幼なじみの片思い

CAST小松崎 ふたば小松崎 ふたば

作者:ことね(めめミイヒ担)

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.03.25

私は、小松崎ふたば。
中学3年生。





もうすぐ
体育祭があるの。





体育祭自体は
楽しみなんだけど、
体育祭には
嫌な思い出がある。





それは・・・













・*。・ 学校 ・。*・





コハナ「ふたば、おはよ~」





この子は、コハナ。
私の親友。





ふたば「あ、おはよ」





コハナ「もうすぐ
体育祭だよね?
楽しみ~!」





ふたば「うん・・・」





コハナ「ふたば、
どうしたの?」





ふたば「い、いや、
なんでもないからっ!」





レン「・・・」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





レン「なぁ、ふたば」





ふたば「なに?」





レンは、私の幼なじみ。
時々相談にのってくれる。





レン「さっきコハナと
話してる時に
元気なさそうだったから、
まだあのこと
引きずってるのかなって」





ふたば「あー、うん」





レン「フラれたくらいで
落ち込んでたら
楽しめないぞ!」





ふたば「まぁ、
そうなんだけどね」





そう、私は
中1の体育祭で
タスク先輩に告白した。





手を繋いだこともあったから
フラれないと
勝手に思い込んでた。





でもフラれた。





レン「俺さ、落ち込んでる
ふたば見るの辛いんだ。
あと少しで卒業なんだし、
ふたばにも
学校生活楽しんでほしい」





ふたば「ありがとう。
レンは、優しいね」





レン「俺はただ
ふたばだから
こう言ってるわけで・・・」





ふたば「え?
なんか言った?」





レン「別に、
なんでもない!」





ふたば「そっか。
じゃあまたね!」





レン「あぁ」





レン「また
言えなかったなー」





コハナ「・・・」













・*。・ 翌日 ・。*・





レン「ふたば、おはよ」





ふたば「あ、おはよ!」





レン「っ///
あ、あのさ、
このあと俺ん家で
遊ばない?」





ふたば「うん、いいよ!」





その時コハナが
私とレンの間に
割り込んできた。





コハナ「私、行けるよー」





レン「は? お前には
関係ねーよ 笑」





コハナ「なんでよ~
いいじゃんー!」





レン「俺は、ふたばを誘ってる。
コハナは関係ないだろ 笑」





コハナ「もー、ひどいよ
レン~」





レン「ふたば、行こ」





ふたば「う、うん」





ん?





コハナとレンが
喋ってる時、
なんかモヤモヤした。





私って、レンのこと
好きなのかな?





コハナ「行っちゃった・・・
レンはふたばが
好きなのかな」













・*。・ 体育祭 ・。*・





コハナ「ふたば~、頑張れー!
あと1人ぬいたら
1位だよ!」





ふたば「うん、がんばる!」





私は1位でゴールした。





ふたば「あれ、コハナー?
どこ行ったのー?」





ふたば「あ、コハナ~
いるじゃん。
でもなんで体育館裏?」





体育館裏に近づくと、
レンくんとコハナが
一緒にいることに
気がついた。





コハナ「あのね、私、
レンのことが好きなの」





ふたば(え? なんで・・・)





コハナ「だから私と
付き合ってください!」





ふたば(え、なんか涙が、
出てくる・・・
もうこんなの見たくない)





私は、その場から去った。





レン「無理。
俺、好きな人いるし」





コハナ「その人って
やっぱりふたば?」





レン「うん。
俺、あいつにずっと
片思いしてるから。
じゃ」





コハナ「そうだよね。
レンがふたばのこと
好きってわかってたのに・・・
なんで告白したんだろ」













ふたば「うっ・・・
うわーん! ・・・」





レンが
走ってきた。





レン「ふたば、
大丈夫か?」





ふたば「なっ、なに?
だ、大丈夫だし!」





レン「大丈夫に
見えねーよ。
なんで泣いてるんだよ?」





ふたば「だって、コハナが、
レンに・・・
こ、告白してたもん・・・
私、レンのこと好きだから・・・」





レン「/////」





ふたば「レン?
なんか顔赤いよ?」





レン「いや、まさか
好きな人から
告白されるとは
思ってなくて///」





ふたば「っ!!!///
好きな人って、
その・・・」





レン「俺、ふたばのことが
ずっと好きなんだ。
だから、
付き合ってください!」





ふたば「はい、喜んで!」





こうして私たちは付き合い、
前よりももっと
仲良くなりました。







―終わり―

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