幼馴染とクリスマス

CAST髙橋快空

作者：きむるな

2023.11.27

かいら「ごめん!!
クリスマスは
予定あるからパスで!!」

あき・あんじ「なに!?
クリスマスに予定!?
男の子!?」

かいら「まさか!!
幼馴染だよ～」

言えない・・・
まさかその幼馴染が
男の子だってことを・・・!!

言ってしまったら
めんどうなことになっちゃう・・・!!

私は、かいら。
ニコラ高校２年生。

私には、小学校から
高校まで一緒の幼馴染───
りょうがいる。

教科書の貸し借りとか
小さいことから仲良くなって

ふたりきりで
遊んでたりしたな～・・・

りょうと過ごす時間は
楽しくてしょうがない。

そんな気持ちは、
友達としての『好き』なのか
恋愛としての『好き』なのか
わからなくなっている。

自問自答ばかりしている日々に
正直もう疲れた!!

かいら（まぁ、毎日会ってるし
連絡とかも頻繁に取ってるし
私の中では答えは出てると
思うけどね・・・）

私は、りょうの幼馴染とか
親友じゃなくて
『彼女』になりたいんだ・・・

ぁぁ!!
クリスマスの神様である
イエス様!!

どうかこの私に
お力を貸してください～!!

・＊。・　クリスマス当日　・。＊・

りょう「かいら!!
おまたせ!!」

かいら「あ!!　りょう!!
遅かったねｗ」

りょう「すまんすまんｗ」

――――りょうと
過ごす時間は楽しすぎて
あっという間に過ぎてしまった・・・

これ・・・もしかして・・・
告るタイミング逃しちゃった・・・!?

りょう「もう遅いし
そろそろ帰るかー」

え・・・やだよ・・・
まだ帰りたくないよ・・・

かいら「・・・泣」

私は、りょうの
彼女じゃないんだ・・・

あくまでも
幼馴染なんだね・・・

りょう「・・・ねぇかいら。
幼馴染、やめない？」

かいら「え・・・」

りょう「・・・俺は、かいらが好き。
幼馴染としてじゃなくて
女の子として。
だから、俺の彼女になってください!!」

かいら「～～～っ!!
もちろん!!　喜んで!!」

りょうからの心のこもった告白は
最高の思い出＆
クリスマスプレゼントになりました/////

＊ｅｎｄ＊