ハプニングはLOVEの予感?!

CAST髙橋快空

作者：ひとこ

2023.09.17

私、カイラ！
おしゃれ大好きな、
高校３年生だよー！

ちなみに、私には
好きな人がいて・・・

それは、
同じクラスの
ユアンくん。

イケメン、
運動神経抜群、
成績優秀、
三拍子そろった
学年一モテる人。

私は一応
一軍女子ポジを
保ってるけど、

ユアンくんの視界に
入ってるかは、正直不安。

告らないと
取られちゃうかも！

でも、恥ずかしいし
ムリ・・・

どうしようかな。

・＊。・　翌日　・。＊・

ユズ「カイラ、おはよー！」

カイラ「ユズ、おはよー！」

この子は、私の大親友のユズ！

小学校からずっと一緒で、
恋バナとか
しょっちゅうする仲なんだー。

ユズ「あっ！　カイラ、
ユアンくんだよ」

カイラ「ホントだ！」

今日もかっこいいなー。

カホ「ユアン、おはよ」

ユアン「はよ」

ユズ「カホ、超ムカつくんですけどー！
カイラ、気にすることないからね」

カイラ「うん・・・」

カホちゃんは、ウワサでは
ユアンくんのことが好きらしい。

まあ、見てたら分かるけどね。

一応一軍だけど、
私たちとは違うグループ。

私はちょっと苦手かな。。

なんて考えていたら、
ユアンくんが私の真ん前に
立っていた。

ユアン「カイラ、おはよう」

カイラ「ユアンくん、
おはよー！」

朝から話せるなんてうれしー！

ユアン「急だけどさ、
もし良かったら
４時限目の理科のペア、
一緒にやらない？」

カイラ「もちろん！
よろしくね！」

ユアン「じゃ」

カイラ「うん。じゃぁね」

ユズ「カイラー。
こりゃぁ脈アリですわね」

カイラ「いやー。
そんなことないよ」

ユズ「いやいや。
アイツは普段は女子に対して
超塩だんだから。
話しかけてもらってる時点で
特別扱いだよ」

カイラ「えー、、」

カホ「・・・・・・」

・＊。・　４時限目　・。＊・

ユアン「カイラ、よろしく」

カイラ「こちらこそ、
よろしくね」

そして、順調に
作業は進んでいき、
片付けの時間になった。

カイラ「じゃあ、私は
このフラスコを戻してくるね」

ユアン「うん」

理科室を歩いていると、
急に誰かの足が
私の足に引っかかった。

カイラ「きゃぁ!!!」

どうしよう、
フラスコ割ったらケガするし
みんなに迷惑かける・・・

あぁ、もう駄目だ。

ユアン・ユズ「カイラ!!!」

ガッシャーン！

ガラスが割れた音がする。

あれ、どこも痛くない。

どうしたんだろう、私。

カイラ「!!!!!!」

目の前には、
私をかばって倒れた
ユアンくんがいる。

カイラ「ユアンくん！　大丈夫?!
ごめんね、私の不注意で!!」

ユアン「大丈夫、
幸い誰もケガしてないし」

カイラ「よかったー」

はぁ。一安心。

ユアン「それよりカホ。
お前ふざけんじゃねぇ」

カホ「!!!」

ユアン「俺、見てた。
フラスコもって歩いてるカイラを
嫌そうに見つめながら
足駆けてるとこ」

カホ「そんな・・・なんで・・・」

ユアン「お前、カイラが
ケガしてたら
責任とれてたのかよ」

カホ「私、そんなつもりじゃ
なかったの。
ユアンと仲良さそうにしてる
カイラが許せなくて、
嫉妬しちゃって・・・
２人ともごめんなさい！」

カイラ「顔あげて！
嫉妬しちゃうのは分かるし、
仕方ないことだから、
これからもうしないって
約束してくれるなら許してあげる」

ユアン「俺も」

カホ「うん。
もう２度としない！」

カホちゃんは
ちゃんと謝ってくれた。

許してあげよう。

・＊。・　放課後屋上にて　・。＊・

ユアン「カイラ、大丈夫？」

カイラ「うん。
本当にありがとう」

そう言ってニコッと笑う。

すると突然、ユアンくんに
抱きしめられた。

ユアン「好きです。
俺とつきあってください」

カイラ「私で良ければ、
よろしくお願いします！」

ユズ「２人とも、おめでとー！」

カイラ「ユズ、見てたの?!」

ユズ「もちのろん」

ユアン「恥ず」

カイラ・ユアン・ユズ「（笑）」

ハプニングが
私たちの恋を実らせました！

＊ｅｎｄ＊