アイツと私と雨と

CAST髙橋 快空髙橋 快空

作者:ルルナミノ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.03.19

私、髙橋快空!
中学3年!





とっーーーーても
雨が大嫌いな女子ですw





でも、突然
その大嫌いな雨は





私にとって
かけがえのないものに
変わって行く、、、











・*。・ ある日の雨の日 ・。*・





あぁなんで
雨やねん悲しいわー!





「快空ーおっはよ~!
今日は、快空の大嫌いな雨だねw
乙w」





ムゥぅ
ムカつく!





私の友達アキは、とっーても
信頼できる親友だけど、
たまーにムカつくw





「教室いこー」













*...・・・*...・・・*





授業が終わって帰り───、、、





あ! ヤベェ
傘忘れちゃった。
どーしよ(アセアセ)





アキは用事があるって
先帰っちゃったし
どーしよ。





え~
マジでどーしよ?





濡れて帰るのも
嫌やしやなぁー
うーん。





「あ、髙橋ー
お前どーしたん?
傘忘れたんか?
乙やんw」





「は? うるさいわねぇ」





こいつは久野渚夏、
小学から一緒の
いわゆる幼馴染で
腐れ縁ってやつだ。





「しょーがねぇなぁー」





「え?」





「この渚夏様が
お前を傘に入れて
あげようじゃないかー!」





「え! いいん?
ありがとー
傘に入りまーす」





え? 待って。
これ今考えたら
普通に相合傘やん。





え?
渚夏はなんも
思ってないんかなぁ?





ていうかコイツ
こんなに
でかかったっけ?





なんかたくましいΣ(’’)





今年はクラス離れたから
あんまり話して
なかったんだよなー。





「ん?」





「なんだよ。
人の顔をジロジロと」





「え? あ、ごめん」





「それよりもっと
くっつかな濡れるぞ?」





「え、もっとって」
(ドキッ)





え?
何このドキッって?





今私コイツに、、、





え? さすがに
ただの幼馴染だし
ないないない。













・*。・ 翌日 ・。*・





「えー今日から
うちのクラスに
転校生がきた」





誰だろう?
女子かな?





女子やったら速攻で
仲良くしよw





まぁ男子でもいいや。





「入ってこい」





「初めまして。西優行です。
これからよろしくお願いします。
仲良くしてくれると嬉しいです!





な! なにあの
イ、イケメン男子は!





「えーじゃあ
西の席は髙橋の横なー」





(えー! 隣じゃん!?
これはアピールして
自分のモノにするべきね)





「よろしくね、優行くん」!





「よろしく!(ニコッ!)」





(うっ神々しい)





それから私は1週間
アピールを続けた、、、













・*。・ 1週間後 ・。*・





「ちょっといい?
髙橋さん?」





「うーん? なに?」





は! まさか
こ、このシチュエーションは!





「俺さ、元気で明るい
髙橋さんが好きだ!
俺と付き合ってください!」





「はい! もちろん!」













・*。・ 帰り道 ・。*・





「よう、髙橋!」





「あ!」





「お前、西と
付き合ったんだってなー!
良かったじゃねぇか!
あ、今待ち合わせ中?
ごめん邪魔したw
んじゃまた明日ー」





「え、あ、また明日」
(ズキッ、)





(え? 何
このズキッって。
嬉しいはずなのに)





そうして
私の学園ライフは
さらに楽しくなる
はずだったが、、、













* ある日の雨の日の帰り道 *





(あ! 優行だ!)





「優行! 帰ろー
ってえ? 誰その人?」





「あー、彼女」





「え?
私が彼女じゃないの?」





「お前さ、俺のタイプじゃ
なかったんだよねー。
昨日一緒に帰ったとき分かったけど、
お前ばっかし喋ってw
俺がお前に惚れてるとでも思った?
お前はただのおもちゃだよw 行こ」





「元カノさん、乙でーす!(クスッ)」





「え? なんで。
うわーん(´°ω°`)」





やっぱり雨のせいだ、
雨は私のことが嫌いなんだ。





「おい、お前
どーしたんだよ」





「っ渚夏っ、見ないで!」





「どーしたんだよ」





「フラれたの、
私は優行にとって
ただのおもちゃだったんだよ。
もうほっといて」





「好きな女
ほっとけるわけねぇーだろ?」





「え? 好きって
どういうこと?」





「俺さ、お前のことさ
ずっと好きだったんだよ、
お前の陽気さが。
今言うのもフラれたところを
つけ入るみたいで
カッコ悪いけどなw」





「ぜ、全然カッコ悪くない」





「え?」





「今渚夏は、私にとって
めちゃカッコいい存在だよ!
さっきフラれたばっかだけど
私、渚夏と付き合いたい!
実は優行と付き合ったときも
ちょっと胸が痛かった。
私、本当は、渚夏と相合傘した時から
渚夏が好きだったんだと思う!」





「フッ、なんだよそれw
じゃあ付き合うか、
よろしくな快空」





「うん!」





こうして
私が大嫌いだった雨は





私にとって
かけがえのないものに
変化したのでした。







*完*

Like

この物語に投票する

髙橋 快空が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

おススメ!おススメ!

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!