嘘から始まる私の恋

CAST小松崎ふたば

作者：mana

2024.04.11

私は、フタバ。

そして
今は教室の隅で
友達５人と恋バナ中!!

だけど
友達の恋バナを聞くのは
好きだけど
自分自身は恋愛に
全く興味がない。

だから
「フタバの好きな人は誰？」
って聞かれるとすっごい困る。

だから適当にいつも
思い浮かんだ人を言っている。

今日はクラスのムービーメーカー、
諒君の名前を出した。

すると５人のうち
２人は共感してくれ、
ほっと胸をなでおろした。

その後、数日は
共感してくれた２人と
諒君の魅力を語っていた。

・・・　２週間後　・・・

最近、私はなぜか授業に
集中できていなかった。

そして、分かってしまった。

気づくと諒君のことで
頭がいっぱいになり、
目で追っていたのだ。

つまり・・・

私は諒君に恋をしている!!

そこからというもの、

クラスのムードメーカーである
諒君に話しかけられると

頭が真っ白になって
うまく話せなくなる。

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

そうこうしているうちに
１か月がたった。

そして、
私はある決断をした。

「絶対に諒君と
付き合って見せる!!」

決断してからは早かった。

諒君の好みを研究して
猛アタックをしまくった。

・・・　３か月後　・・・

ついに告白をした。

答えは１０秒ほどで
返ってきたのかもしれない。

だが私には
１時間くらいに思えた。

そして肝心の答えは・・・

「僕でよければお願いします」

初々しさが
隠しきれていなかった。

それからは学校で１番の

ラブラブカップルになった。

今ではあの時諒君が
教室にいてくれて
本当に感謝している。

＊ｅｎｄ＊