幼なじみの体育祭

CAST髙橋 快空髙橋 快空

作者:すぬーぴー

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.04.14

私、快空!
中学3年生です。





そんな私には、
すこーし気になってる
人がいて・・・







・*。・ 翌日 ・。*・





今日から、体育祭の
練習期間です・・・
憂鬱だなぁ。





私には、運動の
トラウマがあって。





小学生の頃。
運動会の時。
リレーの時。





バトンを
うまくまわせなくて、
同じチームの女子に怒られた・・・
というより、怒鳴られた。





そんなことがたくさんあり、
私は次第に体育の時間を
仮病で休んでいくように
なってしまったんだ。





で、今は中学生。





中学受験したから、
私のことを怒鳴った女子は
いないんだけど。





体育祭の主なメインは
トリのリレー競技。





自分でいうのもなんだけど、
足が速いの。





リレー選手を決めるときも
ダントツで1位だったから、
毎年リレー選手に決まってしまう。





しかも、そのことを
1年生の時に大親友だった
心花に相談したら、





「私がリレー選手に
なりたかったのに、
快空なにそれ。
私の気持ち知ってるくせに、
ひどい! 最低」





といって、みんなに
そのことをばらされたの。





っていう、一通りの事件。





あ。
リレーの練習が始まった。





そしたら、ある男子が
通り過ぎていって、





「快空、頑張れよな」って。





その正体は、太陽。





生まれたときから一緒の、
幼なじみ。





これが、私の
気になってる人。













・*。・ 1か月後 ・。*・





今日は、体育祭本番。





で、お昼休みをはさんで、
リレーが始まってる。





もう少しで私に出番が
回ってくる。





太陽とは、敵同士です。





えっ。
ちょっと・・・まって。





小学生の時の、
私のことを怒鳴った人がいる。





結珠。
あしかわ、ゆずがいる。





気づいてないと思うけれど。





嘘。いや。
スタートラインで
うずくまっていて、
バトンが回ってきたその時。





敵チームの太陽が、
私のことをお姫様だっこして、
スタートした。





「きゃあー」





応援席の女の子達が
悲鳴をあげた。





「快空・・・俺、
初めて知った。
快空が小学生のとき
嫌なことがあって
ここ頑張って受験したこと。
わかってあげられなくて、
ごめん」





「なんで今
こんなことしたの?」





「好きな人が苦しんでるの、
放っておきたくなかったから」





ゴールが近づいてくる。





太陽は、無事1位で
ゴールしたあと、
優勝者インタビューで、
なぜお姫様だっこしたのかと
聞かれると、





「好きな人の顔が
あおざめていたので」
と言い、





マイクを手に持ち
全校生徒の前で宣言した。





「快空をいじめた人は
許せませんが、
長年の恋が実ったということで
許します。
俺は、快空のことが好きです」





私は、マイクを持って
おっきな声で言った。





「私も!」





そして、私の恋は
実ることができました。







*end*

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