ずっとずっと一緒

CAST小松崎ふたば

作者：ピヨピヨ

2024.10.17

私、ふたば！

友達からは
ふーちゃんって
呼ばれてるんだ！

私には、自慢の
彼氏がいるの。

その名は「たいよう」

優しくて
かっこいいんだ～。

毎日一緒に登下校して
毎日がhappy幸せ～って
感じなんだ!!

でも、、、

たいようは
病気を持っているの、

いつ死んでも
おかしくない。

た「ふたば！　おはよー」

ふ「たいようくん！
おはよっ!!」

た「今日うちのクラス
体育あるから
体操着かしてくんね？
お願い！」

ふ「また忘れたの～？
仕方ない。貸してあげよう!!
その代わり帰りに
タピオカおごって～～」

た「え～またかよ!!」

ふ「おごってくれないなら
体操着貸さないよ～」

た「わかったよ！
その代わり
その後デートしてねー」

ふ「デート!!
うれしい!!」

た「じゃあまた後で」

ふ「ばいばーい」

・＊。・たいようside 体育中・。＊・

た（苦しいな、、、せんせっ）

バタっ

た（何も見えない、
おれ、死ぬのか？
ふたばはどうなるのか？
ふたばに会いたい、
放課後デートしたい、
ふたば、ふたば、ふたば、、
ふたば、ごめんね）

た「た、すけ、て、、
ふた、、ば」

そっからたいようが
起きることはなかった、、、

・＊。・　ふたばside　・。＊・

ふ（今たいようくんが
あやまった気がする、
胸騒ぎがする。
今たいようくんは
体育だった気がする。
体育館に走って
様子見に行ってみるか？）

ふ「先生！
お腹痛いので
お手洗い行ってきます！」

ふたばはそっから
体育館に向けて走った。

ふ（疲れた、あとちょっとだ、
たいようは大丈夫なのかな？）

ふ（体育館の前が
ざわついてる。
何かあったのかな？
どうかたいようが
無事でありますように）

体育館の中に一歩入った。

ふ（え。
たいようが倒れてる？）

ふ「たいよう！　たいよう！
おきて！　おきてよ！
ねえ！
放課後デート行く約束したでしょ、
ここで死んじゃだめだよ！
たいよう」

ふたばは、たいようくんが
気を失ったその少し前に
『ごめんね大好きだよ』と
言ったのを
ちゃんと聞いていた。

ふ（ここは、、保健室？
たいようくんはどこ、あれ？
私、何してたんだっけ？
そうだ！　たいよう！）

ふ「保健室の先生！
たいようは、太陽は今
どこにいるんですか？」

保健室の先生「たいようくんは、、
病院に行ったよ。
そのあとは何も知らない。
ニコラ病院、行ってあげな」

ふ「行ってきます。
看病してくださり
ありがとうございました！」

ふ（たいようくん生きてて！
お願いだから！
生きてて！）

ふたばはずっと願いながら
病院へ走って行った、、、

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

病院に着いた。

そこには
たいようがいた、、

先生「犬飼太陽さん
今亡くなりました」

ふ「え？
今なんて言いました？
太陽くんがなんですか？」

先生「犬飼さんは
亡くなりました」

ふ「うそ、でしょ、
たいよう、く、ん」

そこからふたばは
ずっと泣いた。

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

太陽がなくなった
３日後のお葬式。

ふ「なんで私を
置いてっちゃうんだよ」

太陽のお母さん「ふたばちゃんだよね？
たいようから
手紙もらってるよ？
今読む？」

ふ「え？　手紙？」

ふたばが手紙をよむ。

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────
小松崎ふたばへ

ふたばがこれを見ているってことは
もう俺はなくなっているんだね
悲しい思いさせてごめんね。

ふたばに告白した後、
病気のこと話したら
少し驚いていたけど
ささえてあげるって言ってくれて
うれしかったよ。

ふたば大好き。
迷惑かけてごめんね。
この手紙にネックレスを入れといたよ。
ふたばに似合いそうなのを選んだ。
このネックレスでふたばとぼくは
繋がってる、
この世界のどこかで繋がってる。

大好きだよふたば、
ずっとずっと一緒だよ。
──────
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ふ「たいようくん、大好きだよ」

ふたばの手には、ネックレスが
ぎゅっと握られていた。

＊ｅｎｄ＊