恋のキューピッド大作戦!?

CAST髙橋快空

作者：あいなん

2022.02.15

ユズ「好きです！
付き合ってください！」

応援するはず
だったのに・・・

カイラ「待って！」

あの一言さえ
なければ・・・

こんにちは。
私の名前は
髙橋カイラ。

中学２年生の
特に目立つところがない、
平凡な女子中学生です。

ユズ「おっはー！
元気～？」

この子はユズ。
バレーボール部で
エースになり、
全国大会３位という
経験を残した、
すごい人物。

私の親友。

カイラ「おはようユズ。
元気だよ」

ユズ「へへ」

カイラ「ユズ
なんかすんごい顔
してるよ？
どうかしたの？」

ユズ「私ね・・・
好きな人
できちゃったの！」

突然のことに
驚いた私は、
あまりうまく
話せなかったと思う。

カイラ「へ、へぇ～！
誰なの？」

待ってましたと
いうかのような顔で
答える。

ユズ「ハアト君！」

ハアト・・・
私の幼馴染のハアト？

カイラ「２年１組の？」

ユズ「うん！」

やっぱりそうか。

カイラ「私、ライン
持ってるよ」

ユズ「マジ!?」

ユズ「ありがと！
私ね、
突然だけど
明日告白するんだ！」

カイラ「えっ」

ユズ「明日屋上に来てって
送ったから！」

ピロン

ハアト『分かった』

ユズ「キャー！
返事が来た！」

カイラ「よ、
よかったね」

ユズ「うん！」

・＊。・　授業中　・。＊・

あれ？
なんか集中できない・・・

先生「カイラさん。
ボーっとしては
いけません」

カイラ「す、すみません！」

・＊。・　次の日　・。＊・

ユズ「か、カイラ・・・？」

カイラ「ん？」

ユズ「その格好、
どうかしたの？」

カイラ「ああ、これ？
いや、別に」

私は今日、
すごくおしゃれな服を
着てきた。

それにユズは
驚いていた。

カイラ「私、なぜか
今日の放課後
校庭に
呼び出されてるから、
たぶん告白されるんだよね」

ユズ「なんでそんな
落ち着けるの!?」

カイラ「私、そんな
興味ないけど、
おめかしぐらいだったら
いいかな？　って」

ユズ「ま、いっか。
お互い頑張ろーね！」

カイラ「うん」

実は私、まだ
誰に呼び出されてるか
知らないです。

昨日の放課後、
靴箱に書いてあって。

・＊。・　放課後　・。＊・

ユズ「///」

ガチャ

ハアト「よう、ユズ」

ユズ「ハアト君・・・！」

ユズ「急に呼び出して
ごめん。
実は私、あなたのことが
好きなの」

ハアト「・・・」

ユズ「好きです。
付き合ってください！」

校庭からでも
聞こえるその声。

カイラ「・・・ま」

カイラ「待って！」

私は学校に入り、
屋上へと向かった。

カイラ「ハア、ハア・・・
ユズ、ごめん」

ユズ「？」

カイラ「私、ハアトが好き」

カイラ「もしかしてだけど、
あの手紙、ハアト？」

ハアト「正解」

ユズ「・・・！」

ハアト「俺も、
カイラが好き。
ユズ、ごめん」

ユズ「・・・泣」

カイラ「あのー・・・
なんか申し訳
ないんだけど・・・」

カイラ「私、その～・・・
彼氏いんだよね」

ユズ「！」

ハアト「う、嘘・・・
だろ・・・」

カイラ「言わなかったっけ？
レン君」

ユズ「ああ！」

ハアト「カイラ・・・
やっぱ俺、
ユズが好き！」

ユズ「ごめん、私
好きな人すぐに
変える人
好きじゃないんで」

ハアト「泣」

こうして？
私たちは元の生活に
戻った。

ハアトは、ね？
今も彼女探してます（笑）

＊ｅｎｄ＊