離れて生まれた恋

CAST小松崎ふたば

作者：こは

2022.05.29

私の名前は、ふたば。
突然だけど私には
好きな人がいるんだ。

その子の名前は
内田蓮くん。

小学校５年生のとき
私が顕微鏡で
ピント合わせに
手こずっていたら、
助けてくれたんだ。

そして、
今日は入学式。

そして、
１年の運命が決まる
クラス替えの日でも
あります！

・＊。・　入学式　・。＊・

「コハナおはよう、」

「あっふたば、おはよう」

「おはよう、
ふたば、こはな」

「あっミオコ
おはよう」

「同じクラスに
なれたらいいね」

「そうだね～
でもふたばはもっと
同じクラスになりたい人が
いるんでしょ！」

「もう、やめてよー」

「あはは
ごめんごめん」

「あっ
貼り出されたよ」

「あっ私１組だ、
コハナとミオコは？」

「私は２組だよ」

「私は３組だー。
ふたばの好きな人は」

「４組だった悲しー」

「そっかー残念だね」

・＊。・　数日後　・。＊・

「ふたばーいるー？」

「あっどうした」

「そこに蓮くんいるよ」

「あっほんとだね」

「あれ？　なんか
元気ないじゃん」

「うん。蓮くんが
クラスにいなくて
寂しくて」

「ウンウン。
そっかそっか
よしよし。
こうなったら蓮くんに
アピールするしかないよ」

「でも・・・」

「『でも』なんて
言ってたら
何も始まらないよ」

「うん。わかった」

それから私は
蓮くんが通るたびに
ニコってしたり、
挨拶をしたりした。

そしたら蓮くんも
声をかけて
くれるようになった。

・＊。・　１ヶ月後　・。＊・

「ふたば
ちょっと話がある」

「・・・？」

「その、実はオレ
ふたばのことが好きだ」

「えっ」

「ふたばが
話しかけてくれるたびに
好きになっていったんだ」

「ふたば。オレと
付き合ってください」

「はい」

それから私達は
付き合うことになった。

今では一緒に
学校に行ったりしているよ。

＊ｅｎｄ＊