桜のような恋

CAST小松崎ふたば

作者：こっちゃん

2023.03.03

私はふたば！
もうすぐ高校２年生になります。

そして
４月は私の誕生日。

春が誕生日って
良いイメージが
あるかもしれないけど、
私は違う。

毎日が楽しくない・・・

・＊。・　学校　・。＊・

ユズ「あっ、
小松崎さんだ～ｗ」

アヤカ「今日も
学校きたの～？」

ユズ「小松崎さんがいると
目障りなんだよね～。
だから、学校休んで
いいんだよ～ｗ」

アヤカ「そしたら
単位取れなくなっちゃうね～ｗ」

ユズ「じゃ」

ユズ・アヤカ「ｗｗｗ」

この２人は１つ上の先輩の
ユズさんとアヤカさん。

ユズさんは
足川財閥の娘らしい。

学校に行くと
毎日いじめられている。

私の毎日が楽しくないのは
この２人のせいでもある。

・＊。・　放課後　・。＊・

先生「じゃあ、これで
授業は終わり」

ふたば（あっ、
授業が終わってしまった。
またいじめられる）

ユズ「あ～
小松崎さんみーっけｗ」

アヤカ「ユズ～
今日はどうやっていじめるー？」

ユズ「あっ、
水かけちゃえばｗ」

ふたば（そして
水を頭からかけられた。
ここは人があまり通らないから、
誰も助けてくれない）

レン「おい、
ユズとアヤカ
何してる？」

レンくんはユズさんと
同じ学年の、先輩です。

ユズ「あ～レンくーん/////
一緒帰ろ！」

レン「あ、うん・・・」

ふたば（いじめられていたところは
見えてないみたい・・・）

レン（あいつ、
いじめられてたよな・・・）

・＊。・　翌日　・。＊・

レン「小松崎さん、
ちょっといい？」

ふたば「あっ、はい」

レン「昨日、
ユズとアヤカに
水かけられてたよな？」

ふたば「えっ、
いや、その、」

レン「正直に答えて。
俺が守るから」

私は今までずっと
いじめられていたことを
話した。

レン「あいつら、
男子の前では
声が高くなると思ったら
小松崎さんには
そんなことしてたのかよ・・・」

ふたば「あの・・・
なんで私の名前を
知ってるんですか？」

レン「えっ、それは・・・
小松崎さんが
入学してきた時から
好きなんだ///」

ふたば「えっ///」

レン「だから、今度
俺とデートしてくれないか？」

ふたば「あっ、はい」

ユズ「なによ
小松崎さんのくせに・・・」

レン先輩とのデートまでの間、
ユズさんからのいじめは
エスカレートしていった。

ユズ「なんで
小松崎さんみたいな人が
レンとデートするわけ？」

アヤカ「まあまあ、
どうせデートで
恥かくだろうしｗ」

ユズ「それはそうよね。
まあいいわ、
今日のところは
これで終わってあげる」

ふたば（あっ、よかった）

レン「あっ、
ふたばちゃんいた～
もしかして、またユズが
なんかしてきた？」

ふたば「あっ、はい・・・」

レン「ごめんな。
俺が来るの遅れたせいで・・・」

ふたば「いえっ、では
明日楽しみにしています」

レン「うん、
じゃあまた明日・・・」

・＊。・　デート当日　・。＊・

レン（あー、張り切って
早く来ちゃったよ・・・）

ふたば「レン先輩！」

レン「・・・」

ふたば「あの、レン先輩？」

レン「あっ、ごめん。
ふたばちゃんの
私服が可愛いな～って
思っただけ///」

ふたば「えっ///
じゃあ、行きましょ！」

私達は洋服を選び合ったり、
食べ歩きで
いろんな場所を楽しんだ。

レン「そろそろお別れかな・・・」

ふたば「そうですね・・・
今日、とても楽しかったです！
じゃあ、また学校で」

レン「ちょっと待って！」

ふたば「？」

レン「俺、ふたばちゃんの
仕草も顔も性格も、
全部好きなんだ。
この気持ち伝えないと
ダメだと思うから、
言います！」

ふたば「！」

レン「小松崎ふたばさん、
俺と付き合ってください！」

ふたば「はい！
よろしくお願いします！」

桜の花びらと共に、
２人の気持ちも
舞い上がったのでした。

そしてふたばは、
春が大好きになりました。

―終わり―