相合い傘な恋

CAST髙橋 快空髙橋 快空

作者:くりくり

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.02.14

私は、カイラ!!
高校1年生





ハルトは
幼稚園の時からの
幼馴染。





いつも仲ががいい私たちは
なんとなく両思いと
わかっていたけれど、
今まではっきりと
想いを告げたことはなかった





幼馴染だからこそ
告白・・・・しづらい。





今日はバレンタインデー。





私はハルトにチョコを
あげてみようと思う。













・*。・ 通学中 ・。*・





アンジ「よっ!! カイラ~、
おはよう~」





カイラ「あ、アンジ、
おはよ~」





アンジ「今日バレンタインだね~!!
カイラはやっぱりハルトに
チョコ渡すの?」





カイラ「う、うん」





アンジ「そんなかたい表情
しないでよ~。
ニィーー」





私のほっぺたを
引っ張る。





カイラ「いたい笑 いたい笑」





アンジ「頑張ってね!!」





カイラ「うんっ!!」





なんだか少しだけ
緊張の糸が
切れた気がした。













・*。・ 放課後 ・。*・





図書室で待っている
ハルトが見えた。





ハルトとの
トーク画面を開く。





数分前に送った
メッセージを見る。





カイラ【今日の放課後、
図書室で待っててください】





「すうぅ・・・・・・
はぁぁー・・・・・
よしっ!」





ゆっくり
深呼吸をした。





大丈夫だよね・・・





あぁ、どうしよう・・・・・・





やっぱり・・・・・・・・・・・





だめだ





諦めよう・・・・・・





私はハルトに
背を向けた。





その瞬間、ハルトが
後ろから抱きついた。





ハルト「つかまえた~笑笑」





カイラ「はぁっ///」





私はびっくりして
固まってしまった。





ハルト「それ、何?」





ハルトは
私が持っている
紙袋を指差す。





カイラ「ああっ・・・
あ、はいこれっ!!
バレンタインチョコ」





ハルト「サンキュー」





カイラ「えっと・・・・
わ・・わたし、
ハルトが好き・・
つ・・・つき・・・」





ハルト「付き合ってください!」





私が言い終わる前に
ハルトが言った。





カイラ「あ、はい///
よろしくお願いします」





ハルト「こちらこそ!」





ハルト「あ、もしよかったら
今日一緒に帰らない?」





カイラ「うん///」













・*。・ 下駄箱 ・。*・





カイラ「あ、雨降ってる」





ハルト「さっきまで
晴れだったのに・・・・・
カイラ、傘持ってる?」





カイラ「あ」





こっそりと
折りたたみ傘を
バックの奥にしまう。





カイラ「持って・・・・
ないかも? ・・・・・」





ハルト「かもってなんだよwww
じゃあ、俺の傘入りな?
家、近所だし」





カイラ「ありがとう///」





これから私は
ハルトと相合い傘をしながら
一緒に歩んでいくんだ。





そう思いながら私は
雨の中、ハルトと手を繋いで
学校を後にした。







*end*

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