シンデレララブ

CAST髙橋快空

作者：いちごチョコ

2023.01.10

私は、カイラ！
中３です。

最近困ったことがある。
それは・・・

アンジ「あ！
カイラじゃ～ん!!」

カホ「相変わらず、
ウチらみたいに
イケてないよね～ｗ」

そう、クラスの一軍女子の
カホとアンジは
私にいつも悪口や
嫌がらせをしてくる。

ユラ「アンジ、カホ！
カイラをいじめるの
止めなよ！」

アキ「そうだよ！
カイラ嫌がってるじゃん！」

カイラ「アキ、ユラ・・・
私は大丈夫だよ。
心配かけてごめんね」

ユラ「でも・・・！」

アンジ「は？
私がタスクのこと好きなの
知ってるくせに、
カイラはタスクを
とろうとしてるんだよ!?」

カホ「ひどいよね～ｗ」

別にタスクを
とろうとしてるわけじゃない。
幼なじみだから
仲が良いだけなのに・・・

・＊。・　次の日　・。＊・

今度の文化祭で
なんとうちのクラスは
シンデレラを演じるの！

くじ引きで
役決めするみたい！
私は・・・

シンデレラ?!
王子役はなんとタスク！

アキは、衣装づくりで、
ユラは魔法使い！

そしてアンジ＆カホは、
意地悪な姉らしい。

もちろん、カホとアンジは
私のシンデレラ役をねたむ。

日に日に酷くなるいじめ。

パシリはもちろん、
掃除はいつも私の役目、
ゴミをかけられたこともあった。

タスクは、私をいつも
気にかけてくれた。

タスク「ねぇ、カイラ。
最近暗いけど、どうしたの？」

カイラ「いや・・・
特になにもないけど・・・」

タスク「何かあったら
俺に相談しな！」

カイラ「気にかけてくれて
ありがとう！」

私はそんなタスクの
優しさに惹かれて
タスクのことが好きになった。

＊．．．・・・＊．．．・・・＊

一方、アンジ＆カホは・・・

カホ「ねぇ、当日
こんなことするのはどう？」

アンジ「めっちゃ良い案だね！」

何かたくらんでるみたい・・・!?

・＊。・　当日　・。＊・

「それでは、
３年１組による
シンデレラです」

順調に私達は、
劇を演じていき・・・

カイラ「私も舞踏会に
行きたかったよ～！」

ユラ「私がドレスや馬車などを
作ってあげるわ！
ただし、１２時に
魔法はとけるわ！
気をつけてね!!」

カイラ「本当にありがとう！
楽しんでくるわ！」

そして、タスクと
ダンスシーン。

タスクと私の距離は、
近すぎて
私の頬は真っ赤だった。

しかし、問題はここからだ。

ガラスの靴が
シンデレラの足に
入ったというシーンだった。

タスク「僕と結婚してくれますか？」

カイラ、アンジ「はい！」

え？
なんでアンジも？

ここのセリフ
私しか言わない
はずだったのに・・・？

アンジ「私こそが、
あなたとあの日
踊った人ですわ！」

カイラ「え、」

混乱してうまく喋れない。

アンジ「私と付き合って
くれませんか？
リアルでもね・・・！」

会場は、キャー！/////と
声が上がり、盛り上がった。

私の心は、真っ暗だった。

アンジは、可愛いし
人気者だから
きっとＯＫしちゃうんだろうな・・・

タスク「なんで、
いじめっ子と
付き合わなきゃだめなの？」

会場は、ざわつき出した。

タスク「俺は、幼稚園の頃から
カイラ一筋なんだよ！
こんな俺だけど、
俺と付き合ってくれませんか？」

私はタスクを抱きしめ、

「はい！
もちろんだよ・・・！」

そう言った。

あれからカホ＆アンジからの
嫌がらせはなくなり
私とタスクは、
付き合うことにした。

これからも、ずっとタスクと
いられますように・・・!!

・＊。・終・。＊・