初デートは春の嵐

CAST小松崎 ふたば小松崎 ふたば

作者:るんるん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.03.08

ずっとあなたのことが
好きでした。





嵐のような恋でした。





恋ってこんなに
苦しいの?







* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





私の名前は
小松崎ふたば。





ニコラ学園に通う
中学2年生です。





親友の心花と、
毎日仲良く過ごしています。





充実した毎日を
送っているはずだけど・・・、





何か物足りない気がするのは、
恋、してないからかな。





「小~松崎! わあっ!!」





「わっ。もう、
西くんったら何すんの!?
もう! いつまで経っても
精神年齢
幼稚園生以下なんだから!」





あれ?
追いかけて来たら
結構遠くまで
来ちゃったな・・・





「小松崎」





「え。何?」





「俺とデートしろ。
今度の日曜日、
午後10時に正門前」





「はあ?」





別にいいけど。行くから。
でもいきなり何?













・*。・ 日曜日午後1時 ・。*・





え、5分前に来たのに・・・





「西くん!」





「小松崎、
ふたばって呼んでもいいか?
俺のことも、ユアンって
呼んでくれないか」





「え、いいけど」





西くん、いや、ユアンか。
いきなり何なんだろう?





その後は、普通に
楽しくデートしていたけど、
ずっとユアンの不自然な
行動が気になった。













・*。・ 翌週 ・。*・





「心花、おはよう。
あれ? ねえ、西くんは?」





「え、転校してったけど・・・」





は?





「もしかして
聞いてなかった?
転校するの」





ウソでしょ。
聞いてないよ。
そんなの・・・





あの後気がついた、
ユアンへの本当の気持ち・・・
ずっと好きだったんだ。
本当は。





こんな形で
初恋に気がつきたくなかったよ・・・





どうせなら、ずっと
気がつかないでいたら
良かったのに。





またいつか、
再会できるかな。













・*。・ 1年後、卒業式 ・。*・





ああ、結局再会できず、
特になんの変わり映えもせず、
平凡な1年間だったな・・・





こうしてみると、
ユアンがどれだけ毎日
私に刺激を
与えてくれていたか分かる。





本当に大事なものには
失った後に気づくんだ。





「ふたば・・・」





!! ユアン・・・!





「呼んじゃった! テヘ」





心花! ありがとう!





「好きだ。
付き合ってください」





声、ずっと聞きたかったよ。





「私も好きです」







*end*

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