雪と太陽

CAST髙橋快空

作者：りの

2022.10.12

今日も私は
雪の女王と言われている。

ルキ「みて、
また髙橋さん１人でいる」

ゆなな「だよね、、、
話しかける???」

ユズ「まぁいいでしょー！
髙橋さんにも
髙橋さんの
世界があるんだしーっ！」

いや、
話しかけてほしい。

いや、
話しかけようかな。

でもなぁ。

なかなか私は
行動に移せなくて、、、

でも、もっと友達
作りたい!!!!
青春したい!!!

その時！

タイヨウ「お前ら
うじうじせずに
はなしかければいいじゃん！」

カイラ「えっ、、、」

タイヨウ「その方が
髙橋も馴染みやすいと思うし、
髙橋も、なんかあったら
俺に言ってよ！」

カイラ「、、、
ありがとうございます！」

タイヨウくんなら、
相談乗ってくれるかもしれない！

カイラ「あのっ、
タイヨウくん！
ちょっといいですか」

～～～～～　屋上にて　～～～～～

カイラ「あのっ」

タイヨウ「うん」

カイラ「私、もっとみんなと
話したいんですけど、、、
タイヨウくんは、どうやったら、
はなせるとおもいますかっっっ！」

タイヨウ「っっっあはははは!!!」

カイラ「そんなに
おかしいですか?!」

タイヨウ「屋上に呼び出して、
余命宣告とかされると思った笑笑」

カイラ「なんで
そーなるんですか?!」

タイヨウ「いや、
そのままでいいよ、カイラは！
そのままで十分面白い！
そのままルキとかに
話しかけに行きなよ！」

カイラ「関谷さんに?!
恐れ多い、、、！」

タイヨウ「大丈夫！
ああ見えてあいつ
いいやつだから！」

カイラ「私、関谷さんたちと
話してみたい！」

タイヨウ「その調子！
全然雪の女王じゃないじゃん！
むしろぎゃく！
面白い！」

カイラ「頑張ります！」

～～～～～　教室にて　～～～～～

カイラ「関谷さん!!!
これから関谷さんたちと
いっぱい話したいです!!!」

ルキ「あはははっっっっ!!!
なにそれ笑
面白すぎて！
私もこれから話したいな」

ゆなな、ユズ「ねっ！」

ルキ、ゆなな、ユズ「これからよろしくね！」

ゆなな「ていうか、
ぜんぜん雪の女王って
感じじゃない！
話してみたら」

ユズ「それな！」

カイラ「そうですか?!」

ルキ「もうタメ口でいいのに！
カイラ！」

カイラ「はい！
じゃなくて、わかった！」

カイラ、ルキ、ユズ、ゆなな
「あはは!!!」

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

それからしばらくたった。

恋バナをしていた時。

ルキ「でっ！
タイヨウのことは
どう思ってるの？
カイラ！」

カイラ「おんじん！
でも、タイヨウくんが
他の人のこと話してると
むずむずするっていうか」

ユズ「もうそれ、、、」

ルキ、ゆなな「恋じゃん！」

カイラ「そうなのかな」

その時、気づいた。

自分がずっと、
助けてもらった日からずっと
タイヨウくんのことを
考えているということを。

カイラ「私、タイヨウくんの
ことがすき！」

ルキ「そうと決まれば！
すぐ告白しちゃいなよ！」

カイラ「うん！
タイヨウくんのところに
行ってくる！」

私は、勢いよく
教室を飛び出した。

タイヨウくんどこ？

屋上にいるかも！

カイラ「あっ！
タイヨウくん!!!!」

そこには
タイヨウくんがいた！

タイヨウ「カイラ、どうした？
そんなあわてて」

カイラ「今すぐタイヨウくんに
伝えたいことがあってきたの！」

風がスカートを
なびかせる。

カイラ「私、あの日
救われた時からずっと
タイヨウくんのことが
好きなんだなって気づいたの！
私はタイヨウくんのことが好き！
付き合ってください！」

タイヨウ「それ、
俺も言おうとした！
俺でよかったら
お願いします！」

この前までずっと
雪の女王と思われていた私は
タイヨウくんで救われた。

次は、私がタイヨウくんを
もっと救えるようになりたい！

こうして、
雪の女王だった私は
タイヨウくんという太陽に
照らされて、
雪を溶かすことができたのでした。

＊ｅｎｄ＊