きせかえ人形と私の初恋

CAST髙橋 快空髙橋 快空

作者:くまたん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.07.30

私、カイラ。
中学2年生!





私には、片想い中の
3年のサッカー部のエース、
ミサキ先輩がいる。





先輩の中だと
1番仲がいい。





あっ、ちょうど今
部活が終わった!





あそこにいるのは
親友のアンジ!





「アンジ!
ばいばい~」





「うん。
また明日!」





手をふる。





帰るか。





少し歩くと。





とん。





「ん?」





なにかが
足に触れた気がする。





下を向くと、そこには
きせかえ人形が落ちていた。





待って。
この人形すごい汚れてる。





「ゲホッゲホッ。
拾ってくれてありがとう」





「え」





今、誰の声?





「あっ、私」





「この人形?」





「そうそう! 私、
恋! きせかえ人形の
妖精のはな!」





「え!?
人形が喋った」





喋った?
どういうこと!?





「そんなおどおどしてる
暇ないって!
今から君の好きな
ミサキ先輩が来るよ」





「本当に!?」





「私は、みんなの恋を
かなえる妖精だからね」





神じゃん。





ドキドキ。
足音がする。





もしかして、
ここから一緒に
帰れるんじゃ。





前髪とか大丈夫かな。





「大丈夫!
私、心の声も読めるから」





本当に?
今、心のなかで
思ってることわかる?





「もちろん。
あっ、この人形
誰にも言ったりとか
見せたりしないでね。
これは約束だよ」





「うん。もちろん」





トントン。





誰かが肩を
とんとんとたたく。





ミサキ先輩
来ちゃったじゃん!





あ、人形隠さなきゃ。





慌ててバッグにしまう。





「カイラ?」





「先輩!」





「部活今さっき終わったよ。
でも、帰る友達いなくて」





誘わなきゃ。





「じゃあ一緒に
帰りませんか?」





「それ、今言おうとした笑
あのさ」





ミサキ先輩が
喋ろうとする。





「今から
○○公園よらない?」





「いいですよ!」





急にどうしたんだろう。











・*。・ ○○公園前 ・。*・





「どうしたんですか?」





「いま、
大丈夫だよね」





「はい!」





なんだろう。





「俺、ずっと前から
カイラのことが好きだった。
だから、付き合って、ください!」





え? 告白?!





「私?」





「もちろん。どう?」





「私でよければ、
お願いします!」





「よっしゃ!」





「笑」





嬉しそう。





「1年前から好きだったよ」





「ありがとうございます!
私は、片想いかと」





「笑
これからは、タメで!」





「え!?」





「また明日!」





「はい!」





ミサキ先輩と
付き合うことになりました。





「私が魔法使ったからね!」





「笑 ありがとう」





「うん!」





きせかえ人形と
私の初恋。





人形のおかげで
付き合うことになりました。







*end*

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