勇気を出して

CAST髙橋快空

作者：あんなちゃんLOVE/////

2024.02.01

カイラ「あの・・・良かったら
LINE交換してもらえませんか？」

私は、カイラ。

中学生になってから
スマホ持ってる人が増えてきて
とうとう私も買ってもらえた！

明日学校で
アンジ、コハナ達と
LINE交換するつもり！

実はもう１人
交換したい人がいて・・・

それは、２年間
片思いしてきたハルトくん！

隣の席になってから
たくさん話すようになって
実は、結構仲良いの！

でもやっぱり、
LINE交換したい！
なんて言えないよぉ～（泣）

・。・：　学校　・。・：

カイラ「アンジ、コハナおはよー！
なんと、スマホ
買ってもらえましたー！」

アンジ・コハナ「えー！
おめでとぉ！
じゃあ、今日の放課後３時に
いつもの公園待ち合わせで
LINE交換しよ！」

カイラ「いいねぇ～!!　楽しみ！
あと、２人に相談があって・・・」

アンジ「もしかして、ハルトのこと？」

コハナ「LINE交換したいんでしょ？」

カイラ「え？
なんで分かったの?!」

アンジ・コハナ「だてに友達
やってませんから（笑）
ん～普通に『LINE交換しよ！』
って、言えばいいと思うけど」

カイラ「それができたら
苦労しないよ～（泣）」

アンジ「あのさ、
こうしない？（小声）」

コハナ「いいね！
誘うのはうちに任せて！（小声）」

カイラ「なんの話～??」

アンジ・コハナ「LINE交換
楽しみだね～って話！」

カイラ「あ～！　そうだね！」

・。・　放課後　・。・

カイラ「２人遅いなぁ～」

??「あれ？　カイラ？」

カイラ「え?!?!　ハルト?!
なんで・・・」

ハルト「コハナとアンジに
放課後３時に来てって言われて、
カイラは？」

カイラ「私はLINE交換するために
２人と待ち合わせしてて・・・」

ハルト「カイラ、
スマホ買ってもらったの？
良かったじゃん！
ずっと欲しいって
言ってたもんね（笑）」

カイラ「うん（笑）」

あれ？
木の後ろに２人がいる?!

ん！　なんか言ってる、

ガ・ン・バ・レ

だってぇーーー?!

もしかして
私がハルトくんと
LINE交換できるように
してくれたのかな・・・

ありがとう、２人とも！
私、頑張るよ！

カイラ「あの・・・良かったら
LINE交換してもらえませんか？」

ドキドキ/////

ハルト「もちろん！　てか、
今俺も言おうとしてたところ！」

カイラ「ほ、ほんとに?!
ありがと！
あっ、２人とも！」

アンジ・コハナ「カイラァァ！
おめでと!!」

カイラ「ありがと！
２人には、ほんっと！
感謝してる！」

ハルト「え？
何がおめでとうなのー？」

コハナ「も～ほんと鈍感だなぁ～、
まぁそのうち分かるよ（笑）」

ハルト「えー、何それ（笑）
気になるじゃん！」

アンジ「まあまあ、
とりあえずカイラ、
私たちとLINE交換しよ！」

カイラ「うん！　そうだね！」

・。・：　帰り道　・。・：

みんなとも交換できたし、
しかもハルトくんと交換できて
めっちゃ嬉しかったなぁ～！

ピコン

えっ!!!

ハルトくんからじゃん?!

なんて書いてあるんだろう・・・

えーと、

『今日LINE交換できてよかった、
これからもよろしく！』

うそっ、
嬉しすぎて溶けそう/////

こうして少しずつ
仲良くなっていき、

今ではおはよう、おやすみは
絶対お互い送ってます！

少しは進展してる気がするので
もう少し頑張ってみようかな！

覚悟しててね！
ハルトくん！

＊ｅｎｄ＊