なんでも相談できる子!





幼なじみは、内田蓮。
結構塩対応な男子。













・*。・ 学校 ・。*・





コハナ「ふたば、おはよ!」





ふたば「あっ、コハナ、
おはよ!」





コハナ「ふたばさ~、
転校生のこと知ってる?」





ふたば「転校生?
なにそれ」





コハナ「ほら、タブレットの
共有ルームに
先生が書いてたじゃん」





ふたば「そんなのあったっけ?」





コハナ「書いてあったよ~、
確か、前川くんだったかなー?」





ふたば「へ~」





コハナ「イケメンだったら
いいな~!」





レン「どんだけ
イケメン好きなんだよ」





ふたば「あっ、レンくん
おはよう!」





レン「あ、おはよ」





コハナ「あれれ~?
おふたりさん、
なんかお似合い~!」





レン・ふたば「っ!!!///」





コハナ「冗談だよ~」













・*。・ ────── ・。*・





先生「転校生を
紹介します!
入ってください~」





タスク「前川タスクです。
よろしくお
願いします」





コハナ「まって、
めっちゃイケメン!」





女子達「かっこいい~!」





ふたば「どこがイケメンなの?」





コハナ「え? ふたば、
このビジュ見て
何も感じないの?!」





ふたば「レンくんの方が
かっこいいと思うけど」





コハナ「ふたばは
真面目だな~」





先生「席は
小松崎の隣です」





タスク「小松崎さん?
よろしくね」





ふたば「あぁ、よろしく」





タスク「下の名前
なんていうの?」





ふたば「それ
教える必要ある?」





タスク「俺、このクラスの
みんなのこと知りたいんだ」





ふたば「そうなんだ。
私は、小松崎ふたば」





タスク「ふたばちゃんか~、
可愛い名前だね」





ふたば「ありがとう」





タスク「なんか塩対応だね~
もしかして
好きな人でもいるの?」





ふたば「いない」





タスク「ふ~ん」





レン「・・・モヤモヤする」





私はタスクくんと
仲良くなった。













・*。・ 翌日 ・。*・





コハナ「ふたば、
最近タスクくんと
仲良くない?」





ふたば「確かに。
結構面白いんだよね~」





コハナ「もしかして、
タスクくんのこと
好きなの?」





ふたば「そんなわけないでしょ~、
タスクくんとは
友達でいたいと思うの」





コハナ「そっか。
良かった~」





ふたば「なんで?」





コハナ「私、タスクくんのこと
気になってるんだ~」





ふたば「へー」





コハナ「もおちょっと
関心持ってよ~」





ふたば「はいはい 笑」













・*。・ 放課後 ・。*・





タスク「ふたばちゃん、
一緒に帰ろ!」





ふたば「ちょっと待って。
教室に忘れ物してきた」





ふたば(どうしよ~!
あれがないと
勉強できない・・・ってえ?!)





レン「で、話って何?」





シャノン「私、前から
レン先輩のことが
好きなんです。
付き合ってください!」





ふたば(え・・・で、でも、
レンのことは
別に好きじゃないし!
って、なんか胸が痛い)





レン「俺も前から知ってたよ。
君の気持ち」





ふたば(うそ、
レンとシャノンちゃんが
付き合うのかな・・・
もうやだ! 逃げよ)





レン(いま誰かいなかった?)













・*。・ ────── ・。*・





タスク「ふたばちゃん
遅かったね~。
忘れ物は?」





ふたば「あったけど、
取れなかった」





タスク「なんで?」





ふたば「なんでもないよ・・・泣」





タスク「なんで泣いてるの?」





ふたば「なんでもないってば・・・」





タスク「あのさ・・・」





ふたば「え、何?」





タスク「俺、ふたばちゃんのことが
好きなんだ。だから、
俺と付き合ってほしい」





ふたば「・・・ごめんなさい。
私はやっぱり・・・」





タスク「そうだよな。
ふたばちゃんには
あいつだけだもんな」





ふたば「うん。
でも、嬉しかったよ。
タスクくんの気持ち。
だから、これからは
友達でいてね」





タスク「うん」





ふたば「教室に戻って、
レンに告白してくる」





タスク「いってらっしゃい。・・・」













・*。・ ・*・ ・。*・





ふたば「レン!」





レン「ふたば?!」





ふたば「私、気づいたの」





レン「何に?」





ふたば「私はずっと前から、
レンのことが
好きなんだってこと」





レン「っ!!!」





ふたば「シャノンちゃんが
告白したってのは分かってる。
でも、私だって
レンのことが好きなの。
だから、私と
付き合ってください!」





レン「俺もふたばのことが
好きって気づいたんだ」





ふたば「え?!」





レン「さっきの告白も断ったし」





ふたば「じゃあ、返事は?」





レン「もちろん、
よろしくお願いします」





ふたば「レン大好き!」





レン「俺も大好き。
これからもよろしくな」





ふたば「うん、
よろしくね!」





私たちは
気づかないうちに
恋に落ちていたのでした。





夕暮れに、2人の恋は
繋がれました。







──終わり──

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