現実世界でもあなたと

CAST髙橋 快空髙橋 快空

作者:まーこ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.04.16

こんにちは、カイラ。





私は失恋した。
エイトに。





でも、諦められない。





諦めたいのに、どうしても
諦められなくて、つらい。











・*。・ ベッドの上 ・。*・





私の意識が
はちみつみたいに
溶けていく。





「・・・ここ、どこ?」





私は、知らない場所に
来ていた。





綺麗なところ。





でも、綺麗すぎて、
逆に怖くなる、不思議な場所。





??「あー、起きた?」





誰?
すると彼女は、私の疑問を
見抜いたかのように





「私はルナ。
ここに住む番人よ。
そして、妖精」





妖精?





ルナはまた、私の疑問を
読んだかのように話した。





「私は、人間だったけど、
選ばれたの。番人に。
そして、人の願いを
夢の中で1個叶えたら、
人間に戻れるの」





衝撃の事実。





ルナは
「ああ、人間に戻りたい・・・」
と、泣きそうになって
私に言った。





初めは淡々とした、
まるで人形のようだったので、
私は少し驚いた。





「あなたの、ねがいを教えて」





私は、言った。





「エイトと、付き合いたい」





するとルナは、
片眉をあげて、





「『エイト』とは?」





と、聞いてきた。
私はルナに、事情を伝えた。





ルナは、





「そう。でも、これは
夢の世界だということを、
忘れないでね。
現実では、あなたの願いは、
叶わないから」





と言って、何やら
おまじないを唱えた。





すると、
意識が遠のいていく。





「いってらっしゃい」













──────────────
──────
──





そこは、学校だった。





エイトが
「言いたいことがある」
と、話しかけてきた。





そして、案の定
告白されて、
付き合うことになった。





エイトは私を
誰よりも大切にしてくれる。





私は夢の世界だということを
忘れていた。













・*。・ 1ヶ月後 ・。*・





私がエイトと話していると、
いきなり地面が離れていった。





なのにエイトは
それを気にしている
様子はない。





また私は、
あの場所に来ていた。





「おかえりなさい、
カイラさん」





ルナ・・・





ル「期限が1カ月だというのを、
忘れていたわ」





カ「ねえ、もう
あそこには戻れないの?」





ル「もう、戻れない。
でも、あなたが満足する方法は、
ある」





カ「それって・・・」





ル「至極簡単。
あなたが、現実で、
エイトさんと結ばれるのよ。
あなたが望むのは、
現実世界の恋人ではなくって?」





私は、はっとした。





ル「応援しているわ」





ル「いってらっしゃい。
また会う日まで」













*...・・・*...・・・*





私は、現実世界に戻っていた。





そして、わたしは
精一杯の努力をした。





エイトと
結ばれるためだけではなく、
自分自身のためにも、
自分磨きをした。





すると、





「俺、やっぱ、
カイラのこと好き」





エイトに、告白された。
そして、恋人同士になった。













・ ・ ・ ・ ・ ・





先生「今日は、
転校生を紹介します」





「白尾ルナです」





ルナ!?





すると、ルナは
わたしに向かって微笑んだ。





ルナは、人間に戻れたのだ。





私がエイトと
恋人になれたのは、
ルナのおかげだと思う。





今、私は
最高の彼氏と
親友にかこまれて、
とても幸せです!







*end*

Like

この物語に投票する

髙橋 快空が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

おススメ!おススメ!

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!