自分の力で

CAST髙橋快空

作者：みず

2023.07.15

こんにちは！
私は、かいら！

突然だけど
私には好きな人がいる。

それは、りょうすけくん！

成績優秀、スポーツ万能で
サッカー部のモテモテの
イケメンで
私の幼なじみなんだ！

でも、りょうすけくんには
好きな子がいるらしい。

そこで、みんなは
諦めたりアピールしたり
するんだよね・・・

でも、私は違う。

私は、ある超能力が使えるの。

それは・・・

誰かを自分のこと、
または他の人のことを
好きにさせる超能力。

でも、これは
２回しか使えないの。

でも、この前友達を
成立させるために
使っちゃったから、あと１回。

それは、自分に使おうと
決めている。

ゆず「かーいら！
また、りょうすけくんが
女の子に告白されてたよ!?
まだ何もしないわけ!?」

かいら「んー・・・
もう魔法使っちゃうか！」

ゆずも、魔法が使える
親友なんだ！

かいら「ゆずは、れんくんに
魔法使わないの？」

ゆず「んー、私はいいかな。
魔法の力で
成功させたくないって言うか、
自分の力で好きにさせたい！」

かいら「えー、そうなんだ・・・
たしかにそうだよね・・・
私も自分の力で何とかしてみる！」

かいら「りょうすけー！
数学、分からないところがあって・・・
放課後おしえてもらっても
いいかな？」

りょうすけ「うん！　いいよ！」

放課後教室　・・・・・・・・

かいら「んー、わっかんない!!」

りょうすけ「ここはこうだよ」

（肩があたる距離になる）

ドキッ///

りょうすけ「あ、ごめん・・・」

かいら「わたしこそ、ごめん！
そ、そういうふうに解くのかー!!」

かいら「（上目遣いで）
ありがとう!!」

りょうすけ「・・・/////
いいえ、」

りょうすけ「かいら、
数学いつも３０点だよな。
今回のテストで
７０点とらなかったら
おしおきな！」

かいら「えぇー!!」

そこから毎日
かいらとりょうすけの
勉強会が始まった。

・＊。・　テスト返却の日　・。＊・

かいら「やったー!!
８５点だぁー!!
りょうすけ!!
みてみて!!」

りょうすけ「わっ！
すっげえじゃん!!
よく頑張ったな!!」

かいら「りょうすけが毎日
教えてくれたおかげだよー！」

でも、もうテストが
終わったってことは
勉強会なくなっちゃうんだ・・・

ズキンッ

もっとりょうすけと
一緒にいたかった・・・

りょうすけ「かいら!!」

かいら「りょうすけ!?」

りょうすけ「おれ、
勉強会終わっても
ずっとかいらと一緒にいたい。
付き合ってください！」

かいら「お願いします！」

・。・:・°・。・:・
°・。・:・°・。・:・°・。

かいら「ってことがあってー!!」

ゆず「よかったじゃん!!」

かいら「ありがとう。
ゆずも、れんくん頑張ってね！」

ゆず「あれ？
言ってなかったっけ？
私もれんくんと
付き合うことになったから！」

かいら「えぇー!!
そうなの!?」

――恋に超能力なんていらないよね！――

＊ｅｎｄ＊