あなたへの愛を、勉強に注げ!!

CAST髙橋 快空髙橋 快空

作者:CHERRYMILK

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.11.01

・*。・ 1年前の教育相談 ・。*・





ルワ先生「かいらは今、
どこの高校
気になってる?」





カイラ「ニコラ学園高校です・・・」





ルワ先生「そうか・・・
レベルが高いから、
これからも勉強
頑張るんだぞ!
目標落とすなよ!!」





カイラ「はい!!」













・*。・ 3年生 ・。*・





カイラは、今年も
ルワ先生が
担任の先生になることを
望んでいたが、
今年はヨシト先生だった。





でも、教科担当なら
チャンスはあると思ったが、
それも外れてしまった。





それがショックで
なかなか立ち直れず、
1学期は、学校生活も
まともに楽しめない、
勉強もなかなかできない
毎日が続いた。





そして、1回目の
三者面談。





ヨシト先生「カイラさんの内申は、
去年より下がってますね。
2学期からは内申は
ほぼ上がらないので
ニコラ学園は
厳しいでしょう。
別の進路を考えたほうが
いいですね。
それに、実力テストの結果も
すごく良いわけでは
ないですし・・・」





親は今にも
怒り狂いそうな
顔をしていた。





こうなることは
わかっていた。





確かに1学期で
高校に行く
成績の半分が
決まるから
大事だとは知ってた。





やらなかった
自分が悪いけど、
でも、まだ
夏休みがあるじゃん。





実力テストの結果も
低いわけじゃない。





なのになんで
そこまで言うの・・・
という怒りが私には
渦巻いていた。





このことを
引きずったまま
行った塾の面談。





レン先生「ニコラ学園行くには、
12時間くらい
勉強時間いるけどできる?
これまともにできたやつ、
なかなかいないけど・・・」





私は少し考えた。
でも、ヨシト先生に
夢をつぶされて
たまるかあああ!!
と思った私は
「やります」と言った。





そしてレン先生からは
「じゃあ、
そう決めたからには
最後までやり遂げるんだぞ」
と言われた。





ここで私は、
あのころの記憶を
呼び起こした。





私が演劇部の
文化祭の劇作成と
有志発表のダンスの両立が
できないまま迎えた
有志のリハーサル後、
ルワ先生に





「ダンスも劇も
どっちもやるって決めたなら
しっかりやり切ろう」





って、言われたんだった。





やるからには、
最後までやり抜く・・・か。





先生も確かに
数学検定の勉強しながら
土日の午前にテニスの練習して、
強さを保ってる。





かっこいいな。
私もそうなりたい。





それに、ルワ先生
あの時私に
「目標落とすなよ!!」
って、言ってた。





応援してくれる人はいる。
私も、あんな感じに
何かに一途になりたい!!





その思いで
夏休みから2学期を
駆け抜け、





10月の塾の模試では
いままで1番の
成績をとることができ、





学校の定期テストでは
2期、3期共に
合計点が上がり
11月の学校の実力テストでは、
5教科合計では
ニコラ学園のボーダーを
超えるくらいにまで
レベルが上がった。





そして12月、
運命の2回目の
3者面談。





ヨシト先生「今回の
内申はこちらです。
内申は3つ上がりましたが
まだ厳しいです。
ですが、ニコラ学園に
到達するくらいまで
今回の実力テストで
成績を上げています。
挑戦校にはなりますが、
受けてみてもいいと思います」





カイラの母「ほんとですか!
ありがとうございます!」





カイラ「ありがとうございます!!」





ヨシト先生「夏から
頑張った成果が出て
よかったね!
それでは、私立高校は・・・」





こうして無事に
面談は終わり、
後は受験まで
走り抜けるだけになった。





この時期は、ごはんと
寝るときとお風呂以外は
ずっと勉強していた。





そして、長いようで
短かった受験生活は、
今日で終わりを
告げようとしていた。





そして、ニコラ学園の
校門をくぐるとき私は、
「あなたのように、
かっこいい私になりたいです。
ニコラ学園で」
といった。





受験は何も不安も
緊張もせず、
リラックスして
問題と向き合えた。





後は2週間後の
合格発表を待つだけ。





その前に
卒業式があった。





私は、ルワ先生の
ところへ行って





「今までありがとうございました。
私がここまで
走り続けることができたのは、
目標に向かって
最後まであきらめず突き進む
かっこいい先生のように
私もなりたいなって
思ったからです。
あと、目標落とすなよ!
って言葉が
私を奮い立たせてくれました!!」





「なんか、恥ずかしいなあ・・・
それにしてもカイラ
この1年ですごい成長したね!!
もう別人のようだよ。
カイラかっこいい・・・」





「ありがとうございます。
あと、私、ニコラ学園受かったら
テニス部かバドミントン部か
ダンス部に入ろうと
思ってるんです。
これ実は、中2の時に
好きになったもので・・・
テニスとバドミントンは
体育の授業で・・・」





「ダンスが、3年生を
送る会か!
センターやってたもんね!」





「そうです!
たくさんの練習を重ねた末に
踊れるようになったダンスに
感動して、
高校に入ってから
ダンスきわめてみるのも
いいかもなあ?
って、思ったんです!
それに中学3年間でおもったのが
部活とか何かないと、
時間無駄に使っちゃうし!」





「そうだね!
それにしてもカイラが
運動部か。
想像つかんな・・・」





「失礼ですねっ!
確かに体育技能
ずっとCですけど~、
体づくりして、
たくさん練習して、
レギュラーに入るんで!!
見ててください!」





「じゃあレギュラーに
決まった時の最初の試合、
呼んでね!
ダンス部なら何かの大会に!
どこでも先生行くから!」





「ありがとうございます!
じゃあ、連絡手段
どうしましょうか?」





(2人で)「う~ん、
LINE? しかない!」





ルワ先生「じゃあ
合格発表の日、
受かってたら
交換するか!」





カイラ「いえーい!」





そして
合格発表後の昼、
カイラは元気よく
合格証書をルワ先生に
渡しましたとさ。







*end*

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