ゲームの案内人＝恋人

CAST髙橋快空

作者：かりん

2023.06.02

私の名前は、髙橋快空！
今はゲーム中！
Nicolaっていうゲームだよ！

“ピロン♪”

─────────────────
　あなたをゲームの世界に
　案内します。
─────────────────

こんな
通知がきた。

快空「何これ?!」

“ビューーン”

いきなり
虹色に光っている穴に
吸い込まれた。

快空「うわぁぁぁぁぁぁぁ！」

？「うるっせーよ」

快空「だれ?!」

？「俺は、このゲームの案内人の
内田蓮だ」

蓮「お前には、このゲームを
実際に体験してもらう」

快空「これ、恋ゲーだよ?!」

蓮「あぁ。だからお前には
無理だろうと思ったから
俺様が一緒について行ってやるよ」

快空「はぁぁぁぁ？
１人でも行けるし（怒）」

蓮「そんなん言ってるうちに
ついたぞ。
今から落ちるから気をつけろよ」

“ビューーーーーーーーーーーーーーーン”

快空「いだい（泣）
もう少し別の方法
あったでしょ（怒）」

？「大丈夫？」

快空「え（固）」

まってまって?!
推しが目の前にいるんだけど?!
蓮に感謝感謝。

？「俺の名前は、犬飼太陽だよ！
よろしくね！」

快空「私の名前は、髙橋快空です！
よろしくお願いします！」

蓮「ちなみに言っとくけど
お前髪の毛、ぼさぼさだぞ」

快空「え?!　ガチ?!」

太陽「どうしたの？
いきなり大きな声出して」

蓮「ちなみに太陽には
俺の声聞こえないし、
俺のこと見えないから、
太陽からしたら、お前が
独り言しゃべってるように
見えてるぞ」

快空「えぇぇぇ?!」

太陽「さっきからどうしたの」

蓮「やれやれ。
少しは学べよ」

快空「ごめん」

太陽「とりあえず学校行こう！」

それからは毎日
太陽と楽しく
学校生活を過ごした。

でも、何かが足りない．．．。

先週、蓮とはぐれたから
話せてない．．．。

蓮と話したいよ！

私、おかしくなっちゃったな．．．。

蓮のこと好きなのかも。

そもそも太陽君は
推しってだけだったし、
恋愛とはちがったからな．．．。

・＊。・　学校の帰り道　・。＊・

蓮「快空！　見つけた！」

快空「蓮?!」

蓮「あぁ」

快空「やっと見つけた．．．。
ほら、家帰るぞ！」

蓮「それ、俺のセリフだわ」

・＊。・　家　・。＊・

快空「ねぇ、蓮！」

蓮「なに？」

快空「明日、
学校の屋上に来て」

蓮「ＯＫ」

・＊。・　次の日の学校屋上　・。＊・

快空「蓮、好きだよ！」

蓮「俺も」

快空「本当?!」

蓮「あぁ！」

快空「やったーー！」

私のゲームの案内人は
今日から恋人です。

＊ｅｎｄ＊