１００年に１度の私の恋

CAST小松崎ふたば

作者：WASABI

2024.03.17

こんにちは、
私、フタバです！

今日は、桜まつりです。
友達のコハナと
回っているんですが・・・

コハナが、いなくなって
しまいました！

フタバ「コハナー！　どこぉ？」

ドンッ!!

フタバ「あっ、すみません！
すみません！」

ミサキ「いえいえ！
俺こそごめんね。
前見てなかったから」

フタバ「前を見てなかったのは
私の方です」

ミサキ「焦っているみたいだけど
どうしたの？」

フタバ「えーと、
友達とはぐれちゃって・・・」

ミサキ「それは心配だね。
俺も探すの手伝うよ！」

フタバ「ありがとうございます（泣）コハナっていう子なんですけど」

ミサキ「こ、コハナ!!
俺の部活のマネージャーだ！
それならすぐわかるよ」

フタバ「なんでですか？
こんなに人がいるんですよ」

ミサキ「俺は背が高いからな！」

こ、この人絶対ドＳだなｗｗ
まぁ手伝ってくれるしいいや。

フタバ「もぅ、失礼ですよ（笑）」

ミサキ「ｗｗｗ　ごめんごめん」

フタバ「探しますよ！」

ミサキ「オゥ」

フタバ「コハナー！
どこにいるの？」

ミサキ「おい、コハナ！
フタバちゃんが探してるぞ」

フタバ「おーい」

ミサキ「お、いたぞー！
コハナ！」

コハナ「？　フタバ？
どこーーー」

フタバ「ここ！」

コハナ「だからどこ？」

ひょい!!

フタバ「ミサキくん！
やめてー恥ずかしい///」

ミサキ「コハナを探すためだ
我慢しろ///」

フタバ「コハナ、ここーーー!!」

コハナ「今行くから
ずっとそこにいてー」

フタバ「わかったよ!!」

ミサキ「おい、フタバ！
ジタバタすんな」

ドーン!!

ミサキ「痛っ!!
あ、ヤベ・・」

フタバ「大変！　ごめんね！
私のせいで」

コハナ「ハァハァハァハァ！
ミ、ミサキ！
どうしたの？
何があったの、フタバ？」

フタバ「コハナー
ミサキくんを怪我させちゃったよ。
どうしよー（泣）
私のせいなのー」

コハナ「事情は後で聞くから
とりあえず医務室に」

フタバ「うん」

＊＊　医務室　＊＊

フタバ「私がコハナとはぐれて探してたら
ミサキくんにぶつかっちゃって（泣）
そして一緒に探してくれることになって
見つけたの」

コハナ「ほぉほぉ」

フタバ「それでコハナを見つけたときに
私が抱っこされたの。
コハナを見つけてうれしくて
足をジタバタさせたら倒れちゃって」

うァァァァん（泣）

フタバ「私のせいなの!!
ごめんなさい」

コハナ「１回落ちツコ！
フタバ・・・
ミサキだし、大丈夫だよ！」

フタバ「コハナー」

ミサキ「おい、コハナ！
俺だったらいいのか？」

コハナ「うゎ、起きた!!」

フタバ「よかったー！
起きないかと思った」

ミサキ「おい、もう泣くな！
お前のせいじゃないし」

フタバ「ミサキくん、ごめんね」

ミサキ「うっせーな///」

コハナ「うゎー照れてる！
もしかするともしかすると・・・」

フタバ、ミサキ「/////」

コハナ「きゃ～！
両思いじゃん。
付き合いなよ」

ミサキ「俺、もう大丈夫だから
祭り戻る。
せっかくだからお前らも
２人で回りな」

コハナ「じゃぁ回るか！」

フタバ「うん」

フタバの手に・・・

《このあと１人で
桜の木の下に来い！
用事がある》

フタバ「ねぇ、コハナ！
ミサキくんってドＳ？」

コハナ「うん、もちろん！」

フタバ「目腫れてる？」

コハナ「とっても」

フタバ「目、洗ってくる！
携帯取ってきたから
１人で回っててもいいよ！」

コハナ「じゃぁ、もうすぐで
店番だから、１回行くね」

フタバ「分かった！
じゃぁ後でコハナの店行くね」

＊＊　桜の木の下　＊＊

フタバ「さっきはごめんね！」

ミサキ「いやいいんだ！
そして俺、フタバに
言わなきゃいけないことがあるんだ。
１つ目！　俺とフタバは同学年。
２つ目、もう俺ら３年だよな！
俺３年間ずっとフタバのことが好きだった。
付き合ってくれ！」

フタバ「はい、もちろん！
初デートは桜まつりだねｗｗ
コハナのお店行こ！
早速報告だ」

ミサキ「絶対いじられるぞ」

フタバ「いいの!!
行くよ、ドＳの王子様」

こうして私の恋は
１００年に一度しか咲かぬという
桜の恋で恋人ができました。

―ＥＮＤ―