イルミネーションみたいな君へ

CAST髙橋 快空髙橋 快空

作者:えり

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.09.23

私は、カイラ!
高校1年生。





マンガみたいな
恋に憧れるけど、
私には無理って思ってる。





「カイラ!
今日部活ある?
ないなら一緒に帰ろ」





その声に
私は素早く振り向いた。





私の好きなリョウ。





隣の席になってから
どんどん仲良くなって、
気づいたら好きになってた。





「ごめん、今日
部活あるから・・・」





私は落ち込みながら
答える。





「そっか、残念だなぁ・・・
話したいことあったのにー」





そう言って
彼は早足で帰ってく。





話したいことって
何だろう?





見当もつかない。













・*。・ 翌日 ・。*・





そのことを
親友のユズに話した。





「絶対脈ありだって!
ってか、脈ありどころか
好きかもよ?!」





もしそうだとしたら、
嬉しすぎて
おかしくなっちゃう!





でも、そんなの有り得ない。





「告白しちゃえば?
最近いい感じだなって
思ってたしー!」





え、周りから見ても
いい感じに見えてるの?!





すごく嬉しい。





けど、自信なんて
全くない。





「さすがに勇気ないよー。
自信もないし」





「大丈夫だよー!
やらない後悔より
やって後悔、でしょ?」





そう言われて少しだけ
勇気が湧いた。













・LINEにて・





「カイラー
クリスマスにイルミネーション
見に行かね? 2人で」





私は、驚きすぎて
スマホを落としそうになった。





2人でって、何?!
デ、デート?!





もちろん私はすぐに、
行けるよーと返した。













・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





そしてクリスマス。





イルミネーションはすごく
綺麗だった。





想像をはるかに超えて
綺麗すぎて、
息をするのを
忘れかけたくらいだ。





でも、リョウがかっこよすぎて、
正直イルミネーションより
リョウのことを見てた時間の方が
長かった。





リョウの目に映る
イルミネーションは
今まで見た何よりも綺麗で、
ずっと見ていたかった。





「そろそろ帰るか!」





私は、急に寂しくなった。





こんなにかっこよくて、
イルミネーションより
キラキラしてるリョウを
冬休みが終わるまで
見れないなんて無理!





「じゃあ・・・バイバイ」





ちょっと
落ち込みながら
私は言った。





「ねえ、ちょっと待って。
俺、カイラが好きだ!
好きじゃなかったら
イルミネーションなんて
誘わないよ。
俺と付き合って?」





私の答えなんて
もうとっくに決まってた。





「はい、私も好きです/////」













・*。・ 1年後 ・。*・





2人で去年と同じ場所の
イルミネーションを
見に行った。





「記念日は毎年、
イルミネーションな!」





「うん、イルミネーションが
私達を繋いでくれたもんね!」





私達はイルミネーションとともに
今年もクリスマスを終えた。







*end*

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