クリスマスは恋の予感?!

CAST髙橋快空

作者：ひとこ

2023.09.24

私、髙橋快空。
ニコ学に通う、高校１年生だよ！

周りのコは、半分以上が
彼氏作ってて、
私も彼氏ほしいなー、なんて
浮かれたり。

でもなー
私の好きな人はどうせ
脈ナシだし、
ムリだろうなー。

ユズ「カイラ！
もうすぐでクリスマスだね！」

この子は、心友のユズ。

恋バナとか、
なんでも話せる、
大切な存在だよ。

カイラ「そうだねー。
ユズはどうするの？」

ユズ「彼氏と過ごすってのも
考えたんだけどね、
付き合い始めたばっかだし、
ハードル高そうだなって」

そう、ユズには彼氏がいる。

イケメンで、
１つ年上の諒先輩。

２人とも
一目ぼれっていう
超キセキ!!!

諒先輩から
告白されたんだって。

帰りは、いつも先輩迎えに
来てくれてて、
なかよしカップル。

私もちょっと
憧れてるんだよね・・・

カイラ「いきなりは
難しいかもねー」

ユズ「カイラは？
ミサキに告んないの？」

カイラ「えっ・・・だって
告る自信ないし」

私の好きな人って言うのは、
同じクラスのミサキ。

イケメンで、女子からも
めっちゃモテる。

私なんか絶対フられるに
決まってるよ・・・

ユズ「そっかー。
じゃあさ、クラスで集まる
パーティーあるみたいなんだけど、
それに行ってみるってのはどう？
私も行く予定だし、
あそこで行く人募集してるみたいだし。
参加者だけでも見てみない？」

カイラ「うん！　そうだね！」

２人で参加者名簿を見ると、
ミサキの名前があった。

ユズ「私行くけど、
カイラも行くよね？」

カイラ「もちろん！」

チャンスはつかまないと！

・＊。・　クリスマス　・。＊・

ユラ「カイラ－！　ユズ－！
やっほー」

カイラ「ユラ！　やっほー」

ユズ「結構集まったね！」

ユラ「そうだねー。
ちなみに、今日の晩ご飯は
ピザだよ」

カイラ「やったー」

ユズ「超楽しみ!!!」

？「やっほー、カイラ」

え？　誰？

ユラ「あー。ミサキじゃーん」

ミサキ「よ」

カイラ「ミサキも
来てたんだね！
今日、楽しもうね！」

ミサキ「おう！」

その後、私はみんなと
めっちゃ盛り上がった。

カホ「男子ー、
おやつ買ってきてー！」

ダイジ「えー、やだよー」

カイラ「あ、私行くよ」

カホ「髙橋さん、
暗いけどいいの？」

カイラ「うん！
全然大丈夫！」

カホ「ほんと？
ありがと！」

そう言って
私はおやつを買いに出た。

都会のマンションの
パーティールームを
借りてるから、

近所のスーパーまでは
言うほど遠くない。

てか、どれぐらい
買えばいいんだろう。

ま、人数多いし
たくさん買おうかな。

店員さん「ありがとうございましたー」

カイラ「結構重いなー」

ま、自分で行くって
言ったんだし、仕方ないか。

って、やば！

カイラ「キャー!!!」

信号無視した車が
猛スピードでこっちに
来てるんですけど！

ぶつかる！
ヤバイ！
終わった！

そう思った瞬間、
誰に抱かれて
そのまま転んだ。

？「大丈夫か！
カイラ！」

カイラ「ミ・・・サキ？」

ミサキ「よかったー。
パーティールームに
カイラがいなくて、
カホに聞いたら
買い出しに出たって・・・
夜１人だと色んな意味で危ないから
来てみたら案の定・・・
無事でよかった」

ミサキの息が切れてる。

カイラ「ミサキ・・・うわーん!!!」

助かったことに安堵して、
思わず泣いてしまった。

ミサキ「大丈夫、大丈夫だから」

カイラ「ミサキは、
なんでここまで来てくれたの？」

深い意味はないことは
分かってるけど、
一応聞いてみる。

ミサキ「カイラが好きだから。
心配で心配でしょうがなくて」

カイラ「ウソ・・・」

ミサキ「俺、カイラが好き。
俺と、付き合ってください」

カイラ「私で良ければ、
お願いします！」

ミサキ「めっちゃうれしい」

カイラ「私も」

クリスマス、
私たちの恋が実った
記念日です！

＊ｅｎｄ＊