わたしの幸せな恋

CAST小松崎ふたば

作者：ことね（めめミイヒ担）

2023.03.24

私は小松崎ふたば。
中学３年生。

相当な陰キャ。
目がよくないから、
メガネ付けてる。

いじめられることもなく、
楽しむこともなく、
ぼっちの学校生活を送ってきた。

この生活ももうすぐで終わり。
卒業まであと何日だろう。

・＊。・　学校　・。＊・

ユズ「コハナー、
今日テストあるじゃん。
最悪ー」

コハナ「まあまあ。
ってえ・・・」

ユズ「コハナ？
どしたの？」

コハナ「いや、
だってあれ見て」

ユズ「えなに？
・・・って、めっちゃ
イケメンじゃん！」

コハナ「あんな子
うちの学校にいた?!」

ユズ「もしかして・・・」

コハナ・ユズ「転校生?!」

ふたば（確かにイケメン。
でも私みたいな人には、
もったいない・・・）

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

レン「初めまして、
内田蓮です。
よろしくお願いします」

女子達「キャーー！　/////」

タスク「女子、
キャーキャーうるさいｗ」

ユズ「このビジュに
なんも言わない人いないよ！」

タスク「でも小松崎さんは
黙ってるよ」

ユズ「あ、ほんとだ。
ねぇ、小松崎さん。
蓮くんってどう思う？」

ふたば「か、かっこいい・・・」

ユズ「ほら！
真面目な小松崎さんも
こうなるんだよ？」

タスク「はいはい。笑」

先生「席は・・・
空いてるところ
どこでもいいよ」

ユズ「私の隣
来てくれるかな?!」

レン（キャーキャーうるさいな。
ここは動物園かよ。
いや、そうじゃない人が
１人だけ・・・）

レン「ここの席、座ってもいい？」

ふたば「え、えっ?!
私の隣で良いの？」

レン「他のやつら
うるさいから」

ふたば「あっ、ど、どうぞ！」

レン「あ、うん」

レン（この人もなんか
あせってて
うざいんだけど）

ユズ「あー、
私じゃなかったー」

・＊。・　翌日　・。＊・

ふたば（うわー、
レンくんに会うの
楽しみすぎて
早く来すぎちゃったー。
どうやって話しかけよう？）

ふたば「レンくん、
おはよう！」

誰もいないと思っていたら、
レンくんが教室に入ってきた。

レン「あぁ、おはよ」

ふたば（うわー、
変な人って
思われたよねー）

レン（変なやつ）

・＊。・　１ヶ月後　・。＊・

私はレンくんと
仲良くなった。

というか、まともに
話せるようになっただけ？

先生「えー、
ここはこうして・・・」

ふたば「すぅー」

私はめずらしく
授業中に居眠りしていた。

ユズ「えっ、あの小松崎さんが
寝てる?!」

コハナ「ほんとだー」

「カランッ」

ふたば「ん・・・え？
あれ、メガネがない・・・」

レン「メガネ落ちたよ」

ふたば「んー、
あぁ、ありがとう」

私は満面の笑みで
お礼を言った。

レン「っ!!!///
べ、別に?!」

レン（メガネしてない方が
可愛いし、
あの笑顔反則だろ・・・///）

私は目を開いた。
メガネを拾おうとしたら、
みんながざわついた。

ユズ「え、ほんとに
小松崎さん?!」

コハナ「可愛すぎなんだけど！」

ふたば「え、え?!」

タスク「マジじゃん。可愛い～」

タスク「レンもそう思わない?!」

レン「っ!!!
か、可愛い///」

タスク「レン、めっちゃ
顔赤いぞｗｗｗ」

レン「は？　うるさい！ｗ」

ふたば「レンくん、
ありがとう///」

コハナ「あれれ～？
小松崎さんも
顔が赤いなぁー」

ユズ「コハナもタスクも
からかっちゃダメじゃん！ｗ」

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

レン「小松崎！」

ふたば「え、れ、レンくん?!」

レン「俺、言いたいことが
あるんだけど、言っていい？」

ふたば「うん」

レン「俺、小松崎のことが好き。
よかったら
俺と付き合ってください！」

満開の桜の木の下で
告白された。

ふたば「え・・・？」

レン「もちろん、会って
少ししか経ってないのに
こんなこと言っちゃだめってことは
分かってる。
でも本当に好きなんだ。
だから、付き合ってください」

ふたば「私、レンくんと
会った時から
ずっと好きでした。
よろしくお願いします」

レン「ほんと?!
あとさ、ふたばって
呼んでもいい？
ふたばも俺のこと
レンって呼んで」

ふたば「え、えっ///」

ふたば「れ、れ、れ・・・」

レン「ほら、repeat after me」

レン「れ」

ふたば「れ」

レン「ん」

ふたば「ん」

ふたば「レン！」

レン「オウムか笑」

ふたば「笑」

私とは、性格が真反対の彼と
付き合うことができました。

これがわたしの幸せな恋です///

―終わり―