ありがと

CAST髙橋快空

作者：ゆら

2022.06.17

私の名前は
髙橋快空！

私は怖いのが
大っ嫌い！

でも、なぜか
肝試しに行きたいという
好奇心だけは旺盛で
友達とある人を
誘ってしまった・・・

ある人とは
私の片思いしてる
犬飼太陽。

彼は、幼馴染で
家が近く
中３の現在まで
同じクラスなのだ。

今、肝試しをやっていて
ペアはくじで
太陽くんとなり、
まわっているところだ。

「ばぁー！」

と後ろの方から
声が聞こえた。

「ぎゃあー！」

と言って振り返ると
太陽が脅かしてきたのだ。

「もぉー、やめてよ！」

こーやって
戯れ合うのも
日常茶飯ことだ。

そんな太陽に惹かれた。

だから私は、
肝試しが終わったら
告白をしようと思う。

・・・帰り道

「あのさ、太陽！
話したいことが
あるんだけど
時間ある？」

「うん？
あるけど・・・
どうしたの？」

「私達って
幼馴染じゃん？
でも、わたし、太陽の
優しいところに惹かれて
好きになったの。
だから、これからは
幼馴染じゃなくて
恋人になってください！」

「あっ。え～と」

「あっ。急にこんなこと
言われても困るよね。
じゃあ、私、か、帰るね」

「あっ！
おい待てよ」

ぎゅ
（バックハグ）

「えっ？」

「俺の返事も
ちゃんと聞けよ」

「あっ・・・」

「俺も快空のことも
好きだよ。
俺からも言わせて。
俺と付き合ってください」

「はいっ！」

「「ありがと！」」
（２人で）

＊ｅｎｄ＊