桜と私と彼と

CAST小松崎ふたば

作者：はなたば大好き女子

2024.03.09

私の学校には
１つのジンクスがあるの。

そのジンクスとは
桜の木の下の土に
好きな人の名前を書いて
その名前を桜の葉っぱで隠すと
その名前の人と付き合えるという
ジンクスなんだ！

あっ、自己紹介してなかったね！
私は、ふたばです！

ガーリーが大好きで
恋することも
恋を見ることも
とっても大好きな女子です！

好きな人は、同じクラスの
はるとっていう幼馴染です！

そして、私達２人は
両思いっていう噂が出ています。

こんど桜の木の下に
はるとの名前を書こうと
思います！

ふたば「あーあ
いいこと起きないかなー？」

はると「おい！　ふたば！
暇そうだな。
恋バナしない？」

ふたば「いいよ！
うち恋バナ
大好きだから！」

はると「ふたばの好きな人だれ？」

ふたば「そんなの
言うわけないじゃん！」

はると「えーー？」

ふたば「はるとが
先に言ってくれたら
教えてあげる！」

はると「じゃあ、また今度で！」

ふたば「えーー？」

もう！
はるとったら！

今日の中休みに
桜の木の下に名前書いてやる！

・＊。・　中休み　・。＊・

よし！　行くぞー！

はると「どこ行くの？」

ふたば「桜の木のトコ」

はると「おお偶然！
俺も行くんだ～
一緒に行こ！」

ふたば「いいよ！」

どーしよ！
はるとがいたら
名前書けないじゃん！

タイミング悪いなーーー。

ふたば「はるとは何しに行くの？」

はると「桜の木の下に
名前書きに行く！」

ふたば「ウソ！
うちもなんだけど！」

はると「マジ？
誰のことかくの？」

ふたば「言いませーん！」

はると「じゃあヒントちょうだい！」

ふたば「優しくて、
少しだけおっちょこちょいで
ちょっと可愛くてみたいな感じ」

はると「俺すぎて泣けてくるｗｗｗ」

ふたば「さあ、どうでしょうね。
じゃあ名前書いてくる！」

はると「俺も！」

“はると”っとかけた！

あとは、桜の葉っぱでー
隠すだけ！

オッケー！

はるとにバレてないよね？

はるとは
なんて書いたんだろ！
ヒントもーらお！

ふたば「はると！　かけた？
はるとのヒントもちょーだい！」

はると「俺の好きな人は
可愛くて天然で
コミュ力ハンパない人！」

ふたば「これもうちすぎて泣けるｗｗｗ」

はると「さあ、どうでしょうね！」

はるともうちのこと
好きな可能性あるぞ！

よし！　告ろ！
いまだ！

ふたば「はるとのこと
好きなんだよね～。
付き合ってください！」

はると「マジか！
桜のジンクスきくの早っ
お願いします！」

ふたば「やったーーー」

はると「よろしくねー」

ふたば「こちらこそ
付き合ってくれてありがと！」

とゆうわけで
桜のジンクスのおかげで
はるとと付き合うことができました！

クラスの中で
初めてカップル誕生！

＊おしまい＊