タイムスリップの奇跡

CAST髙橋快空

作者：りこちゃ

2023.09.14

関東大震災。
１００年前の日本。

私は、その１００年前に
タイムスリップしてしまったみたい。

制限日は、５日。
大震災の日に現代に帰る。

カイラ「痛たたっ！」

？「大丈夫？」

カイラ「貴方は？」

ユアン「僕、西ユアン。
君は？」

カイラ「私は、髙橋カイラです。
新潮中ってどこにある？
てゆーか、新潮中ってある？」

ユアン「君、
この辺の子じゃないよね。
珍しい服も着ている。
引っ越して来たの？」

カイラ「まぁ、家族はいなくて」

ユアン「じゃあさ、
僕んちおいでよ」

カイラ「ありがとう！」

・＊。・　ユアン邸にて　・。＊・

カイラ「（ユアンくん優しいな、
好きになっちゃった。
でも、もうすぐで帰っちゃうよ）
この気持ちは、ユアンくんに
知られちゃいけない！」

ユアン「じゃあ、カイラちゃん、
この和室使って過ごしてね。
僕の部屋は隣だよ。
姉ちゃんのお下がりの
一等の着物でよかったら、着てね。
姉ちゃんの化粧道具とラジオ」

カイラ「ありがとう！
（ユアンくんにキュンとしちゃう！）」

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

そして、５日目。

ユアン「カイラ！
俺、カイラが好きだ！」

カイラ「私も、
ユアンくんが好き！」

・。・:・°・。・:・°・。・
:・°・。・:・

私は、現代に戻っていた。

ユアンくんにもう会えない。
寂しい。

気づくと、そこは学校だった。

ユナ先生「転校生が来ますよ！
西ユアンくん」

ユ、ユアンくん!?

ユアン「西ユアンです。
僕、席はカイラの隣で！
カイラ！
迎えに来たよ！
やっと追いついたよ！
僕のカイラ」

１００年前のユアンくんと
同じ笑顔。

タイムスリップの奇跡。

＊ｅｎｄ＊