恋するカイラはせっかちさん

CAST髙橋快空

作者：まな

2024.01.16

私は、カイラ
中学３年生。

１０月に
このニコラ学園に
転校してきました。

カイラ「１１月や１２月は
冬休みとかで、なかなか
友達を作ることができなかったし、
もう１月だから
さすがに友達作ったほうがいいよね・・・」

アンジ「カイラちゃん、
卒業旅行のお金もう出した？」

カイラ「あ、やばい
出してなかった。
ごめん、いまだすね！」

バラバラバラ・・・

カイラ「あ、お金が」

レン「はい、どうぞ。
カイラって意外とドジだな」

アンジ「はいはい
ありがとう。
いつも一言多いんだから」

カイラ「でも、レンくんって
優しくてイケメ・・・」

アンジ「そうだ、
卒業旅行の班
決まってたりする？
よかったら私の班に入らない？」

カイラ「え、いいの？」

アンジ「じゃ、決まりね！」

そして私とアンジは、
友達になることができました。

＊．．．・・・＊．．．・・・＊

卒業旅行が終わり
落ち着いて来ると、
進路の話になってきました。

アンジ「カイラは、
どこの高校行く予定？」

カイラ「私は、新潮高校に
行く予定だよ！」

アンジ「嘘！
私と一緒だよ！
ちなみにほかは、
誰が行くのかな？」

カイラ「ウワサだと
レンくんが行くらしいよ！」

アンジ「え？　レンまじかー（笑）」

・＊。・　３月　・。＊・

先生「ほら席につけ、
今から最後の席替えするぞー」

カイラ「え、アンジとめっちゃ
離れてるんだけど（涙）
そして、私のとなりには、
レンくんが・・・」

実は、レンくんのことが
気になってるんだよね。

レン「よろしくな！」

カイラ「よ、よろしくね」

・＊。・　休み時間　・。＊・

アンジ「えーカイラ、
レンのこと好きなの？
私、カイラの恋なら
絶対に応援するからね！」

カイラ「でも卒業までには、
告白したいなー」

アンジ「でもシャノンも
噂では、好きらしいよ！
だから告白するのは、
早い者がちってこと」

カイラ「じゃあ思い切って
告白してみようかな・・・
ちょっと準備をしてくる！」

アンジ「カイラって
勢いがあるな」

・＊。・　帰り道　・。＊・

カイラ「うわー緊張してきた」

アンジ「大丈夫。深呼吸して」

カイラ「うん、言ってくる！」

カイラ「レンくん、
急にごめんね。
あ、あの・・・
ずっと好きでした。
付きあ・・・」

シャノン「レン！
一緒に帰ろ！」

カイラ「え・・・」

アンジ「あ、カイラ待って!!」

カイラ「え、もう
付きあっちゃってるの？
別にシャノンが
悪いわけじゃないけど」

私は悲しくて、
あの場から
走って帰ってしまった。

カイラ「アンジには、
悪かったな・・・」

・＊。・　次の日　・。＊・

私は、少し恥ずかしかったが、
勇気をだして
学校に行きました。

カイラ「あ、アンジ
昨日はごめん」

アンジ「そのことなんだけど、
２組のシャノンちゃんが
カイラと話ししたいって」

カイラ「え？　シャノンが？」

シャノン「あ、カイラちゃん
昨日は、びっくりさせちゃったね。
実は、私、レンの双子の妹なんだ」

カイラ「え？　そうなの！」

シャノン「てことで
改めてレンに告白してきなよ！」

カイラ「うん。ありがとう」

シャノン「行ってらっしゃい」

カイラ「あのう、
昨日はごめんなさい。
あらためて
私と付き合ってください」

レン「本当カイラは、
せっかちだなー
ま、そこがカイラの
かわいいところなんだけどなー」

アンジ「キャー
カイラ、やったね！」

シャノン「よ！
カップル成立おめでとう」

レン「おいおい
覗き見は良くないぞ！」

シャノン「ま、いいじゃん」

シャノン．アンジ「ふたりとも
末永くお幸せに！」

＊ｅｎｄ＊