君と私と運動会

CAST髙橋 快空髙橋 快空

作者:ピピ子

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.09.29

・・・ピピピ・・・ピピピ・・・
ピピピピピピピ。





うるさい!!!





・・・あれ? 7時半・・・
なんだ、まだ7時半か・・・って、
7時半!!!!!????





ヤバイ!! 遅刻する!!





カイラ「お母さん、行って来ます!!」









― 学校 ―





はぁ、はぁ・・・
ギリギリセーフ・・・・





みなさんおはようございます、
カイラです!!





「今日もギリギリだったね」





この子はアンジ。私の心友です。
クールでかっこいい!!





カイラ「ハハハ、
運動神経抜群だから(笑)」





アンジ「カイラ、女子力低すぎ。
かわいいのにもったいない」





カイラ「それを言うなら、
アンジもでしょ!」





「お前は本当に、
女子力低いな」





この人は、
懸樋オオゾラくん。





中学の時から一緒だったけど、
私はあまり好きじゃない。





クールで意地悪で・・・
私が1番苦手なタイプ。





カイラ「いいの!!
これが私だから」





オオゾラ「なんだそれ・・・」





だって、
男子苦手なんだもん・・・





女子力高くしたら、
男子から注目されるじゃん。





エイト「おはよー!
ったく秋なのに
朝から暑いね~!」





この人は、河島エイトくん。
アンジの幼馴染みです。
そして、アンジと両想い!!





カイラ「そういえば、
もうすぐ運動会だね!」





アンジ「運動会の実行委員決めるって
先生が言ってた」





オオゾラ「もうそんな時期か。
実行委員とか面倒くさ」





エイト「楽しみだなぁ!
運動会、がんばるぞ!」















― 放課後 ―





先生「おい、誰も
実行委員の立候補いないのか?
このままだと、
帰りがどんどん遅くなるぞ」





実行委員か・・・
悪い気はしないけど
面倒くさいなぁ・・・





・・・でも、
新しいことを始めるのも
悪くないか!!





カイラ「先生、私やります!」





先生「そうか。
じゃあ女子の実行委員は
髙橋で決まりだな。
あとは男子の実行委員だけだ。
他にいるか?」





オオゾラ「俺、やってもいいよ」





懸樋くん!!





てか、面倒くさいって
言ってなかったっけ?





先生「よし、じゃあその2人は
放課後残って、
スピーチ考えとくように。
では、解散!!」





エイト「オオゾラ、なんで
立候補なんかしたの?」





オオゾラ「帰りが遅くなるのが
嫌だったから」





そんなことだろうと
思った・・・





まぁ、いいけど。





カイラ「がんばろうね、懸樋くん!!」





オオゾラ「おう」





カイラ「なんか、
思ったより難しいね・・・」





オオゾラ「俺出来たよ」





早っ!!
でも、ちゃんと出来てる・・・





カイラ「よし! じゃあ後は
練習するだけだね」





ゴロゴロゴロ・・・・・
ピカーン!!!





オオゾラ「雷だな・・・・」





カイラ「懸樋くん・・・助けて」





オオゾラ「どうした?」





カイラ「雷とか・・・苦手なの」





隼(近っ!! こいつ、
雷とか苦手なんだな・・・)





オオゾラ「大丈夫、こっちおいで」





え?
ちょ、懸樋くん、なんで~!!!





(オオゾラがカイラを
胸のほうに抱き寄せる)





オオゾラ「これなら怖くないだろ?」





カイラ「う、うん・・・ありがと」





なんか、意外と優しい・・・





てかなんで私、
ドキドキしてんだろ?















― 帰り道 ―





カイラ「もう大丈夫! じゃあね」





オオゾラ「おう」





なんかビックリ・・・
懸樋くんがあんなに
優しいなんて。





てか、まさか私・・・
懸樋くんのこと、好き!?















― 運動会まで、あと7日 ―





私は昨日のことを、
すべてアンジに話した。





アンジ「あんな奴の
どこがいいのか分かんない」





カイラ「うん、私も分からない」





アンジ「なにそれ。
じゃあ思い切って、
運動会当日に告白してみたら?」





こ、告白? 私が?
そんなの無理だよ~!!





・・・・いや、
こんなに下向きなんて、
私らしくない!!





カイラ「分かった。
リレーでアンカーの私が
1抜けしたら、
告白するよ!」





オオゾラ「誰に告白するの?」





カイラ「べべべ別に!!」





オオゾラ「なにあれ・・・」















― 運動会まであと3日 ―





はぁ・・・思い切って
アンジに言っちゃったけど、
どうしよっかな?





でも、言ったからには
ちゃんと告白しなきゃ!!





アンジ「カイラ、体育だよ」





カイラ「はっ!
すっかり忘れてた」





今日はリレーの練習だよね。
よし、がんばろ!!





先生「いちについて・・・
よ~い、ピー!」





懸樋くんは私の前か・・・
応援しなきゃ!!





カイラ「懸樋く~ん!
がんばれ~!!」





Aチームは4位か・・・
でも大丈夫!!





オオゾラ「髙橋、後はまかせた!!」





カイラ「絶対1位になるから!
まかせて!」





オオゾラ「お、おう」
(赤くなる)





ビュン・・・・





先生「Aチーム、優勝です」





やった~!





オオゾラ「ごめんな」





カイラ「え? なんで謝るの?」





オオゾラ「俺がみんなの分
リード出来なかったから・・・」





カイラ「そんなの全然気にしないで!
てか、勝ったんだから良いじゃん!」





オオゾラ「そ、そか・・・」
(赤くなる)





オオゾラ「てか、お前早すぎ(笑)」





カイラ「体育は得意だから!
この調子で、本番もがんばろ!」





オオゾラ「そうだな」















― 運動会当日 ―





よし、運動会当日だ!





なんかいろんな意味で
緊張する・・・





・・・・





アンジ「カイラ、
顔赤いけど大丈夫?」





そういえば、ちょっと
風邪っぽいかも・・・





カイラ「大丈夫!!
でも一応
保健室寄って行くね」





アンジ「うん」















― 保健室 ―





う~ん、37度か・・・
まぁ微熱だから大丈夫だよね!!















― そして運動会が始まった ―





クラクラ・・・・





ヤバイ・・・
熱上がってきたかも・・・





エイト「お前、どうしたの?
そんなにフラフラして」





アンジ「やっぱり具合
悪いんじゃない?」





カイラ「だ、大丈夫!!
それよりもう
リレー始まるから行こ」





先生「いちについて・・・
よーい、ピー!!」





よし、良い感じだ!!
もう出番だ! 行こう!!





オオゾラ「髙橋!!」





カイラ「うん! まかせて!!」





ちょっとクラクラするけど・・・
大丈夫!!





先生「優勝は、Aチームです」





また・・・
勝てた・・・・





あれ? なんか・・・
さっきよりクラクラ・・・
してきた・・・





オオゾラ「高橋・・・
高・・・橋・・・・
髙橋!!」















*・.*・.*・.*・.*・.*・.*・.*・.*・.*・.*





はっ!! あれ?
ここは・・・保健室?





私どうして
こんなところに・・・?





オオゾラ「もうちょっと休めば
大丈夫だって」





カイラ「もしかして・・・
懸樋くんがここまで
運んできてくれたの?」





オオゾラ「うん・・・倒れた時は
ビックリしたけど」





カイラ「ありがと・・・」





てか、
告白すること忘れてた!!





しなきゃ、今すぐ・・・





オオゾラ「あのさ・・・」





ビ、ビックリした・・・





カイラ「なに?」





オオゾラ「俺、お前のこと好きだよ」





カイラ「え・・・・?」





オオゾラ「付き合ってほしい!」





カイラ「わ、私もあの、えっと・・・」





なんか・・・
涙が止まらないや・・・





オオゾラ「泣かないで・・・
泣いてる顔は見たくないから」





カイラ「私も、好きです」





こうして私達は
付き合うことになった。





そして、私の男嫌いも
すっかりなくなっていました。





最高の運動会だね★







― おまけ ―





エイト「俺、アンジのこと
昔から好きだ!
俺と付き合ってほしい」





アンジ「うん・・・私も好き」







*end*

*ニコ学名作リバイバル*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。

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